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Attention please
ストーリーに進む前に必ずご一読下さい。
このお話は日常組の脱獄のBLです。
作者の妄想です!
色々、捏造してます。
ご本人様方には全く関係ありません。
荒らし、アンチは固くご遠慮下さい!!
無断転載禁止!!
もう一度ご確認ください。
このお話は日常組の脱獄のBLです。
作者の妄想です!
また、作者はガチの初心者です。
お目汚しご勘弁を。
それでもよろしければお進みください。
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リアぺん短編
「善処します」
ステ「……リアム」
ステイサムは頭を抱え呼び掛ける
目の前の惨状にリアムは
リ「ステイサム看守」
此れには訳が…
ステ「リアム!」
言い訳は聞きたくないとステイサムは
首を振る
ステ「俺は言った筈だ」
リ「……」
何故、こんな事になったのか…
リアムは事の原因である
今朝の事を脳裏に思い浮かべた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
メデューサ号 地下囚人エリア
リ「おはよう」
朝も早から囚人達に挨拶をしたのは
メデューサ号刑務所の看守長リアム
ク「おはようございます〜」
ペ「おはよ〜ございます」
し「おっは〜」
腰の警棒片手にリアムが6番の牢屋に入る
し「ちょっと、も〜リアちゃん〜」
いて〜!
序とばかりにスタンまで付け加えたのか
電撃まで聞こえてきた
ク「www」
ペ「ww」
一頻り何時もの朝の遣り取りをした後
朝食が配られた
リ「今日は、林檎だ」
ク「お〜ありがとうございます〜」
ペ「美味そう!」
し「やっ…た〜…?」
9番と8番が真っ赤に熟した林檎に
歓声を上げる中1人、6番は手の中の
果物に困惑気味である
ペ「?どうしたんだ?」
し「どうしたって…何で、僕だけ」
バナナなの!?
ク「え?」
ペ「バナナ…」
8番は以前、バナナでエラい目にあい
その時を思い出したのか顔を
青くしたり赤くしたりと忙しない
リアムは8番の反応に内心苦笑しながら
リ「…この間の事もあるからな…」
スティーブを投げ飛ばして
ステイサムにしこたまお説教されたリアム
苦々しく顔を歪められたのはつい最近だ
リ「林檎が2つしか無かった」
なので、在庫のあったバナナを6番に渡した
し「いや!待ってよ!だから、何で僕!?」
ぺいんとさんに渡さないのは分かるけど
クロノアさんでもいいじゃない!?
リ「9番は何だか罪悪感がな…」
どうやらリアムの中での9番は
そういう対象にするのは抵抗がある様で
リ「消去法で」
6番になった、らしい
し「可笑しいでしょ!?」
6番にはその気になる筈もないと言う事と同義で…
6番とて立派な成人男性であるプライドが
あるというものだ
こうなったら…!
し「解りましたよ!」
見てて下さい!
し「僕だって、色気くらい…!」
握ったバナナの皮を剥いて
し「はぁ…大きい…」
ネロリと舐め上げる
し「うぅん…」
ク「wwww」
ペ「な、何で今、喘いだ…??」
大爆笑の9番と何が起こっているのか
分からない8番
6番をじっと見詰めるリアム
リ「6番、お前…」
ク「リアム看守…まさか」
誘惑されちゃった?
ペ「え!?」
漸く6番が何をしていたのか理解した8番は
不安気にリアムを見詰めた
リ「びっくりする程、色気が無いな」
し「ぅおい!!」
心底残念と顔にも声にも出して
6番にダメ出しし溜め息まで零す
し「同じ事してるのに!?
だったらぺいんとさんだって色気ないじゃん!」
リ「お前と8番を一緒にするな」
ク「容赦無いな〜」
一体、何が違うのか…
し「あ!そっか!」
ぺいんとさんが食べたのはバナナはバナナでも
ク「そうか!”リアム看守のバナナ”だ!」
し「でも、だからと言って」
僕がリアム看守のバナナを食べるなんて
リ「…死んでも御免だな」
し「此方のセリフだよ!!」
青褪めた2人は断固拒否し睨み合う
リ「ふ…アノ時の8番の色気は…」
し「はぁ〜?何のマウントですか〜?」
どれだけ凄い”バナナ”かは知りませんってか
知りたくもないですけど!!
喧しく言い合うリアムと6番を他所に
8番はぐるぐると思考していた
リアム看守としにがみが…
そんな…
俺以外の人となんて…
ク「ぺいんと〜?大丈夫〜?」
ペ「う…リアム看守…」
リ「は、8番…?」
潤む瞳で見上げられたリアムは
今迄の勢いは何処へ行ったとばかりに狼狽え
ペ「…しにがみの”バナナ”」
食べるんですか…?
脳裏にその映像(モザイクが掛かっている)が浮かび
全身に鳥肌が立った
リ「莫迦な事を…!」
し「ちょっと!!止めて下さいぺいんとさん!」
悍ましすぎて寒イボ立ちまくりですよ!!
