⚠そういう匂わせ
8割程度の太中と2割程度の
芥中でお送りします〜
太宰さんひでぇ…
芥川かわいそう…
中也天使←個人の感想
地雷さん純粋さんさよなら〜
ーー
………あの後、俺は結局、
芥川と共に一晩を過ごした。
行為中、ずッと芥川は、俺に、
好き、愛してる、
そう云ッた。
俺自身、
それはすんなりと受け入れられたし、
シンプルに嬉しかッた。
芥川は、俺をずッと、
ヒビ割れたお気に入りのグラスのように、
優しく、丁寧に扱ッて呉れた。
リスカのせいで傷だらけな俺の体に、
部分部分でキスをした。
やめろ、汚いぞ、と云えば、
貴方に汚いところなど何処もない、
と返された。
念入りすぎるまでに優しく解し、
痛くないか、
と30秒に1回聞きながら挿れた。
不思議と、その間は花を吐かなかッた。
………………芥川を好きに成れたら、
どれだけよかッただろう。
行為の後、俺が吐いたのは、
勿忘草とコリウス、アネモネ、紅い薔薇、
パンジー、黄色い水仙…
……私を忘れないで、
叶わぬ恋、
見捨てられた、
愛してる、
一人にしないで、
……愛してほしい。
………全部、俺が今まで吐いたことのある花。
………はは…未練タラタラじゃねェか…
叶わねェのに。
俺は、芥川に謝ッた。
ごめん、ごめんなさい、ごめん、と…
此処まで愛してもらえてるのに、
俺は彼奴を忘れられないのだ。
芥川は、少し悲しそうに笑ッて、
俺を抱きしめてくれた。
其の後、服を着て、
一礼をし、外に出た、。
玄関から物をどかす音が聞こえ、
扉が開く音がし、
………その瞬間、響いたのは、
パァンッッ!!!!!
銃声。
「………は…?」
嘘、なんで、
此処に、誰かが入ッて来られる訳……
急いで玄関まで行き、見ると、
腹を押さえて蹲る芥川と、
銃を持ッた太宰。
どッからどう見ても、
太宰が撃ッたのは確実だ。
「ッ!芥川ッ!!!」
「大丈夫か!?大丈夫かッ、芥川ッ!!」
そう必死に声を出し、駆け寄る。
玄関に物が集まり、
さッきまでドアが塞がれていたという事は、
芥川は之を予期して…?
太宰『安心しなよ、急所は外した』
太宰『ホラ、さッさと出て行ッて?
僕は中也に用事あるから。』
昔のような言葉遣いで話す太宰。
物凄く怖い。
殺されるのではないか、
という気分にすらなる。
物凄い殺気が、太宰からは出ていた。
芥川は、
軽い傷ではないだろうに、口を開いた。
芥川『お言葉ですが、
此れ以上中也さんを泣かせるなら
僕とて容赦は致しませぬ。
ポートマフィアが全戦力を掛けて、
貴方を赦さぬでしょう。』
「芥川ッ!いい、
喋るなッ!血が…ッ!!!!」
そう云いながら、
俺は芥川の傷口を布で覆う。
そんな俺を軽く一瞥し、
太宰は部屋の外に芥川を蹴り出した。
「ッ!!!!!!!あくたがッ!!!」
ガチャンッ
無情にも、ドアが閉まる。
太宰が後ろ手で鍵を閉めた。
「………ぁ……」
だめだ、怖い、怖い……
好きなのに、大好きなのに太宰が怖い。
ジリジリ近づいてくる太宰から逃げるように、
昨晩芥川と致した寝台まで
たどり着いたらしい。
視界に、花が映ッた。
太宰は、何も言わない。
しかし、花だらけな部屋に
違和感は覚えている様だッた。
ッ……まずい、吐き気…がっ…!、
俺は其の日、はじめて太宰の前で吐いた。
太宰の顔は、良く見えなかッた。
ーー
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……遅れました、すいません………
コメント
1件
うん、、、好きです、 今回も神作提供ありがとうございます!!最高過ぎて尊死する所でしたッ!次の投稿も楽しみにしております!!頑張って下さい!