テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ショッピングモールの帰り、1部が煤け、人型で意志を持つ紙人形がいた。感情が欠落してるようで、職員1人と行動していた。
見たこともない異形の者なので話しかけてみると、これから焼却処分されるとのこと。
焼却炉に着き、別れて少し歩くと、焼却炉辺りから「私は何の為に生まれたの!」「何故処分されなきゃいけないの!」とさっきの感情のない紙人形だとは思えない金切り声が聞こえた。
何事かと気になっていたが、夜も遅く、終電も間近。
人当たりも無いので、スマホを見ながら歩いていると、微かに悲鳴が聞こえたような気がした。少し恐怖感を覚え早歩きに歩いていると駅が見えてきた。
「ねぇ」といきなり声が聞こえた。
振り返ると、そこにはさっきの紙人形がいた。先程とは何も変わっていない姿だったが、そこには笑顔があった。とても高い声で「ありがとう。君は私に全てを与えてくれた。感情とは人生そのもの。感情なしに人生など生きれるはずがない。」
謎やね( ^ω^ )