テラーノベル
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〜4年半前〜
大規模戦線が起こる少し前の話。
「おいっ…!ちょっと待てって!」
「っ…何!?もう、関係ないでしょ?」
「関係ある!なんで…
なんでお前が行かなきゃならないんだよ!」
「…!
これは…私たち家族が起こしたものだから。
それを背負うのは当たり前…。」
「そんなことねぇ!
今からでも城戸さん達に言ってやる!」
「もういい加減にして!」
「…!? __…?」
「そんなこと、私にだってわかってるよ!
父さんはそんな事しないって。
そんなことする人じゃないって。
ずっと信じてた…。
けど裏切られた
それが真実なんだよ、
その罪を背負うだけだから。」
「おまっ、泣いて…。」
「グスッ…。べ、別に泣いてなんかない!
それに、別に死ぬ訳じゃないから。
向こうに行って 情報持っていった国 を潰してくるだけだから。」
「やっぱり俺も…。」
「ダメ…!」
「え…?」
「 悠一 はここにいなくちゃダメ。
いなくなっちゃったらここはダメになる。
それだけは避けなくちゃいけない。」
迅
「けど…。」
「もしかして、そんなに私の未来やばい?」
迅
「……。
向こうに着いたらすぐ戦争になる。」
「!!
そっか…。
私なら大丈夫。絶対勝つよ。 」
迅
「ふっ、相変わらずの自信だな。」
「当たり前じゃんっ。悠一には負けないから」
迅
「俺だって負けねーから。」
「それじゃあ、次会う時どっちが強いか勝負ね」
迅
「はっ、望むところだ。」
「……。
そろそろ行かなきゃ。」
迅
「……!」
「じゃあ、またいつかね。」
迅
「ポロッ……待てよ、__…
End.
ーー4年半前の記憶
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