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酔った勢いで降谷さんといちゃいちゃしちゃったらそのまま楽しくていろんなことしちゃってました。
第1話 - 酔った勢いで降谷さんといちゃいちゃしちゃったらそのまま楽しくていろんなことしちゃってました。
14
5,237文字
2026年05月24日
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「風見刑事!」
とまた走ってくる名前に風見はひく…と顔を動かす。
「週末ですね!?わたしの行きつけのお店にずっと頼んでた地酒が入りました!」
「…だからなんだ?」
隣でぱんと手を合わせて笑顔で跳ねる名前。
「行きましょーっ!ねっ?」
「…名字」
風見は分かっていた。酔っぱらって自分に絡んできて、何かあるんだろうがーー悪いが酔った勢いでさわられたり近付かれても、警戒するだけで言うことなすこと【信憑性】がない。
なびくわけないだろ…20代半ばじゃあるまいし。まぁ、彼女はその年だが…こちらだって下手にもう恋愛で失敗する年齢じゃない。
「…今夜は駄目だ」
「ええっ!?」
風見はデスクを片付け始める。
「…これから降谷さんのところに行かないとーー」
「…」
名前は頬を膨らませるが、はっ!と笑みを見せて言ってまた近づく。
「じゃ降谷さんも連れて行きましょう!」
「はあ?」
「だって…そしたら風見刑事も来ますよね?絶対!」
「そんなの介抱する人間が増えて……」
「おーい」
と降谷が入ってきて皆頭を下げながら消えていく。
「何?内緒話?僕も僕も…」
名前は間に入ってくる降谷の腕を掴んで笑ってぺっとり。
「ねー!降谷さーん!」
「おーよくわかんないけど楽しいナァ…」
ちら、と風見を見るので風見は額に手をやった。
「えぇ?降谷さんのほうが風見刑事より年下だったんれすかぁ」
ぐっとコップを傾ける降谷がフフ、と笑う。
…酔ってきた。風見はすぐ降谷から視線を外して適当にお茶をすすった。
「そうよ。僕頑張ってるもの。風見刑事はぼ、く、の」
ガチャガチャ!とテーブルの皿をやり名前が手をついて降谷に指差す。
「あぁーっ!だから風見刑事のこと連れ回してたのぉ!ずっるーーい」
「…名字」
がばあっ、とからだにしがみつかれて風見は目をテンにする。
「いやあ~っ!風見刑事は公安部にいてこそ風見刑事なのぉ~…」
「お、ちょ…馬鹿ッーー」
始まったーー
「ねぇ…?風見刑事…降谷さんといるよりぃ…私といたほうが楽しいよねぇ…?」
明らかにからだを押し付けられて、ぼんやりして、明らかに酔っている名前に風見はだんだん赤くなってしまう。
「んあっ!ずるいのはお前だよ風見!」
「はああ?」
胸元で顔を埋めている名前を見て、今度は降谷がばん!と箸を置いて膝立ちになる。
「席代われコラ!僕だって名字刑事と仲良くしたいよ!」
「いやわたし仲良くしてるつもりな…」
「降谷さんにはやらないよぉだ…」
「おい!」
ずるずると膝に頭を落として、そこでキャハハ…と笑っている名前を見下ろす。
「…なんだよぉ…しっかりやることやってんじゃん風見…」
風見はがばっと顔をあげて叫ぶ。
「何もしてませんけど!!?語弊がある言い方しないでくださいよ!!」
「にしてもこれ水みたいに飲めんな…どこの…」
ひくっ、と聞こえて風見は瓶を取り上げた。そういうのが1番酔う。
「んぁ?」
降谷のほうも段々喋り方が遅くなっているし、これは早く切り上げないとーーと風見が思っていたら、降谷も横に倒れる。
下のテーブルの隙間から名前に向かって手を伸ばす。
「手ぇくらいつないでよぉ」
「しょうがないなぁ…」
アハハハハと見えない位置で交わされる酔っぱらい同士の会話に風見は頭を振った。
「帰りますよ!」
助手席に行こうとする名前を引っ張り、降谷は後部座席に押し込んで自分も乗り込む。
「や…」
「あーっ」
名前の膝にぼすん!と倒れる降谷に、その上に倒れる名前。
「なん…なんれ降谷さん…降谷しゃん…風見刑事がいいのぉ…」
「なんだよぉ…そんなに風見が好きなのかよ~?」
うぅ…んと名前は目を擦る。
「しゅき」
風見はちらとミラーで名前を見るが、名前はすぐまた笑って視界から消える。
はあ…と風見はため息。たぶん彼女の教育係的な役割でいつもそばにいたし、自分も押しに弱いから…名前みたいにストレートに来られると逃げ腰になってしまう。それに遊ばれてるだけだ。絶対そう。
彼女が可愛いか可愛くないかといえば、可愛い。だがそれはあくまで仕事上の情であって、それ以上は……と決めた。決めたからには守る。
