「 迷惑って? 」
・赤裙 病み系
・第2話
・年齢、関係操作その他諸々 無
・全員登場します
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桃side
桃 「 果たして熱は何度なんだ…… 」
会議開始前、なんとなく 体調悪そうだなとは思ったけど
まさかここまで重症だとは…
桃 「 …気づいてた?? 」
青 「 勘づいてはいた 」
黄 「 俺も。 」
黄 「 明らかに大丈夫ではない感じやったもん 」
桃 「 やっぱそうだよね 」
青 「 でもまぁ、ここまで酷いとは思わんかった 」
黄「 せやな 」
桃 「 …とりあえず熱測ってくる。 」
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桃 「 いむしょー、りうら看てくれてありがとう。 」
桃 「 りうら大丈夫そう? 」
水 「 まだ話せる感じではなさそうだけど、落ち着いてるよ。 」
紫 「 意識もちゃんとあるで。 」
桃 「 良かった… 」
見た感じ、確かに大丈夫そうだ。
呼吸も落ち着いている。
桃 「 ほんとありがとね 」
水/紫 「 はーい 」
いつもはとにかく五月蝿いけど、なんやかんやでこいつらの存在でかいんだよな。
紫 「 あとは頼むで、 」
桃 「 まかせろ 」 )ドヤ
桃 「 …りうら、俺の声聞こえる?? 」
赤 「 ん゛…っ 」 )頷
桃 「 おぉ、無理に声出さんでいいよ…? 」
赤 「 …ポロポロポロポロッ 」
桃 「 しんどいよなぁ… )背中撫 」
苦し紛れの顔を見る感じ、相当辛いことがわかる。
桃 「 一旦熱だけ測ろう? 」
赤 「 ……ゃ、だ…ポロポロッ 」
桃 「 んー…、測らんとしんどいままだよ? 」
赤 「 めいわく、かけたく ない…ポロポロッ 」
赤 「 帰、る… 」
桃 「 は?! 」
桃 「 いや ちょっ、だめだめ! 」
“ 迷惑かける ” とか言いそうだなぁとは思ってたけどまさか帰るとは……笑
まぁ “ 分かった帰っていいよー! ” なんて言える状態じゃないから勿論止めるけど。
赤 「 でも… 」
赤 「 めいわくかけない って きめたから…ポロポロ 」
桃 「 迷惑なんかじゃ 」
赤 「 みん、な 優しいから…ポロポロッ 」
赤 「 迷惑じゃない、っていってくれる… 」
赤 「 だけど…っ 」
赤 「 りうらが迷惑かけてることは、事実じゃん…ポロポロ 」
桃 「 りうら、落ち着いて。 」
桃 「 俺の話聞いて?? 」
冗談抜きで迷惑なんて思ったことないし、むしろ頼って欲しいとすら思っているのだが。
今まで体調を崩す度に “ 迷惑かけたくない ” 的なことは言っていたが、ここまで自分を追い込むところは滅多に見ない。
赤 「 熱中症なっちゃう って みんなに心配させた… 」
赤 「 りうらが今ここで倒れなきゃ、会議、途切れなかったし 」
赤 「 今みたいなむだな時間、つくらなくて済んだ… 」
赤 「 ぜんぶ、りうらのせいだから……っ ポロポロポロポロッ 」
桃 「 りうら、それは違う。 」
赤 「 なにが、違うの……っ ポロポロ 」
赤 「 りうらがぜんぶ悪い… 」
赤 「 これは、紛れもない 事実でしょ…?ポロポロ 」
桃 「 りうら。 」
赤 「 …ごめん帰るね 」
赤 「 家で寝れば、多分なおるから…ポロポロ 」
桃 「 りうら。 」 )低音
赤 「 …! 」
赤 「 ……ごめん… ポロポロッ 」
桃 「 ………… 」
気づいたら自分の感情のセーブができていなかった。
俺が感情的になってどうする。
一旦落ち着け俺……
桃 「 ………… 」
桃 「 ねぇりうら。 」
桃 「 俺らそんなに頼りない? 」
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赤side
桃 「 ねぇりうら。 」
桃 「 俺らそんなに頼りない? 」
違う そういうことじゃないの。
桃 「 信用できない? 」
赤 「 ちがう…ポロポロ 」
桃 「 うん。 」
桃 「 ならさ、俺らのこともっと頼ってよ。 」
赤 「 ……ポロポロ 」
赤 「 だけど………ポロポロッ 」
“ だけど ” の先の言葉が見つからない。
毎日、心のどこかで 助けて って叫んでた。
でも迷惑かけたらダメだから、この気持ちに蓋をしてきた。
『 助けて。 』
今の俺の本音は、これなんだと思う。
桃 「 りうらの本音教えて? 」
桃 「 全部聞くし、全部受け止めるから。 」
赤 「 ……ポロポロポロポロッ 」
赤 「 助けて……っ ポロポロッ 」
赤 「 つらい…ポロポロ 」
赤 「 頭いたいし、さむいし、息するのもつらい…ポロポロ 」
赤 「 つかれた…ッ 」 )震
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桃side
赤 「 つかれた…ッ 」 )震
