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⚠️注意⚠️
・メテヲさんが可哀想です
・ご本人様には関係ありません
・latteさん視点です
それでもいい方のみ
「ちょっと!!皆さん!!!!」
我らが村長、めめんともりが私達の方に駆け寄ってきた。
私達は、今オフ会の最中。
めめ村メンバー全員いる中、遅れたメテヲさんを迎えに行っためめさんが帰ってきたのだ。
「ど、どうしたんですか、そんなに慌てて……」
「メテヲさんが、清楚系女子になりました。」
「メテヲさんが清楚系女子になりました。」
「は、はぁ??」
めめさんの衝撃の一言。
一同、驚きを隠せない様子。
そりゃそうだろう。実際私も驚きすぎて声が出ない。
「ど、どういうこと……?」
「見れば分かります。」
「見たくない、でも、興味が………」
「興味しかない。」
「めめさん、エイプリルフールはまだ先ですよ?」
「嘘じゃないですって!?」
信じていなさそうなiemonさんと嘘はついていなさそうなめめさん。
まぁ、めめさんは平気で嘘をつくから見抜けれるかといわれれば微妙なところだけど……
「で、メテヲさんは今何処にいるんですか?」
「多分、駅の近くです。余りに驚いたので置いてきてしました。」
「可哀想に……」
「新たなめめ村不憫枠の誕生か…」
「とりあえず、迎えに行かない?こんな寒い中、流石にメテヲさんが可哀想だよ。」
「メテヲさんに情けをかける日が来るとは……」
「失礼すぎて草」
「とりあえず、向かいましょう。流石にメテヲさんに申し訳ないので……」
私たちは走って、ようやく駅の近くに来た。
「あ、あれメテヲさんじゃない?」
「そうっぽいね。」
「見た目は普段と変わらなさそうだけど。」
「話してみたら分かります。」
めめさんを先頭に、私たちはメテヲさんに駆け寄る。
「メテヲさーん!!」
「あ、めめさん。」
メテヲさんはこちらに気が付き手を振る。
声は変わってなさそうだが……
「めめさん、いきなり走り出してどうしたんですか?私、心配になりましたよ。LINEを送っても未読でしたし。ついて行こうかと思いました。」
「!!!????」
メテヲさんの、口調がおかしい。
敬語だし、一人称が私だし、なんかもう…………色々違う!!
「メ、メテヲさん……だよね?」
「はい、そうですが?」
「何というか……」
「その…」
「キモい…」
「失礼ですね!?」
ごめん、メテヲさん。私もちょっとキモいと思った。
「何、ウケ狙いでやってんの?だとしたら相当キツイけど……」
「違いますよ!!私って、元々こういう性格じゃないんですか!?」
「何を言っているんだ、こいつは…」
「え、ガチのやつ、これ?」
「さささ流石にネタでしょ!!ねぇ、メテヲさん…?」
「……???」
「やばい、メテヲさんが固まった。」
「これ本気のマジのガチじゃない…?」
「嘘でしょ……」
「だとしたら相当キツイんだけど。」
「こいつと1日一緒に過ごせと?」
「何の拷問だよ!」
「下手したら爪剥ぎの拷問よりもキツイかもしれない。」
「皆さんはメテヲさんを何だと思ってるんですか…」
「猿。」
「変態。」
「脳筋。」
「もう終わりだよこの村。」
「いつも通りな気もしますけどね…」
「ほら、もうメテヲさんが置いてかれてるよ!」
「皆さんは何を話しているのでしょうか……」
「草。」
「ふと思ったんですけど、今のメテヲさんって何かみぞれさんみたいな性格してますよね。」
「わ、私みたいな、ですか!?」
「確かに。」
「超的確。」
「同じ性格でも人物が違うだけでこんなに印象が変わるとは…」
「普段の行いの所為だな。」
「あの、私普段、何かしてるんですか……?」
「あー、もういい、うるさい喋るな!!」
「まずはこのクソきm………性格の変わったメテヲさんの原因を調べますか。」
「そうだね。こんなメテヲさん私もいやだもん。」
「メテヲさん、なんか心当たりはありますか?」
「いや……私の性格が何だの言われてますが、特に心当たりはありませんよ…?生まれてからずっとこんな感じです、多分…」
