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エセ関西弁です!
苦手な人は🔙
[syp視点]
ciとの電話が終わってすぐ近くの駅まで走る。隣の市にある大きな病院へciのお母さんが入院しているらしい。あそこの病院は精神的な患者を主に扱っているらしい。
大丈夫……かな
不安になり手汗が出てくる。いつも早くつく電車もゆっくりに感じた。隣の市の駅へ着いて、アナウンスがなりドアが開く。急ぎ気味にドアをぬけて早歩きで病院へ向かう。
道こっちよな、ci、待っててや。
早く歩いているからか、何も考えられないからなのか、視界はモノクロのよう色の無い世界に見える。
駅から近いというのもあるだろうが、案外早く病院へ着いた。受付でciの苗字を言う
syp「はぁ、はぁ、あの、ci、〇〇さんは!?」
勢いに押されて少し困惑気味に看護師さんが言った。
看護師「あ、えっと〇〇さんは今息子さんが来ていて、話していますが、知り合いですか?」
syp「その息子、ciと友達で、電話で、その事聞いて、」
看護師さんは少し表情を暗くした。その後不安げに話す。
看護師「そうですね。今ciさん呼んできますから」
そのように話していたら後ろから困惑した声色で俺の名前を呼ばれた。その声は紛れもないciだった。
ci「syp?なんや来てたんか!メールしてよ!せや母さんんとこ案内すんで!」
俺はびっくりした。予想では悲しみにくれているか、前のような気持ち悪い笑顔を作っているのではと思っていた。がそのciの顔は明るく晴れていた。
syp「お母さん、大丈夫なん?」
ci「あー、大丈夫なん、かな?けど、悲しんでるより、楽しい俺を母さんにみせたいやん!」
よく見ると目が赤く腫れていた。きっと沢山泣いたのだろう。俺は不意に抱きしめたくなった衝動を止めながらciのお母さんがいる所へ案内してもらった。
母「なんや、この子がsypくん?色白で綺麗じゃないの!」
syp「ども、あの初対面で礼がなってないかもですが、病気大丈夫なんスか……? 」
不安げに聞くとお母さんはciに似た笑顔で笑って話す。
母「あんな、ciが俺は強い!って言ってくれたから、私も強ならないと!って!約束してん治すって。子供のに頃。守らなあかんから。大丈夫!すぐ良くなるで!」
そういうお母さんを見てciは誇らしそうな、少し嬉しそうな顔で聞いていた。
お母さんと話す。昔のciの事、昔あった最悪な事。けどいちばん嬉しそうに言うのは、ciが活躍した話。
母「でな!ciリレーで勝ってん!」
syp「すごいじゃないっすか!」
ci「ちょ、母さんいつの話してんねんっ!」
少し照れながらお母さんに切れている。
お母さんとの話が終わったあと、もう夜になり始めている夕暮れを見る。
syp「なぁ、」
ci「ん?」
syp「あ、んな。いや、今日一緒に泊まってもええ?」
ci「えっ!?」
[ci視点]
syp「一緒に泊まってもええ?」
ci「え!?」
急なことにびっくりして声が裏返る。
一緒に泊まるって、え!?無理無理無理!やって俺、sypに片思い、なの、に
そう思ったところでハッとした。母さんと上手くいくと、約束した。おまじないをかけてもらった。
ci「……え、ええよ。」
syp「まじ!?っしゃーー!」
大きなリアクションをする。その後親に連絡だけすると言って電話をし始めた。
えぇぇ、いいのか、いいのかな?こんなチャンス到来、いや。いいんや!よし、告白ー、はできないけど、アピールだけでも、
そう思っていると伝えといたとニコニコのsypがこちらへきた。
そのまま電車に乗り家まで向かう。
syp「ありがとな」
ci「え?」
syp「いや、ほぼ部外者なのに、お母さんに会わせてもろて、しかも泊まらせてくれて、」
ci「?部外者ちゃうやろ、友達やん!泊まりくらいなんてこったないで!」
不思議なことを言うsypに言い返す。すると顔をそっぽに向けた。なんでと聞いてもなんでもないでと帰ってくる。
電車を下り、家まで歩く。くらい夜道でも星がきれいで、なによりsypがいるから怖がる隙なんてない。