誰だろう
この国。
何となく、国って言うのは分かる。
軍服を着てて、どこか懐かしい感じ…
もう一国は、…どう言ったらいいのかな、…罪悪感?かなぁ…そんなものを感じる。
??「な、なぁ…本当に分からないのか、?」
???「ナチ…」
怖い。まだ僕のことも分からないのに。
ここはどこ?僕は、誰なの?…ナチって何?ぼくの名前?なんで知ってるの?_____
_____君たちは…だれ?
そういえば、ついさっき沢山の国がぞろぞろ入って来た。
名前は…なんだっけ、
長いのが二国、サングラスをかけていたのがアメ…なんちゃら、で、僕を憎んでいるような目で見てきたフランスパン…みたいな名前…だったはず。
みんな、覚えが無かった。だから、「誰?」って聞いたら、凄く驚いてた。そしたら名前を言って、すぐにどこかに行った。
しばらくして、この二国が入って来た。
おもいだせない。
あと少しで、頭につっかえていた記憶が、思い出せそうなのに。
ガチャッ
あ、お医者さん。
医者「ナチスさんは…記憶喪失だと思われます。車に跳ねられた時に頭を強打したことが原因かと、」
…僕は、事故にあったの?
キキィィィィィィ!!!
「ッ…」
変な…音ッ
思わず頭を片手で抑える。
痛い…痛、い?痛い、痛い痛い痛い!
頭が、体が、全身が!
「痛いッ…!」
声を抑えようとするけど、体の何処からか来る激痛を我慢することはできなかった。
「くっ…ゔぅ”、…」
あまりの激痛に薄れて行く意識の中、最後に見たのは心配そうに、または泣きながら僕を覗いてくる彼ら、そして、僕を必死に揺する赤い大きな国だけだった。
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医者から話を聞いていると、後ろから小さく、「痛い」と聞こえた。
まだ話している医者の事は無視して、すぐにナチの方を見た。俺が見たのは、目尻に涙を溜めながら、苦しそうに頭を抑えるナチだった。
頭痛か?すごく苦しそうだ
「おい!聞こえてるか!?」
そう声を掛けるが、返事は無い。
返ってきたのは、「くっ…ゔぅ”、…」と、更に苦しそうな声だけだ。
ただの頭痛では無い事は確かだ。
「ナチッ…ナチ!!」
必死に体を揺する。だが目を閉じてから数秒、どれだけ揺すっても目を開けなかった。
医者「…多分…ですが、事故の時の痛みが後から一気に来たのだと思います。」
「死んだ訳では無いよな、?」
医者「稀にショック死する人も居ますが、国となれば大丈夫でしょう。」
良かった…とその場に居た医者を覗く全員が胸を撫で下ろした。
医者「目を覚ますまで時間はかかると思います。もし何かあった時の為に、誰か一人でも良いので傍に居てくれる方が居ると良いのですが…」
日帝、イタ王、俺がすぐに手を上げた。
医者「では…そこ、三人で。お願いしますよ。何かあったらすぐに知らせてください。では」
他の奴らは仕事があるのか、医者と一緒に出て行った。
俺達はただ、眠っているナチを見ることしかできなかった。
コメント
3件
あ~神がここにいるんですけど(・o・;) ナチは大丈夫かな…
名前が長い国ってソ連とイギリスかな?フランスパンわかってるならあと少しで国の名前だ…!ナチの記憶がもとに戻りますように…