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jp side
『黄月竜也を殺す。』
は……?
なんでttが?
「なんで竜也が巻き込まれるんですか。」
『お前、性格上一方通行で行けないからだ。』
『取り敢えず、普通に過ごせ。』
『私達のことを意識しすぎて日常に支障をきたすかもしれないからな。困る奴だ。』
『いつかは殺されることを覚悟しておけ。』
「ちょいちょい!」
ピーッ、ブー、ブー、
「切れた……」
ちょい待て、脳の処理が追い付いてない。
追いつける訳が無いッ……!
何?殺される?俺?
でも「気にするな」って、気にしなきゃ、気を抜くと殺されちゃうかも。
そうだ。遺書を書いて、大切な物を箱に入れておこう。
そうすれば、落ち着ける。
「『有難う御座いました。』っと、」
「う~ん、入れるものは~、金の盾と、銀の盾で。」
「リーダーなのに、こんな事になっちゃった。」
最悪なリーダーだ。こんなんで涙ぐんじゃうなんて。
メンバーの、ttの身代わりになれるんなら。もう十分だ。
「うん、これで死ねる。」
「後は、ttを救うのみ。頑張れ俺!頑張るよ俺!」
tt side
最近jpの調子が可笑しい。
乾いた笑い方しかしないし、絶望の表情をしている。
謎に涙ぐんでる時もあるし、俺の次に大切だと言っていたネックレスまでくれた。
なんだ?何かあったのだろうか。
「な、なぁ?」
「最近な、何かあったん?」
「ずっと元気ないで、?」
「ううん、大丈夫。心配しないで。」
「そっか。」
俺はこう答えるしか無かった。