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🌷ぬいぐるみ達との再会
ティアは精神的に無理しないためにも部屋にあるたくさんの本を片づけ始めた。
入りきらない本はクローゼットにしまったりしてあった。
ティアが本を出してみると奥から幼い頃に遊んだぬいぐるみ達、ピンクのうさぎ、黒猫、キリンが出てきた。
「ティア久しぶり」
そして空想力によって、あの時と同じようにティアに話しかけてきた。
「ティア行動で心の力を引き出すのはやめたのね?まだ生きているもの」ぬいぐるみ達の言葉。
ティアは、幻聴や理性の過剰から逃れるために、このぬいぐるみ達と行動で遊び続け、空想力と結びついて心の力がティアを幸せにしてくれるかわりに最後にはティアの命を代償にしなければいけないという契約を交わした。
賢い両親のもとで勉強を頑張らないと楽しいことをさせてもらえなかったティアは7歳で精神疾患を発症、幻聴に悩まされてきた。
あの時は楽しいことができないのなら生きていても仕方がないと思い、その契約を交わしてしまったが、心の力によって幸せ過ぎた子供時代があまりにも続くと、ティアは死ぬことを恐れるようになった。
「わたしは契約にさえ従えなかった、契約が発動する時期が来たら恐くてふみきれなかった、臆病でごめんなさい、せっかくくれた心の力による幸せをわたしは本当に何も考えずに使ってしまったわ、理性に縛られ過ぎてわたしは楽しくなかったの、でもこのまま動物のように死にたくない」
ティアは自分の心の弱さでこんなことになってしまって、本当に申し訳ないと思った。自分だけが幸せだったのだから。
「ティアあの時から幸せに溺れたのに、良く立ち直れたものね、今は、真面目に働いているもの」
ティアはA型作業所で最低賃金を保障され、データ入力の仕事をしている。
「ええ、本体はクローゼットの中でも心はそばにいてくれたのね」
ティアは、ピンクのうさぎの事情を知っている言葉に想った。
「もちろん」ぬいぐるみ達は言った。
「わたしが12歳の時、黒い炎の幻聴が悪化してうまく遊べなくなってみんなをクローゼットの奥にしまったけれど、わたし達はあの頃より強くなったわ、黒い炎の言葉を聞き流せるようになった」ティアは力強く言った。
「そうだね、本体は、ただのぬいぐるみに過ぎない、僕達はずっとティアと一緒だったんだよ」黒猫が言い、幻視としてはティアにすり寄った。
「そうね、みんなにも休む時間があって子供の頃はもっと精神が疲れやすくて、黒い炎のダメージをまともに受けていたけど、もう大丈夫、だけど、みんなの本体もこのままじゃかわいそうだから、またわたしの部屋に置くわ、子供の頃症状が悪化して、あの時はそれどころじゃなかっただけなの、ぬいぐるみからは何も聞こえなくなってしまって、でもまたこうしてお話できるのね」
ティアの心に温かい感情があふれた。
「ええ、ありがとうティア」ピンクのうさぎが言って、ティアはぬいぐるみ達を抱きしめた。
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コメント
4件
コメントありがとうございます。空想という心の力だけでも理性の過剰がティアは防げず、ただの行動でただの心としても生きていたのです。でも空想を心の力として使い、ティアは人間としても生きる決意をしたところです。筋道があまりしっかりしていなくて、わたしは時々混乱します。読んでくれて本当にありがとうございます。
おお…第3話、読んだわ。ぬいぐるみ達との再会か。クローゼットの奥から出てきたあの三人が、子供の頃みたいに話しかけてくるシーン、ちょっと切なかったな。 特に「あの時は楽しいことができないなら生きていても仕方がないと思った」ってティアの台詞、ガチで胸に来たわ。7歳でそんな契約を交わすって相当追い詰められてたんだろうな。でも今は黒い炎の幻聴を聞き流せるようになって、ぬいぐるみ達をまた部屋に置く決意をしたところ、ちゃんと前に進んでる感じがして良かった。 空想力と結びついた心の力の代償が命って設定、なかなか重いけど、この世界観ならどう転ぶか気になるな。続き読みたいわ🔥