「うーん、記憶までなくなってるようですね。」
「記憶喪失、とか?メテヲさん、なんか最近事故とか起こしたりした?」
「特に。」
「うーーーん??」
「ガチ分かんねぇ…もう考えるの面倒くさくなってきた………」
「あ、そういえば!」
メテヲさんが何かを思い出したかのように言った。
「何、どうしたの!?」
「今日の朝、ふと漫画の並べられている本棚を見たんですよ。そしたらちょっとえっちな漫画があって……買った記憶とかもなかったので、本当に怖いです。」
「つまり今日の朝から異変が起こっているってことか……」
「有益情報だ!」
「ガチのマジで清楚系女子化してて草。」
「こーんな綺麗に記憶が抜けることある?」
「漫画じゃないんだから。」
「やっぱり、私何かおかしいんでしょうか……?」
メテヲさんはそう言いながら口元に手を当て、首を傾げる。
「き、きっしょい!!」
「やめて、そのポーズ今すぐやめて!!」
「共感性羞恥ってる、今!」
「え、あ、はい…」
メテヲさんは素直にポーズを辞めた。
「す、凄い言う事聞く、このメテヲさん。」
「もうこのままでいい………いや、ぜんっぜん良くないわ。」
「とりあえず、状況を整理しない?」
ぐさおさんがスマホのメモアプリを開いた。
「まず、メテヲさんの性格が変わっていると。」
「具体的には口調、一人称、仕草、などですね。」
「倫理観も変わってるかも。」
「あ、よく見たらメテヲさん、今内股だ。」
「ほんとだ。」
「似合わねー。」
「で、この現象が起こったのは朝、目が覚めたときから…でいい?メテヲさん。」
「え、あ、そう…なんですか?」
「まぁ…朝に何かなければそういうことでしょう。」
「仕事のストレス、とか?」
「ストレスでこんな綺麗に性格が変わるってことあり得る?」
「確かに…」
「そういえば、俺、夜…確か1時くらいだったはず、メテヲさんと話しながらゲームしてたけど、それまでは無事だったよ。メテヲさんは通話終わり、『もう寝るわ』って言っていたから、睡眠中に何かが起こったと仮定していいかも。」
ひなにいさんが言った。
「なるほど。」
「ベッドから落ちて頭を打った…とか?」
「私はベッドじゃなくて布団で寝ています。」
「なんかやばいおクスリでもやった……?」
「や、やってないですよ!私がやると思ってるんですか!?」
「うん。」
「辛辣っ!」
「薬………非現実的ですが、性格を変化させる薬、とか?」
「まさかそんなわけ……」
「そういえば。」
「?どうしました、八幡さん?」
「突然だけど、この会社知ってる?」
八幡さんはスマホの画面を皆に見せる。
そこには私でも知っているような有名な製薬会社のロゴが映っていた。
「勿論、知ってますよ。」
「この会社、実は今性格改竄の薬を開発しているらしいんだよね。」
「え、なんでそんな情報知ってるの?」
「私の友達にここに勤めている人がいるから。」
「なるほど。」
「で、つい最近そのサンプルが盗まれたらしい。公には公開してないっぽいけどね。」
「え!?」
「つまり、って言いたいんだけど、全く関係のない事かもしれないから………まぁ、記憶の片隅には置いといてほしい。」
「記憶の改竄って……現代の技術はすごいね。」
「何おじいちゃんみたいな事言ってんの。」
「とりあえずその薬について詳しく聞けないか友達にLINE送っとくね。流石に企業秘密だと思うけど。まぁ、教えてくれたらラッキーってことで。」
「流石八幡さん!」
「一生ついて行きます!」
「よせやい。」
うーん、これまた分からなくなってきたぞ。
微妙な事実。余計に、頭が混乱してくる……
「メテヲさん、この薬に心当たりは?」
「うーーーん。多分、ない、ですね…」
「自ら服用したわけではないと。」
「記憶が消えている可能性もあるけどね。」
「とりあえず、八幡さんの友人の返事が来るまであのカフェで休憩しません?寒いですし。」
「賛成!」
私たちは近くのカフェへと入っていく。
14人もいるので店員さん達が目を丸くしながらこちらを見てきたが、それはまた別のお話。
私たちは4人席。メンバーは私、Sレイマリ、レイラー、そしてウパパロンである。
