指紋は阿部以外に出なかった。
だが、鍵に指紋の一部が付いていたがこれぐらいでは誰の物か分からないと言われた。
それから、鍵には少量の樹脂が付いていた。
合鍵を作った可能性のあるとのこと。
目黒ー鍵を取り替えた方がいいね。
阿部ーすぐ手配する。
目黒ーこの時間じゃ、今日は無理だと思う。亮平くん、うちにおいで。
阿部ーごめんね、迷惑かけて。
目黒ー大丈夫。心配だから。
明日、鍵を取り替えてもらうことになった。
阿部は目黒の家に泊まることになる。着替えを持って明日の準備して目黒の車に乗る。
阿部ーなんか、気味悪い。
目黒ー楽屋荒らしに続いて家も誰かが入ったとしたら、もしかして狙われてるかも。
阿部ー俺が?
目黒ー楽屋に入った配達員が合鍵作ったかもしれないし。
阿部ー俺の家に入って、何か盗んだのかな?
目黒ー調べてないの?
阿部ーだって、怖いし現状維持が大事かなって。
阿部の家は今警察が調べているから入れない。
明日になったら報告があるだろう。
遅い晩ご飯を食べ、目黒に抱きしめられて眠った。
翌日。
警察から、盗られたものがないかチェックしてくださいと言われた。
阿部は部屋のあちこちを見て、確認していた。
目黒は、アクセサリーをまとめて置いてるところを見ていた。
目黒ー亮平くん、あのネックレスしてる?
阿部ーううん?
目黒ーないよ?
阿部ーえっ!
見てみると、目黒からもらったネックレスが無い。
その1本だけが無い。
誰が持って行った?
鍵を取り替えた。
一安心して仕事に行く。
ネックレスは気になるが、盗られたとしたらもう戻って来ないだろう。
新しく買ってあげると目黒は言う。
どんなに忘れ物が多い阿部でも、あのネックレスだけは大事にしてた。
それだけに、ショックである。
コメント
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やっぱりめめあべ最高