心の底からの本音だ。
桃 「 ……… )頭撫 」
桃 「 ちゃんと言えたじゃん 笑 」
桃 「 迷惑なんかじゃない。 」
桃 「 そもそも迷惑なんて思ったことないよ? 」
桃 「 一応歳は俺らの方が上なんだからさ笑 」
桃 「 もっとお兄ちゃんたちを頼りなさい!笑 」
赤 「 ポロポロポロポロッ…… 」
水 「 りうちゃーーーん!!! 」
水 「 僕たちみんなりうちゃんのこと大好きだからね!! 」
水 「 信じて! 」
紫 「 いむくんの言う通りやよ 」
紫 「 もれなく全員味方やし、頼ってくれた方が俺ら的にも嬉しいな笑 」
青「 りうらが完璧主義で手ぬかんのは分かっとるけど、 」
青 「 ぶっ倒れるまで頑張らんでもええから。 」
青 「 頑張れんくなったら俺ら呼べ。 」
黄 「 りうらはもう十分頑張っとるからさ、 」
黄 「 これ以上 頑張らなきゃ なんて思わんでええよ。 」
黄 「 りうらが努力してること、みんなちゃんと知ってるで。 」
桃 「 りうらはさ、りうら自身が思ってる以上に自分を追い込みすぎなんよ。 」
桃 「 もう少し解放させてあげて 笑 」
赤 「 あり、がと…っポロポロッ 」
桃 「 素直でよろしい 笑笑 」
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〜3時間後〜
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赤side
赤 「 ん゛っ… 」 )起
水 「 ……おぉ! 」
水 「 りうちゃんおはよ 」
赤 「 …いむ、……? 」
赤 「 ぇ、おれの家…… 」
水 「 なにも覚えてない?? 」
赤 「 ……… 」
赤 「 ないくんと話したところまで… 」
水 「 そっかそっか笑 」
水 「 とりあえずみんな呼んでくるね 」
赤 「 うん )頷 」
まっっじで記憶が無い。
そして泣き腫らしたせいで瞼が重すぎる。
赤 「 ………っ 」
寝起きだからか熱があるからかよく分からないけど、頭痛はあんま良くなってない。
紫 「 おぉー! 」
紫 「 ほんまや、りうちゃん起きとる! 」
紫 「 おはよ 」
赤 「 おはよう(?) 」
青「 大丈夫そうか? 」
赤 「 うん、だいじょ… 」
青 「 嘘禁止な。 」
赤 「 ……頭いたい 」
赤 「 あと寒い 」
赤 「 視界ちょっとぐらぐらしてる 」
青 「 だいじょばんやん笑 」
青 「 りうらの感覚で熱何度あったと思う? 」
赤 「 んー… 」
赤 「 38.2ぐらい…? 」
青 「 あほ、40.2度や 」
赤 「 やば… 」
黄 「 ほんまようそんなんでここまで歩いて来れたな 」
黄 「 しんどかったやろ。 」
赤 「 まぁ… )苦笑 」
青 「 どーせ大学の講義長引いたとか嘘なんやろ〜? 」
赤 「 ……はい… 」
お見通しすぎてまろが怖いのなに?
黄 「 あ、そういや、まろと初兎がここまで運んでくれたで。 」
赤 「 え、ごめん重いのに。 」
赤 「 ありがとう 」
赤 「 ご迷惑おかけして申し訳… 」
紫「 だーかーらー! 」
紫「 迷惑なんかやないって!! 」
紫「 迷惑やって思ったら直接言う笑笑 」
紫「 たくさん頼り。 」
赤 「 ……! 」
赤 「 ありがと。 」
青 「 てかお前軽すぎ。 」
青 「 ちょっとずつでええからちゃんと食えよ。 」
赤 「 …うん。 」
桃 「 りうらーーーー!♡♡ 」
桃 「 …………治るまで徹底的介護するからね。 」
桃 「 治ったら説教タイムもあるしさ、 」
桃 「 早く治してね )圧 」
赤 「 ………ないくんってたまに怖いよねほんと… 」
水 「 ないちゃんが怖いのなんていつもじゃーん 笑 」
桃 「 …… )睨 」
水 「 やば…ッ 」
みんなうるさいし、
無駄に元気だし、
あほすぎるし、
うるさい(2回目)けど。
りうらの信じられる人が頼れる優しいお兄ちゃんたちで良かったな、って改めて思った。
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?side
迷惑って……?
“ 迷惑 ” の定義ってなに??
手間をかけさせちゃうこと?
予定を狂わせちゃうこと?
迷惑だ、なんて自分で決めることなのかな。
もしかしたら、
迷惑を、直接、 “ 迷惑だ ” って教えてくれる人が ほんとの信頼できる人なのかもしれない。
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う゛がぁぁぁっ😭😭😭 ←
病み系 + 体調不良 にしたの自分だけどやっぱ難しいねぇ、、、
しかもブランクありすぎて🤦🏻
はやく本調子に戻せるように頑張ります🔥👊🏻
4466字、お疲れ様でした🍵
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