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コメント失礼します、素直に感動しました✨️ 個人的に気づいたのが🩵くんというのもすごく合ってるなって思いました!
初ノベル
lprs
低クオ
キャラ崩壊注意
がっつり病み系
地雷さん↺
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lp side.
俺たちグループが結成され はや1年。
最初は少し気遣いなどあったが、今ではふざけ合い冗談を言い合える最高のグループだと俺は思っている。
そんなことを思いながら、ディスコードに入る。
そこにはまだ誰も居なく俺1人。
時間になっても来ないのはいつもの事だ、これが『めておらいつくおりてぃ』
ピコンッ)
桃「あれ、らぴすだけ?これってセーフだよね 、?」
青「まあセーフかなあ」
時間になったとは言ったものの、時計の針は予定の1分前を指している。
いつもより遅かったが、他のメンバーよりは早いため全然大丈夫だろう。
ピコンッ)
ピコンッ)
紫「ごめーん!遅れました…。」
白「俺はいつも遅刻しないから今日はセーフにして」
青「いや、遅刻は遅刻だろ」
桃「それにリーダーは遅れちゃだめでしょw」
残念ながら時計は予定の時間を過ぎていた。
めるとは良いとして、
このくらいはといつも甘く見ていたが、心音くんは流石に遅刻のしすぎなため、今日はスルー出来ない。
リーダーだから先に来ておいて欲しいんだけど…。
紫「あとはロゼとらいと?」
桃「ロゼ、最近多いよね」
青「たしかにな、まあ昨日ロゼ配信やったし、疲れて寝てるんかな?」
白「うーん、あと5分経って来なかったら電話かけてみよ 」
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青「こないなぁw」
桃「んね、どうしたんだろ」
紫「俺らいとに掛けるわ」
青「ん、俺ロゼに掛けまーす」
らいととロゼは結局来なくて、俺と心音くんが電話をかけることに。
らいとはまだ寝てんだろ、と予想がつくが
ロゼは全く分からない。
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プルルルッ プルルルッ)
1コール目、2コール目…
結局ロゼが出ることはなかった。
なにか可笑しいと思い
『ロゼ?今日会議よ、時間なってるぞー』
と一言送り、返事を待つ。
青(あ、既読ついた)
すぐさま既読が付き、少し安心している自分がいた。
赤『ごめん。今日会議出れない。』
は?と声が出てしまった。
青『なんで?体調崩したん?』
すぐに既読はつかない。
心音くんに連絡ついた?と聞かれるが、ちょっと待ってと言いロゼの返事を待つ。
ことにしようと思ったが、なにか自分のなかで“これ以上ロゼに聞くな”と危険信号が出た気がした。
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青「ロゼ体調崩したらしい」
そこまで心配されないような適当な嘘をつく。
白「寝てたのかな?」
桃「まあ体調悪いなら仕方ないかあ」
紫「らいとも来たことだし、会議始めるよ!」
黄「ほんとにすんませんした」
青「みんな遅刻すると思ってたから大丈夫よ、」
黄「おい、ふざけんなよ!w」
青「いっつも遅刻するらいとが悪いんですー」
紫「はいそこ!喧嘩しないの」
桃「仲良いなあ」
青/黄「良くない!!!」
白「双子かよw」
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紫「じゃ、抜けまーす」
黄「おつー俺も抜ける」
青「ん、おつかれー」
2時間ほどで会議は終わり、少し小腹がすいたのでなにか食べ物を探しに冷蔵庫へ向かう。
青「なんもねえな」
見る限りあるのは、みんなが家に来た時用のチューハイ、ビール
それと、何故かめるとが置いていった飲むゼリー
こういう時に限ってないのが俺のついてないところ。
ウーバーを頼もうかと思ったが、今日は外に出ていないため部屋着だ。
配達員に会うために着替えるのも少し引っかかる。
そんなことを考えながら、俺は上着を手に取り財布を持って家を出ていた。
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青「さっむ…」
はや1年と言ったものの、もう10月だ。
夜になると冷えてくる時期。
上着1枚では足りなかったと、後悔する。
俺はコンビニに向かいながら、ロゼとの連絡画面を見た。
青(既読つかねえな)
と思い、ほんとうに体調を崩したのではないかと心配になる。
コンビニに着き、お茶、おにぎり、サラダ…
と次々にカゴへ入れていく。
青(ロゼの分、買った方がいいか?)
