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「へぇ、この辺に家なんてあったか? 」
「やけにボロボロだな」
【そうそう、最近話題なんだよ。なんでも女の可愛い幽霊がいるんだってさ】
「せっかくだし行ってみるかぁ、人気はないけどこんな山奥だしこんなもんだろ、それにあいつに会えるかもしれんし」
【俺も話したいしな〜】
【はぐれんなよ〜w】
「ん〜、迷いそうな雰囲気もないしちょっとだけならいいよな!」
【気ぃつけろよな】
「うわっ、気持ち悪っ」
【気持ち悪とはなんだお前、可愛い人形だろ】
「何だこの音?水か?」
【お決まりの蛇口のやつだな】
「んだよ、めぼしい物全然ねーじゃん」
【そりゃ廃墟なんだしある方が珍しいだろ】
「…まぁ、よく考えりゃこここんな山奥の廃墟だもんな、あーあ、期待して損した」
【んじゃ、もう帰るのか?】
「さっさと晩飯買って帰んないとなぁ」
【うーい】
「…?泣き声?」
(グスッ…ウゥ…)
「…!いた!どうしたんだお嬢ちゃん?」
『え…?あの…幽霊を見…キャアアアアアアアアアァ!!!!!』
【えっ!?】
「えっ!?どうしたんですか!?俺の後ろになんか居るんですか!?」
「あぁ…逃げてっちゃった…」
「後ろ?何もいねぇじゃんかよ…」
「んじゃスーパー寄って帰るかぁ」
【そだな、奢ってくれよ、俺唐揚げで】
「今金いくらあったかな…」
「うわ、明日大学じゃん」
「しかも一限からかよ」
【めんでぃーよなぁ、サボろーぜ?】
「最近単位やばいし行かなきゃな」
【んだよ、つれねぇな〜】
「あーあ、授業もあいついねぇと寂しいなぁ」
【だよな、俺も寂しいわ】
「なんというかこう、色が足りない感じ?」
【分かるわ、なんか白黒な感じ?モノトーンっつーの?】
「引きずってねぇで、新しい友達増やすべきよなぁ」
【過去のことはどうしようもないしなぁ】
「うん、切り替えて探すか 」
【俺はお前がいるだけでやっていけるけどな】
「あいつ熱燗好きだったよな…墓に熱燗かけたら怒るかな…」
【俺はいいと思うぜw】
「…やっぱやめとくか…普通の酒でも許してくれるだろ」
【まぁそれでもいいと思うがな】
「買いに行くかぁ」
【さきイカも頼むわ】
「ん〜…さきイカも買っとくか…これで満足してくれるよな!」
【あ〜い、行ってらっしゃい】
「あーあ、あいつが居なくなってからもう一年か…」
「さっさと墓参り行かねぇとなぁ」
【…ダメかぁ】
【俺はここに居るのになぁ】
【なぁ、どうやったらもう1回お前と話せるかなぁ】
【俺、寂しいよ。】