「名前ちゃん優しくしてよぉ~!まじ飲み過ぎたって……」
「んやぁだ…風見せんぱ…」
起き上がる降谷を窓際に押しやり、降谷も抵抗するからふたりして頭をぶつける。
「アッ」
と風見も思わず声が出た。
「あいたっ」
「ふぇ~ん…」
「んくっ…」
「ふっ…」
ふたりは段々肩を震わせて、どっと頭を寄りかけて爆笑しだす。手遊びみたいに指先をつつきあってしまいには握り合ってしまった。
「あぁ…」
と風見は声が出た。早く降ろしたい。
「着いたぞ」
「んはぁい……またぁ…」
と降りようとドアを閉める寸前にまた降谷が頭をぶつける。
「トイレ貸してぇ…」
「えぇ~?」
風見はそれをただ見ていた。
「じゃっ。【お先】です」
降谷はにっこり風見に頭を下げると、よろよろ行く名前の後ろから肩をかけたのが見えた。
「……どうぞ…ったく……知らないからな」
風見は思いきりUターンしたせいでタイヤが音を上げた。
「トイレここぉ」
「はぁい…」
名前はキッチンまで行って、シンクに手をついて頭を垂れた。
「…また失恋した気分……さいっあく…げふっ…」
何か上がってきそうになり、急いでコップに水を注いで飲み干した。
「ふぅ……」
口を拭っていると、何も音の聞こえないトイレが不自然に感じ廊下を見た。
「ふぁ?」
トイレは全開で空っぽ。代わりにーー
「降谷さぁん!」
寝室で勝手に横になっている降谷を揺らす。
「ちょっと。ちょっと休まして…まじ気持ち悪いの…」
「じゃほらぁ…スーツ皺になるから脱ぎなよ……」
名前も脱いでいく。起き上がりのそのそしている降谷の隣に名前はシャツでダイブする。
「…いつもああやってんの?風見と…」
「そぉーでーす…」
ふう、と名前は枕に顔を埋めた。
また振られたけど。と付け加える。
「…寝そう」
「僕も寝る」
名前は降谷に背を向けて横になると。後ろから張り付かれて、眠気のなか後ろをぱしぱし叩いていたらーー
「…ん?」
明らかに自分の手が降谷のそれに誘導されてまさぐっていて、思わず後ろを振り向く。
「ちょ…降谷さ」
名前は酔っていた。だから何も思わなかった。
「やぁ!そんな気分じゃらいーー」
「いいじゃん…気持ちくしてあげるからさぁ…」
「どれくらい?」
「えーたぶん風見より」
「フフッ…」
むりむりーと名前。風見刑事とそんなことしたことないのに。
「じゃほらぁ…試してみようってば…んふっ…」
「ん~じゃあキスしてぇ?」
素直にキスされてふたりともくるりと目が回るくらいお酒の味。
「…気持ちいいかも…」
「ほら」
「本気にするんですかぁ…」
「もう1回」
今度はふたりでからだを抱いて名前は足も降谷に絡ませた。
あったかい舌で遊んでいたらフワフワ感が強くなる。
「んぁ…」
「ねぇそんなにいやらしい顔されたらさ…っく…僕も本気になるよ…」
「アハハ…」
名前は起き上がって降谷を倒す。パンツを放り投げてそれを咥える。
「んぁ」
「ンフッ…ふ」
これが…あの人だったら……なんて考えても味も匂いももう五感をやられて、名前はズルズル吸い上げていた。
「あ、やばいっ…」
頭を押さえられて名前はちらと降谷を見上げた。根元をちろちろしながら手を動かす。
「イッちゃえイッちゃえ…」
「…スケベだなぁきみ…」
「降谷さん」
あなたは公安部の名字名前って人間を知らないからだよーーわたしが…純粋な気持ちで風見刑事を見てると思ってるんでしょ?
そんなわけないよ。もうぐちゃぐちゃになるくらい激しく抱かれたいのよ。
何度シーツをひとりで濡らしてるか知らないでしょ?あなたは今夜……わたしとこうして、わたしがあなたを利用するのも知らないんだね。
いつもあなたが……私達にしてるみたいにね。
まともでなんかいられない。だからお酒の力でも借りなくちゃ……
「うああっ…」
どろどろ溢れてくるそれを手に混ぜてまだ擦る。
「もうムリムリ…やめて」
「また硬くしてね、出来る?んふっ…」
「…ナメてんの?舐めてたか」
「ふはははっ…そんなわけないですぅ」
名前はまた後ろに倒れる。自分でシャツを開き、下着をずらし、足で降谷を少し押して開いた。
「可愛がってください…うふふっ」
「…」
胸元にかぶりついてきた降谷に名前は素直に頭を抱いてのけぞって目を細める。
「…ぶっ飛ぶほどね」
「ふっ、ん、んふはっ…止めちゃダメ…」
「やめない。だってさ…」
「あああ、あはっ…」
下のそこに吸い付かれ、同時に胸もくりくりされたら名前はもう顔を左右に振り乱していた。
「そ、こ…あぁん」
名前は手を顎の下にやる。降谷はネクタイをぐるりと手首に巻いた。
「やぁん」
「動くなよ…はぁ…イカしてやるから…」
「ならもっと速くーー」
速く、もっともっと激しくーー!