体調が悪いのかなにか用事ができたのか知らないが、万が一のために身体に良さそうなものを買うことにした。
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青(ロゼの家やっと着いた…)
ラッキーなことに、下のエントランスでは1人住人がいて、一緒に入る事ができた。
普段は駄目なことだが、今回だけは許して欲しい。
ピンポーン)
案の定反応は無い。
中から音もせず、誰も居ないみたいだ。
青(やっぱり出てこないか)
諦めかけていたが、ドアノブに手をかけると簡単にドアが開いた。
青(え?開いてんの?)
青「お邪魔します…」
と一言言い、家の中に入った。
部屋の中は薄暗く、テレビも付いていない。
冷蔵庫は空きっぱなし。
青(お皿…割れてる?)
キッチンには割れたお皿があった。
なにか飲んだのだろうか、コップも1つ置いてあった。
ロゼの姿はない。
ロゼの部屋に向かう。
外から見ると、電気は付いていないようだ。
寝ているのか、それとも居ないのか心配になるが俺はドアを開いた。
青「失礼します…」
と俺は小声で一言言う。
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rs side.
医師「うつ病… ですかね」
赤「うつ病 で、すか … ?」
俺は医師にそう診断された。
最近、自分で何を考えているのか、自分の目標はなんなのか、なんでめておらにいるのか、
分からなくなっていた。
理由の検討はついている。
アンチがくる所為だろう。
俺は特に優れた才能がある訳でもなく、ただただころんくんに誘われて、やってみたいと思い入った。
だが、そこまで自分の身体が壊れていることに気づけなかった。
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赤「あ”ー だる」
病院から薬を貰ったが、そこまで効果を感じない。
てか、気持ちの問題なんだから感じるわけ無いだろって感じだ。
赤(てか、こんなん一気に飲めば良いんじゃね)
俺はそう思って、何日分だろうか。
両手に収まりきらない程の大量の薬を一気に飲んだ。
赤「は ぁ … 。これで楽になれるよね?」
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赤「はーいわこロゼ!」
リスナー『わこロゼです!』
『待ってたよー』
赤「w嬉しいな、俺も会いたかった」
いつもと変わりない配信をしていた。
リスナーに会えて嬉しい、と心から思っていた。
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赤「ちょっと水取ってくるわ」
俺はキッチンに行こうと椅子から離れた。
その瞬間、初めての感覚だ。
視界がふわふわして、身体が好きなように動かない。
赤(やっば…倒れる)
がたんッ)
近くのドアにもたれ倒れたため、頭を打ったりすることはなかったが、俺は水を取りに行くのをやめ、すぐに部屋に戻った。
赤「ごめん!今日は終わりにするわ…!ほんとに申し訳ない、お茶爆は今度読む!」
リスナー『急だね』
『大丈夫ー?』
赤「じゃ!おつロゼ!」
赤(なんとか椅子に座れたけど…)
正直驚いた。
この時は薬の所為だなんて思っていなかった。
メンバーにもリスナーにも病気のことは言っていない。
できる限り変に思われるようなことはしたくない。
「せっかく見に来てやったのに終わりかよ、やっぱりおもんねえな」
赤「は…ッ ?」
マイクをきったが、配信はまだついていた。
リスナーからのコメントが流れる中、終わりのコメントにしては長文のコメントが目に入った。
赤「俺… 、お ッも しろッ…く 、 カヒュ ッ … え 、…なっ い 、? カヒュ… ッ」
「あ” …ッ お 、れ… ゴホ ッ カヒュ…ッヒュー ッ… ぁ え … ” ッ」
過呼吸、止まらなかった。
パニックになって、呼吸出来なくって…。
吐き気してきて、何も考えられなかった。
俺って、リスナーのこと笑顔に出来てないのかな。
俺ってみんなに迷惑かけるような最低な奴なのかな。
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もう、朝か。
なんとか自分で息を整えた。
あんまり記憶ない。
赤(俺って生きてる意味あんのかな)
俺は無意識にカッターと大量の薬を引き出しから取り出す。
