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風月「それじゃ、次は雪月とセルヴェーだな」
雪月「えー…絶対勝てないって」
雪月は嫌そうに言った。
セルヴェー(ごめん千慧さん、今から雪月さんと戦ってくるから、また後で!)
千慧(はい!頑張ってください!)
千慧は笑顔でセルヴェーを見送り気配を消した。
水月「始め!」
水月の合図とともに、雪月は攻撃を仕掛ける。
冬支配『鎌鼬』!!
セルヴェー「?!」
セルヴェーは『鎌鼬』により空中に浮かされ、乾燥で傷がつく。
セルヴェー(痛ったいなぁ…そうだ!)
風法『風の守護者』!
すると乾燥の力でも傷はつかなくなった。
セルヴェー(よし!成功した!)
雪月「えっ、なんで!?」
雪月(だったら…!)
氷支配『束縛氷』!!
するとセルヴェーのいるところを起点に氷でセルヴェーを包む。
セルヴェー(マジか?!)
雪月(このまま畳み掛ける!!)
氷支配『氷石爆散』!!
セルヴェーを包んだ氷は爆散し、セルヴェーにまた傷をつけた。
セルヴェー(このままじゃほんとに負ける!くそ!)
発動!!『黄金の時眼』!!
セルヴェーは『黄金の時眼』を使いすぐに数秒先の未来を見る。
すると未来では能力を使って攻撃をしようとする雪月が見えた。
セルヴェー(氷の能力で突進!だったら僕のすることは!)
雪月(このまま突撃して終わらせる!)
氷支配『氷拳』!!
炎法『炎玉灼熱霊砲弾』!!
セルヴェーは小さい炎の玉を出して雪月の拳に向かって発射させた。
すると拳に当たった瞬間炎が雪月を包み込み、『氷拳』はあっという間に溶けた。
風月「バカ!やりすぎだ!」
水月「それはまずいな…!」
セルヴェー「ど、どうしよう!?」
水月はセルヴェーに向かって言う。
水月「俺とセルヴェーの能力でこの炎を消すぞ!」
セルヴェー「う、うん!」
そして2人は同時に能力を使う。
水支配『水流』!!
水法『アクアボール』!!
そして炎は鎮火され、すぐに3人は雪月の所へ向かう。
2人「雪月!」
セルヴェー「雪月さん!!」
雪月「けほっけほっ……」
水月「雪月!無事か?!」
セルヴェー「ごめん雪月さん!本当にごめん!」
セルヴェーは涙目になりながら雪月に謝った。
雪月「大丈夫大丈夫…セルヴェーはすごいね…」
セルヴェー「今褒められたって皮肉にしか聞こえないよ!!本当にごめん!!」
雪月「大丈夫だって…ありがとうね?」
セルヴェー「うう……」
風月「……」
風月は不思議に思った。
風月(確かに自分のせいで友達が死にそうになったから泣くのはわかるが…大号泣じゃねえか、まるでトラウマを思い出したかのような…)
水月「まあとにかく…無事なら良かった」
水月は安堵した声でそう伝える。
風月「…まあ、そうだな!」
雪月「ほら、もう泣かないの」
セルヴェー「だって…だって…」
雪月「男ならシャキッとする!」
雪月は鼓舞するようにセルヴェーの背中を叩いた。
渾沌「今度は何の用だ、悪魔」
「今回、お前たちに始末してもらおうと思っているターゲットの情報だ」
すると男は1つの映像と幾つかの写真を見せる。
「このガキの名前は、セルヴェーと言うらしい」
饕餮「弱そうですね…こんな子供をターゲットにするのですか?」
「ただのガキなら俺もターゲットにしない…こいつはな───」
四凶のメンバーは驚愕する。
窮奇「この子が…?!にしては弱すぎる気が… 」
「まあな…だが、最近の情報によると」
・能力は『法則操作』
・特殊な眼の力を使う→未来を見る力
・セルヴェーの周りには『地球防衛連合軍』の子供と仲良くしている
・俺の部下である『総裁』4人のうち1人を討伐
「…とまあ、こんな感じだな」
檮杌「へぇ、面白ぇじゃねぇか、そのガキも周りの奴らも」
「そうか、気に入ってもらえて何よりだな」
男は笑いながら言った。
饕餮「…それで、私たち4人はこの子供4人を殺せばいいのですね?」
饕餮は男に確認の意図で発言をした。
男は言う。
「ああ、それでお前らに渡したその『ブラッククリスタル』でお前らの教祖様を復活させればいいさ」
渾沌「わかった…それじゃあ俺たちは作戦までの暫く、能力の動作などを確認する」
「ああ…くれぐれもよろしく頼むぜ?」
渾沌「……」
4人は部屋を出た。
「…お前らの死に顔を拝めるのが楽しみだよ、セルヴェー」
男はセルヴェーの写真を見てひとり呟いた。
渾沌「……改めて、俺たちの能力を確認しようか」
饕餮「そうですね…私の能力は【四凶支配】と【変幻自在】ですね…」
窮奇「私は【災害支配】と【急所必中】」
檮杌「俺は【破壊支配】に【防御無視】だな」
渾沌「そして俺は【混沌支配】と【乖離支配】…確認は大丈夫だな?」
饕餮「ええ…」
檮杌「おう!」
窮奇「もちろんよ!」
渾沌「それじゃあ、作戦会議をしようか…」
風月「にしても、まだ6月だってのに暑いなぁ」
僕らは縁側でアイスを食べていた。
水月「だな、ほんと異常だよ」
雪月「そういえば、今年の夏はより一層暑くなるって言ってた!」
風月「ええ!?まじかよ!?」
セルヴェー「……」
セルヴェーはまだ自分がしてしまったことの罪悪感が拭いきれてなかった。
雪月が心配をするも、セルヴェーは「大丈夫」とだけ。
セルヴェー「……」
千慧(主様…)
セルヴェー(何?千慧さん)
千慧の声掛けに気づくセルヴェーは反応する。
千慧(先程のは仕方の無いことですよ!まだ主様は能力を本格的に使い始めたばかりですから!だから気に病むことは───)
セルヴェー(ごめん…それは無理かも)
千慧(っえ)
セルヴェー(たとえ使えなくても…それが免罪符になる訳じゃない、少し考えさせてくれ)
千慧(……わかりました、主様が、そう仰るのなら)
セルヴェー(はは…最低だな、俺)
そんな時だった。
水月「ん、親父から連絡だ」
雪月「なになに?」
風月「俺も見させてくれ」
すると3人はそのメールの内容に驚愕した。
風月「マジか…」
雪月「これって…」
水月「ああ…!」
すると水月はセルヴェーを呼ぶ。
セルヴェー「何…?」
水月は水月の親、鏡花零月から届いたメールを見る。
セルヴェー「…はぁ?」
セルヴェーも同様に驚愕する。
その内容とは、
今集まっている4人よりも、遥かに強い4人の邪悪なオーラを感じ取ったというメールだった。
To be continued…
次回、第13話
『最後の猶予、追い込み修行開始!』
#ごほんにんさまとはかんけーありません
パワー
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コメント
1件
あーもう、すごかったですね…! 戦闘シーンの迫力ももちろんですけど、何よりセルヴェーくんが雪月さんを傷つけちゃった後の涙と罪悪感の描き方が本当に繊細で。あの大号泣、きっと過去に何かあるんだろうなって思わせる風月くんの視線が切なかったです。そして最後の「遥かに強い4人の邪悪なオーラ」で一気に不穏な空気に…続きが気になって仕方ないです!✨