4:4:4:2で別れることになった。このメンバーは完全ランダムである。
「お待たせしました、ブラックコーヒーでございます。」
「あぁ、ありがとう御座います。」
そう言ったレイマリさんの前にブラックコーヒーが置かれる。
「あれ、レイマリさんってブラック飲めたっけ?」
ウパパロンが煽るように言う。
「勿論!このくらい大人なら飲めて当然!」
「はえー。なんか、子の成長を見守る親の気持ちが分かった気がする。」
「誰が子供だよ!!」
レイマリさんはコップを口元へ持っていく…が。
「あれ?飲まないの?」
「うるさい、飲むよ!」
そう言うが、一向に飲む気配がない。
「あれ?もしかして調子乗って頼んじゃった?」
「は、はぁ!?そんなことねぇし!」
「じゃあ早く飲みなよ?」
「………」
レイマリさんは舌を出し、ちょびっとだけコーヒーを舐める。
「うっ……」
「どうした?」
「どうも、してない…」
もう一度舌を出し、舐める。
「っ………」
「毒でも盛られてた?」
「違う…」
レイマリさんはこちらをちらりと見た。
「に、苦い…………」
「wwwwwwwwwwwwwww」
「やっぱり飲めねぇんじゃねぇかwww」
「もしかしてさっきの図星だった?wwwwww」
「う、うるさい……うっ…」
「おもろすぎるwwwwwwwww」
やはりレイマリさんは何歳になってもレイマリさんである。
ちなみにレイマリさんは時間をかけたが、全てコーヒーを飲みきった。偉い。
「あー、美味しかったー!」
「途中でウパさんの席から大爆笑聞こえたけど、あれ何?」
「それはね〜」
レイマリさんがウパパロンの口を必死で手でふさいだ。
「やめて。」
「wwwwww」
「で、八幡さん、連絡来た?」
「えーっとね。」
「うんうん。」
「あの薬、いちご味らしい。」
「…………」
「ど、どうでも良っ………!!」
「そ、それ以外は?」
「流石に教えてくれなかったゾ。」
「終わりやん。」
「唯一の希望が閉ざされた…」
「調査終了!!!」
「諦めてて草なんだ。」
「あの、そういえば…」
メテヲさんが小さく手を挙げる。
「ん?」
「私、深夜寝ていたらですね…」
「うん。」
「甘い、液体を飲まされたような気がしたんですよ………」
「……え?」
「寝ぼけていて詳しい味は分かりませんでしたが、確かに、ジュースのような感じでした。」
「えぇ?」
「ま、マジで??」
「あの情報が役に立つ時が来るとは……」
「じゃあ、寝ている間に誰かが家に入ってきて、メテヲさんに薬を飲ませた…ってこと?」
「はい、恐らく。ですが、窓などを割られた形跡はないので、多分、誰かに鍵を開けられたんだと思います。そして何より、私が起きた時、扉の鍵は開いていました。」
「鍵はちゃんと閉めていたの?」
「はい。」
「鍵が開く瞬間、音で気づきそうなものだけどね。」
「私はいつも音楽を聴きながら寝落ちするのでイヤホンをつけているんです。ノイズキャンセリング、ワイヤレスの。」
「なるほど。」
「じゃあ、鍵を持っている人が犯人…ってこと?」
「恐らくは。」
「私、メテヲさん家の鍵持っているんだけど、他に持ってる人いる?」
「私、持ってます。」
「俺も。」
「私も。」
「私は、村民全員に合鍵を渡しています。」
「ガバガバだな、お前の家…」
「他に渡している人はいないの?」
「はい。」
「皆、今、鍵は持ってる?」
茶子さんの呼びかけに、皆一斉にカバンやポケットを確認した。
「私は持ってるよ。」
「ぽれも。」
「私も持っています。」
各々カバンから合鍵を取り出し、手のひらに置いて見せる。
「がーちでガバガバやん、メテヲさんの家…」
「防犯意識とかないんか?」
そうして全員鍵が持っていることが確認できた。
「私も、鍵は一本しか持ってません。」
メテヲさんが呟く。
「待って、ということは…ですよ?」
めめさんが考える。
「犯人は鍵を開けてメテヲさん家に侵入した。そして、鍵を持っているのは村民のみ。」
「ということは?」
めめさんはガバっと顔をあげて叫んだ。
「犯人は、この中にいる!!!!!」