短編に挑戦!
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スタジオのソファは、結構落ち着く。
ギターを弾く時もお世話になる事が多い。
大森「…っ…あーっ!」
伸びをしながら元貴が近付いて来て、隣に座った。
若井「疲れてんね。」
大森「んや?…そうでも。」
そうい言いながらも、目を擦っている。
若井「眠そうだよ。」
大森「…ん…。昨日もあんまり寝てない…。」
忙しいのもあるだろうけど、不眠の質だと言う。でも、スタジオではよくソファで仮眠を取っている。
若井「スタジオで寝るからだよ。家のベッドで寝たほうがいいだろうに。」
俺に寄りかかってきて、もう半分寝ている。
大森「…。家だと…あんまり寝れ…ない…。」
若井「何でだよ。ソファより寝心地いいだろ。」
大森「若井と…涼ちゃん…いるから…。」
若井「…何言ってんだよ。」
可愛いこと言う。
とにかく眠そうだ。元貴は寝れる時に寝たほうがいい。
若井「寝れるなら寝たほうがいいよ。」
そう声を掛けてソファを明け渡そうと立ちかけると、服の裾を掴まれた。
大森「…そばに…いて…。」
若井「足伸ばして寝……」
大森「…zzz」
“…そばに…いて…。”
“若井と…涼ちゃん…いるから…。”
若井「俺と涼ちゃんいるから寝れるってか…。」
寄りかかって寝てしまった元貴を、俺の膝に頭が来るようにゆっくり倒す。
若井「あ…足…。」
伸ばしてやればいいんだけど、動けない体勢になった…。
どうしようかと考えていたら、
藤澤「若井〜!ここさぁ…」
若井「っ!しー!」
藤澤「!!」
涼ちゃんは思わず口を押さえた。
若井「涼ちゃん、元貴の足、伸ばしてやって。」
声を出さないようにコクコク頷くと、そっと靴を脱がして、ソファに足を上げた。
藤澤「家のお布団で寝たほうがいいのに。」
みんなそう思うよね。
若井「俺と涼ちゃんがいたほうが寝れるんだってさ。」
藤澤「なにそれ…可愛いかよ。」
若井「ね。」
二人で暫く、元貴の髪を撫でながら昔から変わらない寝顔を見ていた。
若井、藤澤「元貴…今は、ゆっくり寝なよ。」
…fin
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短編難しい…。
彼らの日常の一コマを甘く書いてみたかっただけ。
コメント
5件
こーゆーほのぼのしたの、かわいすぎるし読んでて幸せなる。。♡
かわいい…かわいい…………