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星屑の舞う夏の花

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星屑の舞う夏の花

5 - 消えていく星

♥

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2024年03月05日

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1日が終わり、帰りの時間。今日も、翔と光と私の3人で帰る。

しばらく3人で話しながら歩いていると、後ろから「由雪〜、光〜、翔〜」と、名前を呼ぶ声が聞こえた。

声のする方を見ると、美香がこちらへ走っていた。

「おぉ、美香か(笑)」

と、翔が言った。

「一緒に帰ってもいい?佳奈が今日お迎えみたいで💦」

と、美香が聞き

『いいよ〜 』

と、私たち3人は返した。

「じゃあ、2人組になる?」

そう、光が提案し、

『そうだね』

と、私たち3人は言った。

『グッパッショ!』

そう言って、2人組に別れた。私は、美香と組むことになった。

「修学旅行の班上手くいった?」

と、美香が聞き

「うん。上手くいったよ。 」

と、私は返した。

「美香は上手くいったの?」

と、次は私が聞いた。すると、美香は首を横に振り、

「上手くいかなかった。」

と、答えた。

「どうして?」

と、私がまた聞くと、美香は少し耳が赤くなった。もしかして、好きな子と離れてしまったのかと思い

「好きな子と離れちゃったの?」

と、聞いた。すると、

「え、分かっちゃった?(/// ^///)」

と、照れるように言った。

「うん(笑)耳赤くなってるから(笑)」

「え、うそ(笑)ハズー」

「で、誰なの?その好きな子って。」

そう私が聞くと、少し間が空いてから

「実は…、光君なの。」

と、顔を真っ赤にしながら言った。

「え、」

「だから…。あのさ、もう光君には近づかないで。」

そう言った美香の目は、少し怖く感じた。

「ねぇ、協力してくれるよね?」

私は美香の圧に負け、

「ぅ、うん!するよ!💦」

と、言ってしまった。

ーあー、やっちゃった。本当は、自分も好きなのに…もう、何してんの‼️

と、自分をバカバカしく思う。

「でさ。桜、光君と同じ班でしょ?だから、そこは仕方ないけど、用事がない限り近づかないで。後、帰りも翔と帰って。で、光君と私が近づけるようにしてね❤」

「うん。分かった(^_^;)」

「ほんとにやってよね。さもないと…分かってるよね?😏」

「う、うん。分かってるよ。」

そんな話をしていると、アパートに着いた。美香も私たちと同じアパート。

ーはぁ。嫌だな…

そう思いながら、私は自分の部屋に入った。


それからというもの、光には用事のない限り近づかないようにし、帰りも翔と一緒に帰った。

そして、LINEも1週間に1度程度にした。続けていくうちに、光も私には近づかないようになり、帰りも誘うのをやめ、LINEも毎日ではなくなってしまった。

ーほんとに最悪…

そんなある日、光から電話が来た。私は、応答も拒否もせず、そのままにした。そして、電話が切れたかと思うと、また電話の着信が来た。私は先程と同じように、応答も拒否もせずにいると、電話の着信は切れた。すると、LINEがきた。

【なぁ、最近どうしたんだよ。話しかけてくれないし、さっきの電話だって出てくれなかったじゃん。なんかあった?】

私はこのメッセージに心が痛んだ。

ー本当はあんなことがあったから、なんて言えるわけがない。

【ごめん。色々忙しくて💦】

そう私が返した。少し何も返事がないでいると

【そうだったんだ】

と、返ってきた。

ー光。本当にごめん。

私は申し訳ない気持ちで胸がいっぱいになった。

光side

ー由雪、最近話しかけてくれなくなったし、一緒に帰ってくれなくなったな…。電話かけてみよう。

俺はそう思い、由雪に電話をかけた。

繋がらない…

もう一度。

また繋がらない。

電話が無理だったので、LINEで聞いてみることにした。

【なぁ、最近どうしたんだよ。話しかけてくれないし、さっきの電話だって出なかったじゃん。なっかあった?】

すると、数分後

【ごめん。色々忙しくて💦】

と、返ってきた。

ー本当か?由雪は頑張ってるけど…。今までだって、仲良くしてくれてたじゃんか。それに、翔と一緒に帰ってるし…。俺のことが嫌いになったのかな…。

【そうだったんだ】

聞いても、由雪を悲しませてしまうかもしれない。だから、何も聞かず一言で終わりにした。

由雪side

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