ペ「でも…しにがみがリアム看守を誘惑して…」
し「ちが…!アレは僕に色気が有るって」
証明する為にした事ですから!
リ「そうだぞ、8番」
今にも泣きそうな8番を2人で宥め
頼むから、自分達を絡めてくれるなと
同じ事を考えていた
ペ「じゃぁ…リアム看守」
リ「何だ?」
6番に対する言動とは雲泥の差で
優しく8番を促す
ペ「あ、あの…リアム看守が食べるのは…」
リ「うん?」
ペ「お、ぉれの…”バナナ”が良いな…って…」
傍で聞いているリアム位にしか
聞こえない様な声で言われた内容は
ぶっちん!!
リアムの理性をぶち切るには十分で
無言で牢屋の扉を開け8番を抱えて
光の速さで去って行った
し「え!?何々なに!?」
ク「あ〜ぁ…」
突然の展開に付いていけない6番とは反対に
何だか察した9番は取り敢えず
ステイサム看守に連絡は入れておこうと
通信機の通話ボタンを押した
9番から事情を聞いたステイサムは
深い深い溜息を零し
ステ『わかった…この件は俺が預かる』
そうして医務室で8番を看病するために来た
リアムを捕まえ
冒頭に戻る
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ステ「俺は言ったはずだ」
ちったぁ、反省しろと
リ「…反省は、してます」
ばん!
医務室のデスクを叩いたステイサムは
次にベッドを指差す
ステ「反省してたら、”こう”はならないんだよ!!」
2つあるベッドの一つには精魂尽きた8番が
もう一つには何故かスティーブ看守がぐったりと
横になっている
あの後、牢屋を出たリアムを止める為
ステイサムとスティーブでリアムを
探していたのだが
運が悪いのか何なのか出会したのは
スティーブだった
スティ「リアム看守!落ち着いて下さい〜!!」
リ「其処を退け、スティーブ」
通路に通せんぼしたスティーブの脇を
すり抜けるが逃がすものかと8番の服を掴んだ
手に舌打ちし片腕で器用にも
ヘッドロック擬きで首を絞め昏倒させたリアム
通路で白目を剥いたスティーブは
通り掛かった他看守に発見され
医務室送りとなったのだった
漸くリアムが8番を連れて医務室に来たのは
日も沈む頃で
又もや、弟を痛い目に合わせたリアムには
流石のステイサムも大変お冠である
ステ「今回、8番は自業自得な処も有るらしいから」
其処は自己責任だが…にしたって
ステ「お前は手加減ってモンを覚えろ」
事あるごとに伸されてはスティーブが
哀れでならない
リ「善処します」
ステ「其処は”わかりました”、だろうが!」
改善する気が有るのか無いのか
微妙な応えを返すリアムに
ほとほと呆れるしかない
前回より苦々しく眉を寄せ
胃痛の元となる原因をカーテンで遮断した
ペ「リアム看守…」
目が覚めた8番の傍へと腰掛け
無理をさせてしまった事は反省する
ペ「怒られちゃいましたね…」
ごめんなさい
リ「気にするな」
柔らかな髪を撫で梳き微笑むと
8番の耳朶に唇を当て
リ「”バナナ”は2人きりの時に、な…」
ペ「……はぃ」
林檎の如く赤くなった可愛い人に唇を落とした
おまけ
その日の夜、恒例の日数減少に来たステイサムは
6番の牢屋前のボードを書き換え
ステ「6番はマイナス3日な」
し「えぇ!?何で何で何で!?」
ステ「元はと言えばお前とリアムが原因だからな」
9番を通して事情は知っていたが何故
自分が原因の一つになっているのか
納得がいかずステイサムに食い下がる
し「待ってくださいよ!そもそも」
リアム看守がバナナ持ってきたからじゃん!
ステ「煽ったのはお前だ」
よってマイナス3日
し「そんなぁ〜…」
ク「しにがみ君、どんまい」
End
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あとがき
どうも作者です。
やっと短編できました!
と言っても、前アカウントの
「立て!立つんだ!スティーブ看守〜!」の
続編になってしまいましたが…
作者は意外と楽しかったです。
前回の中連載であんまり6番の出番がなかったので
此方で頑張ってもらいました。
の割には6番とスティーブの扱いが
雑になってしまいましたが
6番も9番も勿論、8番も大好きです!
看守組も大好きです!
また、私事ですが…
前アカウントを見てくださった方々が
見つけて下さって温かいコメントまで頂けたこと
本当に嬉しくてまた、頑張ろうって
思わせてくれた事に感謝しかありません。
この場をお借りしまして御礼申し上げます。
また、お立ち寄り下さった
全ての読者様にも感謝を!
まだ、スローペースではありますが
少しづつ投稿したいと思っていますので
また是非、脚をお運び下さい。
では、さよなら〜