。もう朝か。いつもより早く起きちゃったな
嫌な夢を見た。
兄が俺を恨んでいるかのような言葉を並べる夢。
怖かった、だけど兄が見れて嬉しかった。
お前を許さないと何度も
。そうだ今日は早めに出てゆきとの家に行こ
朝ごはんは自分で作った
フレンチトースト。
。そういえばお兄ちゃんと食べに行ったっけ
。…思い出さない方がお兄ちゃんは喜ぶんだろうか。
俺の家から学校は遠いい
30分くらいだ
だけどゆきとの家は近くにある。
。行ってきます
ゆきとの家に着いた
チャイムを鳴らした
走っているような足音。
すぐ扉が開いた。
ゆきとが逃げるかのように俺に抱きついてきた
×助けて…、
ゆきとの顔 足 手首痣があった
。走って
俺はとにかくそこから離れた方がいいと思っただから走った
家の中からゆきとの名前を怒鳴るように呼ぶ声がした
俺がゆきとの手を取って走っている間もゆきとは泣いていた。
後ろからしていた足音もしばらくしてなくなった
近くの公園のベンチに座り
ゆきとと話した。
×ありがと、
。いいよなにがあったの?大丈夫だよ誰にも言わないからさ。
×父さんさ、不機嫌で…パチンコ行って負けたらしいんだけどさ。殴られて
。そっか
×いいよなお前の家はそんなことない幸せだろうな、!
。…お兄ちゃんが居なくなったよ
×どういうことだよ、?
全てを話した。ここに来る前に怒ったことを。
ゆきとは全て話し終わったあと真っ青な顔でこっちを見てきた。
。だからもうどうでもいいんだ全部
×俺もどうでもいいよ、
。消えたい?
×うん、でもひとりは怖いよ…
。じゃあ俺と消えよっか
そう言うとゆきとは笑顔になった
どこまで追い詰められていたのだろう
。どこで消える?
×…昔母さんと父さんと行った海がいいな、そこさ、!ほんとに綺麗なんだよ!
。いいよ!行こっか!
×明日?今日?
。今日の夕方くらいはどう?
×絶対綺麗じゃん!いいよ!
。じゃあさそれまで色んな店行こ!
×でも俺金ないよ、
。俺のお小遣い全部使っちゃお!
×いいの、?
。いいよ!!ゆきとのためならね
俺たちの会話はおかしいと思うだけどいいんだ好きな人といなくなれるのなら
ほんとに好きになったから。
、、、