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妖狐
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最強と呼ばれた五条悟には、実の弟がいた。
しかし彼は六眼も、術式すら持っておらず
五条家では「落ちこぼれ」と呼ばれていた。
彼を覚えている人間は、少ないだろう。
でも確かに彼は存在していて、誰かを救い
誰かを助け、誰かを守った。
彼は優しかった、馬鹿みたいに。
自分と同じ思いにに誰かをさせたくない。
みんなには幸せになってほしい。
その一心だったと思う。
彼は本当に優しくて本当に馬鹿だった。
良ければ、聞いてほしい。
彼の短い短いほんの少しの青春の話を。
コメント
3件
読み終わりました。「落ちこぼれ」──たった一言で片付けられてしまう存在の、その内側にはこんなにも深くて優しい感情があったんですね。誰かを救い、誰かを守り、それでも誰にも覚えられていない。その切なさと、それでも優しさを選び続けた強さに、胸がぎゅっと締めつけられました。彼の知られざる青春の話、続きがとても気になります。