机に置いてある水で薬をたくさん飲んで、
カチカチとカッターの刃を出す。
赤「ぁ は ッ … 」笑
ぐさぐさとカッターの刃を自分の手首に刺す。
真っ赤な血が流れてきて、頭がまたくらくらしてくる。
ベッド、壁、床、服、机… 全てが自分の血だらけで身体がぞくぞくする。
赤「はぁ あ… ッ こ れ で幸せ 、」
薬を探しにリビングへ向かう。
立ち上がると、今までにないくらいふらふらして、何かにつかまってないと歩けない。
パリンッと音がなってお皿が割れる。
赤「やっと着いた…ッ」
記憶が無くなるくらい一気にまた飲んで、俺は意識が消えた。
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赤「 やば 、 寝 … てた ? 」
いつの間にか俺はキッチンで寝ており、時計は21時を指していた。
薬の飲みすぎなのか、感覚が可笑しくなって逆に気分がよく感じた。
というか、一周まわって何も感じなくなった気がする。
赤(部屋もどろ…)
自分の部屋を見る。
薬だらけの机、画面が暗くなったパソコン、血だらけのベッド。
カッターを片手にベッドにダイブする。
そのとき、一通の連絡が来た。
俺は携帯を開く。
その前にも電話が来ていたらしいが気づかなかった。
赤「ん … 、 らぴす 。」
青『ロゼ?今日会議よ、時間なってるぞー』
赤「あれ …、 今日 会議 ?」
すっかり忘れていた会議。
予定の時間を大きく過ぎていた。
赤(会議 … 、会議 か 、 だる )
今の俺には会議なんて出れる余裕もなかった。
らぴすに気づかれないように、いつもの俺を演じて返信した。
すぐに既読がつき、次の返事がくる。
青『なんで?体調崩したん?』
いちいち理由を考えるのがめんどいため、俺は既読無視をしてすぐさま違うアプリを開く。
赤(Xの通知 … 溜まりすぎ)
通知の理由は200件以上のDMだった。
『配信お疲れ様』『ロゼくんだいすき』そんな言葉が目に映る。
『昨日何かあったの?急に配信終わって悲しかった。』
あれ?俺、配信どうやって終わったっけ。
いつもみたいにリスナーのみんなに会えて、
それで…。
赤「ぁ ” …ッ カヒュ … ッ そ 、 ぅ ” だ っ た ッ … おれ っ” … 」
やばい、これ以上思い出すな俺。
過呼吸止まんない。
俺、もう無理。やだ …ッ
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赤「やっぱり 、 俺 はこう なの か な …」
カッターを動かす手が止まらない。
もう無意識だ。
自分を傷付けて、傷付けて…
前の俺はもう居ない。
ロゼなんてもう居ないから。
がちゃ ッ )
青「ロゼ … ?」
え、 なんで居るの?
どうして来たの?
やばいバレる。
俺、嫌われる…ッ やだ いやだ 。
俺はドアの方を見る。
人影が見えて、すぐにカッターを両手で持って、何時でも何があっても俺を邪魔するやつを殺せるように、構える。
赤「いや … ッ ! 来 な… い で 、 !」
✧• ─────────── •✧
lp side.
言葉が出ない。
いつも来ていたロゼの部屋が、真っ赤に染まっていることに。
ロゼが俺にカッターを向ける。
赤「いや … ッ ! 来 な … い で 、 !」
青「俺よ、 ? らぴす 。」
赤「知ら な い” … ッ 、 俺 だ け … 、 俺 しか いない ッ か ら ” ! 」
そう言って、ロゼは泣き崩れる。
こんなにボロボロになった人間なんて見たことない。
どうしたらいいのか分からず、俺は立ち尽くしてしまう。
赤「な … ん で 、 なんで ッ ! 来 たの … 、!」
俺は買ったもの全てを手から離して、ロゼに抱きついた。
血だらけで、腕は傷だらけ。
こんな状態だったけど、俺は強く抱き締めた。
青「ロゼ ッ ロゼ …ッ !」
俺が声をかけても、彼に聞こえることはない。
幼児になったかの様に泣き続けている。
だけど、痙攣している彼の腕が俺の身体にぎゅっと抱きついた。
力は強くないが、ロゼの気持ちが伝わってきて、俺まで涙が出る。
青「言ってよ 、 ! … 気づけなくてごめん … ッ ! ごめん ッ !」
赤「おれ … ッ もう 死に た …い 、 こんな世界から 消え てや りた …い ッッ 」
青「全部 、 言ってくれてありがとう」
✧• ─────────── •✧
rs side.
