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コメント
1件
だいすきです ..... 😭✨ 悪魔である rm さんに駄目だと分かってるのに近寄っていっちゃう天使 fu さんめちゃかわです 🥲💘 rm さんのフッ軽さの解釈が一致すぎて飛びました Kaki さんの絵も小説も素敵すぎます ...... 🥹💘 更新有難うございます😭💞
空から見下ろす街は、
いつも通り平和そうだった。
でも 俺の中はずっと複雑で
モヤモヤしていて 、
こんな毎日 、ほんとはうんざりなんだ。
「 ふうはや 、また浮かない顔してるけど
大丈夫 ? 」
大天使に気に入られてる天使 __ しゅうとが
声をかけてきた。
けど、俺は軽く手を振り答えた。
「 大丈夫だって 、ありがと 」
心配されるのも 正直めんどくさい。
そんな俺にだって少しは “欲望” がある 。
自由になりたい 、縛られたくない
___ でも、天使に欲望なんて許されない
地上に降りる許可をもらい 、
俺は人気のない路地裏に舞い降りた 。
今日の仕事はここまで 、もう戻る時間だ 。
その時だった
「 あれ、天使じゃん 。そんなところで
何してんの ? 」
聞き慣れない声に振り向くと 、
そこには真っ黒なフードを被った
明らかに “ そっち側 ” の奴がいた 。
綺麗な水色の髪 、角 、黒い羽 、特徴的な目
悪魔だ 。
… でも なんだろう 。此奴 、なんか違う 。
「え、なんで黙ってるの?俺、そんな怖い?」
「… なんだよ 、敵対種族なのに 話しかけてくるな 」
そう言いながらも 、俺は目を逸らせなかった
この悪魔 、目が笑っていた 。
「 え 〜〜 冷た 、俺はりもこん 。まぁ、
敵とか味方とかどうでもいいと思ってる派 」
呆れるくらい軽いやつ 。
でも、なんだかその軽さに少しだけ救われた気がした 。
あれから俺はあの悪魔と何度か会っていた 。
「 ふうはや〜! また来たの? 天使も暇だね 」
「 は、うるせぇ たまたま通りかかっただけ 」
口ではそう言っても 、自分でも分かってる 。
” たまたま “ なんかじゃない 。
毎日 、この路地裏に足が向くのは
りもこんがいるからだ ___ 。
「今日も人間助けてきたの ? 偉いね ー 」
「まぁ 仕事だからな 。お前こそ何してたんだよ 」
「 ん 〜 昼寝と おやつと 、あと
人間のカップル観察 ? 」
「 うわ 、最低だな 」
「 ひど! 笑 」
なんなんだこの悪魔は 。
軽くて自由で 何も縛られてない 。
それが羨ましくて妬ましくて 、でも
目が離せない 。
それから何日か経ったある日 。
いつもの場所に 、りもこんの姿はなかった 。
「 いない … 、」
いや、別にいいけど 。
ただの悪魔だし 、
いなくても俺には ___
「 ぅ゛、 くそ っ … 」
声がした 。 微かなうめき声 、
俺は反射的に音のした裏道に飛び込んだ 。
「 りもこん ?! 」
ボロボロの姿で 壁にもたれて蹲っている 。
左手から血が流れていた 。
「 え 、ふうはや … 来てくれたんだ ? 」
「 何があったんだよ !!! 誰にやられた ?! 」
「 ん ー と 、ちょっと調子乗って
天界の境界線のとこまで行ったら 兵に見つかっちゃって 〜 」
「 ばか っ !! 」
りもこんは少し驚いた表情をして俺を見た 。
俺はしゃがみ込んで 彼の腕に手を翳す 。
淡い光が傷口を包むと 、りもこんは目を細めた 。
「 やっぱ 天使ってすげぇな 、あったかい 」
「 … 。」
「ふうはやが怒ってくれるのも 、助けてくれるのも 俺は結構嬉しいんだよ ?」
「 え … 。 」
見なくても分かる くらい 顔が熱くなった 。
「 んふ 、かわいいね 」
「 は っ ?!黙って大人しくしてろ !! 」
でも … 。 この時 俺の中で何かが変わり始めていた 。
” 敵 “ だったはずの悪魔に こんなにも
心を動かされている 。
そして、それが「ダメなこと」
ということも誰よりも自分が分かっていた 。
いい感じに切ったのでは ?!?!
約 1600 文字 !!
半分に切った方が良かったかなこれ笑