『 そしてまた、ページをめくって。 』

もぶ『ねぇーねぇー！まじでさあ…』

もぶ『えぇー？もう、ほんとはケイゴの方が好きなんでしょ？』

もぶ『まゆはもっと気張らなきゃ…！』

🎀（よくもまあ…楽しそうに。）

🎀（静かなところに行こう。）

ー屋上ー

キィ………

ふわぁ……

優しい風が吹く。まるで、ボクの心を癒すかのように

🎀『……涼しくて、いいな。』

🎀『…あれ、今ボク…楽しいって…？』

もしかして、もどっ＿

パラ……

🎀『……ボク、何言ってんだろう。』

🎀『楽しさなんて、捨てたのに。』

ー放課後ー

ざわざわ

🎀（なんか騒がしいな…）

🎀『あ…！！』

🎀『あれ、絵名が言ってた、期間限定の幻の……』

🎨『パンケーキ！！パンケーキあるだけ！！！あるだけ持ってきてー！』

店長『お客さん困ります！1人2つまでで……』

🎨『ええ！？ああもう……』

🎨『すみませんそこの人！パンキーキひとつ分奢るので来てくれません？！』

🎀『え、…ボク！？ちょ…絵…』

🎨『パンケーキ！4つください！！』

店長『そこら辺の人連れてきただでしょう？』

店長『知り合いならいいですけど…』

🎀『え、絵名……あの…』

🎨『…………え……』

えええええええぇぇｯ！？！？

ー数分後ー

🎨『いやあびっくりしたわ。まさか瑞希だったなんて…』

🎀『普通気づくもんでしょ~っ！』

🎀『もぉー、えななんたら無意識ー！』

🎨『あんた、久々に笑ったわね。』

さぁ……

優しい風が吹いて、彼女の笑顔が光る。

🎀『……そう？』（笑

ボク、今楽しい………

パラ………

🎀『あ………』

🎀『ごめん、そういえば予定あったんだった。パンケーキ、ありがと。』

🎨『あ、うん！また25時ね！』

25時？………はあ。

いっそやめてしまおうか、そんなもの

🎀『うぅ……ｯ、』

最近、喜怒哀楽を見せると苦しくなる。