抱きしめ合って、どのくらい経ったかな。
らぴすの体温、安心して言いたいこと全部言っちゃった。
俺、嫌われたよね。こんなやつ気持ち悪がられて終わりだよね。
赤「 ご め …ッ んな さい … 」
青「ロゼはなんも悪くないよ、大丈夫やから」
なんでこんなにも優しいんだろう。
らぴすの温かさと、薬の所為かな?
眠くなってきた…
✧• ─────────── •✧
lp side.
青(あれ … 寝ちゃった かな ?)
ロゼの顔を覗くと目尻が赤くなって、少し幼くなったようにも見える。
この腕、 どうしようか。
俺はバスルームにあったタオルで腕を包んだ。
もし起きた時に、見てパニックにならないよう、隠すように。
血の付いたベッドのスーツは洗濯カゴへいれ、パジャマらしきものがあったため、それに着替えさせる。
カッターや薬は全て俺が持ってきた袋に入れて見えないようにする。
勝手だが、洗濯機を回させてもらい、汚れたものは全て洗う。
机や壁はできるだけ拭いて…。
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あれ、もう5時か。
夢中になってすっかり時間を忘れていた。
流石にお腹がすいたため、昨日コンビニで買ったものを静かに開け食べる。
赤「ん” …」
青「あ、 おはよう」
赤「ぇ 、 あ” … おれ …ッ め…い わく ッ …かけ て …ッ」
青「ロゼ、 深呼吸」
赤「ぁ ッは ぁ… は あ ッ … 」
青「ん、 えらい」
赤「らぴす、ありがと」
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出来事があった2日後に
許可を得て、今のロゼの状態、心のことを全て話した。
やっぱり優しいやつらだな、すぐに納得してくれて、ロゼが安心して活動出来るように、急いで話し合いを行った。
リスナーにも、ロゼの現状を伝え
『心の整理をつける』と理由を言い活動休止をしている。
病気がすぐに治ることは難しいため、週2で病院に通っている。
また、過呼吸やパニックを起こすことが多いから、俺はできる限りロゼの家にいることになった。
大量の薬、カッターはロゼが見つけないような引き出しの奥へしまっている。
あれから1ヶ月が経ち、ロゼの症状は少しずつだが良くなってきている。
久々に会議にも行けるようになり、メンバー達も安心したみたいだ。
✧• ─────────── •✧
rs side.
青「今日の会議どうだった?」
赤「うん、 緊張したけどみんな優しくて良かった」
青「そーだな」
赤「次の会議も出てみようかな…」
青「まじ、!?それは嬉しいわ」
らぴすが笑ってくれた。
俺も、うれしい。
青「ロゼは今幸せ?」
赤「え … ? な ッ… ん”で 、?」
なんでそんなこと聞くんだろう。
俺、なにかしちゃったかな。
青「あ ”… っ ごめん ごめん 、!」
「ただ今のロゼの気持ちを聞きたかっただけで」
そうだったんだ。
また謝らせちゃった。これで何回目だろ。
でも、俺は今すっごく幸せ。
赤「うん、 幸せ だ よ」
青「そっか … 、 よかった」
らぴすが俺の頭を撫でてくれた。
この温かさ、忘れないよ。
ずっとこのままだったらいいのにな。
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お疲れ様でした😖🙌
正直ノベルの方が楽かもしれないと思っています…
連載の方少しずつ書いているので、待っていただけたら嬉しいです。
BLとか読んでばっかりだとこういう系も読みくなりませんか?
♡とコメントお待ちしてます😽🫶