テラーノベル
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#死ネタ、流血表現、暴力表現
ちい。こたつがめ
283
#ご本人様とは関係ありません
あざらし
180
レドの部屋
627
※レイプ表現あり。そしてまた二次創作…※
どうしてこうなってしまったかなぁ。
結束バンドで手首を拘束されているし、殴られた衝撃で身動きもとれない。
ここはどこだろうか。見た感じ、ボロいホテルだな。
なぜか寝かされているベッドも、呼吸をするだけでギシギシと音を立てやがる。
計画が崩れた、崩れたあの瞬間に、走って人混みの中へ入ればよかった。
けど、きっと後日にこうされていたかもしれない。
カツカツと足音が近付いてくる。
目だけでそちらを見ると、殴り、拘束した本人が立っている。
「目ェ、覚めたかよ。あれっぽっちで一時間近く寝てるなんてな。もっと鍛えたらどうだ。」
軽く睨んでやると、表情一つ変えずにベッドに片膝を立て顎を掴まれる。
「調子に乗るなこの───」
手が拘束されて動かせないかわりに、上司の顔めがけて思いっきり唾を吐く。
顎を掴む手の力が強まり、折れるのを覚悟するが、 目の前の人間は顔に吐かれた唾を拭って話し出す。
「テメェ、女と約束してたんだろ?商売か?それともただの遊びとでも言うか?」
「ハッ、商売って。遊びっすよ。無名の店の女は安くていい。」
ゆっくりと目を逸らしながら、たまたま視線の先に掛けてあった時計を見て、心のなかでため息をついた。
これからどうする、というか黒岩に何をされる。
明け方まで殴られるか、それとも…いやいや、コレは絶対にない。あるわけがないだろ。
頼むからそうであってほしい。
一方的に殴り蹴って、それを娯楽とするほどの悪趣味クソ人間でも、さすがにそんな趣味はないと信じたい。
俺の今、想像しているものほど最悪なシュミなんて存在しない。今だけは。
(でもたまにいるんだよなー…)───ッた…!?」
「とぼけんのも大概にしねぇとそれだけじゃすまねぇぞ。」
あまりに突然の衝撃で思わずデカく声が出てしまった。
左頬に拳で一発。狂ってやがるよ、本当。
「本当に遊ぶ気だったのなら…俺がとことんお前の相手してやるよ。」
「はっ…はは…何言ってんすかアンタ。仕事のし過ぎで頭イカれたんじゃないですか。」
コイツが俺なんかを夜の遊びに使うなんて考えられない。
暴力ならまだしもセックスなんか!!
そうか、これは脅しだ。夜の相手にされたくないんだったらさっさと吐けってか。
俺はその手には乗らねぇ!
「あ…殴るならそのォ、大人しく殴られるんで、結束バンド外してくれませんか…。」
「殴らねぇよ今日はな。まあ、お前が殴られてぇなら話は別だが。」
「あはは〜…できれば殴らないでほしいですぅ…。じゃあ何すんですか…。」
「どこまでとぼけりゃ気が済む?」
足を持ち上げられベッドに片膝だけを立てていた黒岩が股の間に入ってきた。
ベッドは酷い音を部屋に響かせこれからされる事を明白にする。
「いくら俺に価値がなくてもレイプは立派な犯罪ですよ…。」
「報告できるほど肝が据わってんだったらやってみればいいだろ。」
「…今なら殺される方がマシだ…。」
今までこういう奴らがいなかったわけじゃない。
情報を売る奴らは最初からマトモな奴じゃない分、中にはそうやって男と好んで交わる男だっていた。
けど、俺はそういう奴らを上手いことあしらってかわしてきた。
なのに…今はあしらいなんて一切効かない、そもそもそんな事できたもんじゃない相手に、レイプされそうになっている。
「言っとくが、テメェが今さら吐いた所で未来は変わらんねぇぞ。」
「はは…そりゃ最高。」
ーーーーー
それからというもの、初めてとかそんなの一切気にするわけもなく、乱暴にただ自分のイイ様に使われ、俺は現実逃避のためかいつの間にか意識を失ってたらしい。
ひとっつも気持ちよくなんかなかった。
死ぬほど痛かったのは当たり前、苦しいし吐くかと思った。
吐きそうになるたび殴られるから無理矢理ゲロを飲み込んでの繰り返し。
でもそんなの当たり前だろ。本来入れるべきでない場所に入れて、内臓を内側からゴリゴリと押されてるんだぞ。世の中の男とセックスしまくってる男はどんな神経してんだよ。
結束バンドでベッドに繋げられているせいで逃げることはできず、抵抗しようにもできず、そもそも空いた足で抵抗した所できっと待つ未来は折られる以外ない。
半分記憶がトんでて残ってる記憶といえば激痛くらいしかないが…一つ変にのこってるのがある。
黒岩の奴、ヤってる時しつこくキスしてきやがった。キスというかもはや舐め回されてたが。
「テメェはもっと鍛えろ。」
「…タバコ、俺にもください。コートに…入ってます。」
カチッカシュ、とライターの音が耳に響く。
口に突っ込まれたタバコを吸い込むと、思いっきり咽る。
「な、なん…すか、コレ…!?」
掠れた声で咳き込みながら聞くと黒岩は鼻で笑って答えた。
そしてタバコを離そうとして気付いたが、まだ結束バンドで縛られていやがる。
「俺のだ。美味いだろ。お前じゃ買えない上等なモンだ、味わえよ。」
一言余計なんだっつってんだろ。
“お前じゃ買えない”の部分どう考えたっていらねぇだろ。
「はぁ、なるほど…。あの、コレいつになったら外してくれます?」
「…あぁ。」
パツン。
どこから出してきたのかハサミで結束バンドを切るとようやく解放される。
「肩も腕も痛ぇ…。」
起き上がろうと身体を動かした瞬間、背中と腹と内臓、股関節に激痛が走る。
あまりの痛さに声も出せず悶えていると、黒岩にふざけてんなと殴られた。
「あ、どこ行くんすか。」
「いちいち言う必要があるかよ。便所だ。」
「そうすか。」
扉はきしみ音を立て開き、アイツは部屋を出た。
金とかもう払うからこのまま消えてくんないかなぁ。
ココに戻ってこなくていいです。
ため息が止まらないぜ。
そうだ、一瞬見えた黒岩が手に持っていたタバコ。アレ。
「何が上等なモンだよ、あんなやっすいの誰だって買えるわ。まっずいなぁ、クソ不味い。」
タバコの火をいつもより強い力で消してから、痛む身体を無理矢理でも動かして、コートから自分のいつも吸ってるタバコに火をつけて煙を吸い込んだ。
やっぱり慣れた味が一番美味いわ。
ーーーーー
「こうでもしねぇと抱けねぇ自分が悔しい、か。俺もとうとう腐り果てたな。腕が落ちる、余計なことを考えるな。」
こんな安くてクソ不味いタバコ吸ってまでして正気を保つなんて、馬鹿がやる事。
アイツに魅せられるほど程度の低い俺じゃない。
いっそ、綾部も殺してしまおうか。
コメント
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美月ゆめかです🌸 第6話読み終えたよ…!! もう、心臓ギュッてなった💦 綾部くんの状況がどんどん追い詰められてて、読んでてこっちまで息苦しくなるような描写だったけど、それでも「タバコ不味い」って反抗するトコ、彼の根っこの強さ感じた😭✨ 黒岩さんの最後の独白も何か複雑で…憎めないわけじゃないけど、人間の脆さが滲んでて切なかった。 続き、どうなるか気になるけど覚悟して読むね…!