夢中にさせてーー離さないで……!
「い、あ…ああああああっ」
名前は足をガクガクさせてのけぞった。まだひくひくしているのに、足を引っ張られて下を見る。
ぐぐ…と入ってきたそれに名前はまだ首を振ったまま。
がつがつ激しく突かれて痛い。
「降谷さぁ…痛いよぉ……」
「奥まで入ってるからだよ…痛い?そんなわけないでしょ…きみ嘘もつくの。風見はどこまで知ってるの…ねぇ」
それさえいいくせに……
「う、んぁ、うあ…」
「ほらもっと低く喘いで…声出して震えなよ…!」
「あ、降谷さ……」
「声止めないで。出し続けて。息できなくなるまで!」
「う、んああああああ!」
「そのままっ…」
本気でイクと息が出来ない。声は出している間、人間は息が吸えないから。
「ふっ…ぐ…ふああっ……はっ…」
名前は視界がグラグラ回るシャンデリアみたいになって、なかで感じたそれに膝を擦ったがもうぐちゃぐちゃで何も反応できなかった。
「…」
朝目が覚めたとき、名前は目が覚めても壁を向いたまま動かなかった。
すごく【ヤバイ】気がして。伸ばした手の上にーー手があって。だがその手首の時間をちらと見て、もう支度しないと…と思い静かに後ろを見た。
「…」
名前は今度こそ丸まって頭を抱えた。
ヤバイヤバイ…見なかったことにしよう……
「(…頭痛いよぉ)」
色んな意味で。
「んあ…チッ……頭いてぇ…ん?あ?」
名前が振り向くと、驚いてひっくり返ったのは降谷のほうだった。
「っ…降谷さん!」
名前は下に落ちて頭を押さえている降谷を覗く。
「おっきな声出さないでください!わたしも2日酔いなんです!」
「え、待って待って…ちょ……僕らーー」
「はい」
名前は何故か真剣に頷くが、がくっと頭を垂れた。
「え…ごめ……あのさ…」
「全部忘れてください!」
名前はそこら辺にある下着をまた身に付け始める。
「いや覚えてな……んなわけないだろ!僕なんか言った!?言ったよな!!言った!!」
必死な降谷に名前はむっとする。
「風見刑事に言ったら許しません!!」
「また風見か!1に風見、2に風見ーー僕は最下位かよ…!」
「え?」
名前はストッキングをはくのを止める。
「あーー」
降谷はしまったと言いたげに口を両手で押さえる。
「はぁ…」
と降谷はどさりと座り直す。
「…あいつは優しくて弱いよ。きみが好きなのだって…そういうところだろ。完璧じゃない、それは目指さない。ただ自分の信念、良心はけして曲げることがない…」
「…」
「勝ち目がないのなんかわかりきってたけどね…正直、諦めかけてたけど…駄目だった」
降谷は両手で顔を覆う。
「もっと好きになった。最悪…」
「降谷さん何言ってるんですか…?」
「風見だってきみがたぶん好きだ。だから手を出さないと決めたんだよ。守れなくなるのが嫌だから」
「なんでそれ早く言わないんです!?」
「ほら!そうなるからだよ!!」
「じゃ…じゃ昨日の私は……っ」
「だから…ごめんってば……本気でごめん…でも」
もうきみには…会わないから。
降谷は段々俯くと、シーツを持って立ち上がる。
「シャワー借りるね…」
降谷がいなくなり、名前は片足だけ突っ込んだストッキングをぼんやり見た。
「なにこれ…うそでしょ…」
慌ただしい朝の公安部内で、コーヒーを飲もうとした風見は取り損ねて「?」とあるはずの場所を見て驚いた。
「名字?」
「風見刑事…」
その珈琲を持ち上げたまま、名前はむっとして言った。
「好きです」
「は?」
そこら辺にいた刑事も振り向く。
「だから。あなたが好きです。風見刑事…今まで、怖くてふざけてしか言えなかったけど…わたしはあなたが好きです」
風見は辺りを見回した。
「きゅ…急に何を言って…」
「でも…」
名前は笑みを見せた。
「もっと好きな人が出来ました」
「はあ?」
風見もう眉をひそめる。
「だから…今度は、あなたがわたしを追いかける番ですよ!風見刑事!」
「あっ」
と隣の鈴木が風見を引っ張る。振り向くと入り口に降谷が笑って寄りかかっていた。
「は???」
風見もう意味がわからない。だが、確かに振られた気分になっている自分がいることにもっと意味がわからない。
「フフッ!頑張ってくださいね!」
「おい名字ーー!」
名前は降谷に飛び込んで行くので、風見もそれを訳もわからず追いかけるしかなかった。
花梨
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