テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
・戦争賛美、政治的意図❌️
・あくまでキャラクターとして見て下さい
・ソ日帝(地雷さん回れ右)
・死ネタ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
終戦の報せは、灰色の空と共に訪れた。
硝煙の匂いがまだ残る戦場の片隅で、季節外れのロングコートに身を包んだ一人の男が立ち尽くしていた。
崩れた瓦礫の向こう。
倒れ伏す一つの影、それが誰なのかを認識するまで、ほんの数秒。
しかし、その数秒が永遠のように感じられた。
「……日帝」
彼は動かなかった。
血に塗れた軍服が地面に広がっている。
ソ連が駆け寄り、荒くなった呼吸のままでその小柄な体を抱き起こした。
「おい…、冗談はやめろ」
肩を揺らしてみても返事は、返ってこない。
いつも気丈で、どこか不器用で、それでも凛としていた瞳は閉じられたまま。
ソ連の胸の奥が、遅れて軋んだ。
ずっと後回しにしてきた感情が、堰を切ったように溢れ出す。
「……言うつもりはなかった」
低く、震える声。
「お前が俺の敵である間は、言えなかった」
「いや……敵でなくなっても、怖かった」
初めて見た時のことを、今でも覚えている。
鋭い視線、揺るがぬ態度。
あの戦場で、誰よりも孤独そうに立つ姿に―—一目で心を奪われた
「好きだった」
その言葉は、あまりにも軽く、あまりにも遅かった。
「だれよりも…だ」
返事はない。
聞き手のいない告白。
「聞こえなくていい」
「……それでも、言わせてくれ」
終戦の空の下。
ソ連は静かに、何度も何度もその名を呼んだ。
だがその想いが届くことは、もうなかった。
戦争は終わった。――恋も、同時に。
瓦礫の間を吹き抜ける風だけが、
遅すぎた告白を、どこかへ運んでいった。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
〈後日談〉
終戦から、どれほどの月日が流れただろうか。
国は復興へ向かい、世界は新しい秩序を語り始めていた。
だが、ソ連の中でだけ、時間はあの日で止まっていた。
執務室の窓から見える景色は、かつての戦場とは似ても似つかない。
それでも、ふとした瞬間に脳裏に映るのは――
瓦礫の中に横たわる、動かなくなった彼の姿だった。
書類を閉じ、ソ連は小さく息を吐く。
忘れるべきだと、何度も自分に言い聞かせてきた。
敵だった。
もう存在しない。
それでも——
「……一度でいいから」
誰にも聞かせるつもりもない。
祈りに似た願望。
「生きているうちに、言えればよかった」
もしも。
もしも、戦争が終わる前に言えていたら。
もしも、敵同士でなければ。
「……馬鹿だな、俺は」
机の引き出しを開けると、色褪せた一つの軍帽があった。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ハイどうもミサです
ここまで読んで下さった皆様有難うございます!
今回もここで文字数稼g…ゴホンッゴホンッ補足説明や感想等を書かせて頂きます。
改めて見返すと何故、ハピエン純愛物が書けないのだ…私は。
と言うか日帝受けって書いたのに受けが薄いと感じるのは私だけなのでしょうか()
と言うか、前回のお話の♡の数見てびっくりしましたよ………世界って広いですね。(は?
さて、気を取り直して補足説明に移ります。
まず、この小説は1話ごとにキャラ設定や世界線が分けられているので前回のお話と繋がっていると言う訳では有りません(じゃないとややこしくなるし、何より報われなさ過ぎる)
今回は、ソ日帝の話を描きましたが、まぁ~凄いことになりましたね〜(犯人)
前回につき続き何故私が書く攻めは、告白しないん?もっとガッといけよ!!ガッと!!!
これぞかの有名な「クソっじれってーな、俺ちょっとやらしい雰囲気にして来ます!」の出番ですね…
というかソビさん、あんた日帝の軍帽大切に保管してあるのね…
受けが死んで、何度も忘れなきゃ…と考えるけど結局受けが持っていた私物とか捨てれずにいる攻め…最高に美しい
伝えられなかった想い、2度と来ない春、これぞ永久凍土ってか(黙れ
あ、今回日帝がソ連の事どう思っているかについては、言及しないので各自で解釈なさってくださいまし。
それでは、次のお話で会いましょう!
バイバイ〜!