こちらは私の作り話の為本人様とは関係ありません。
橙桃要素少しありますが基本的に橙くんメインです。
ジェルめもりーに載っているノベルの話が混じっています。まだ読んでいない方、苦手な方は閉じていただいて構いません。
(尚、ノベルに非公式となる付け加えがあります。理解してから読んでいただけると幸いです。)
地雷だよって方、通報される方は見ないようにしてください。
本当になんでもありな方のみ見てください。
目を開けるとそこは白い花々に雲ひとつない空。
『あら…貴方』
「やぁ!久しぶりだね天使さん」
『また今回も随分早くにこっちに来たのね』
「そんな悲しい顔しないでよ、俺だってこれでも一生懸命生きたんだよ?前よりは長生きしたじゃないか」
『まぁ、確かにそうね…今回も大変だったの?』
「うん、精神病〜」
『そんな軽く言えるものではないでしょ!ほんと、変わらないわね』
「あははッw」
『……どうするの?また人間に生まれ変わりたい?』
「どうしようかな…また早くしぬのかな、w」
『………』
「………天使さん俺ね、会いたい人がいるんだ」
『会いたい人…?』
「うん、ずっと俺を支えてくれた人たち。お礼も言わず、裏切ってここにきた」
『そうなのね…じゃあもう一度人間になる?』
「………うん、そうする」
『今度はもっと長生き出来たらいいわね、優』
「その名前久しぶりに聞いたな。でも今の名前は
ジェルだよ」
「おーいっ聞いてんのか〜?」
「っ!ごめんぼーっとしとったわ」
気づくとそこは知らない住宅地の道路。
そして眼の前には知っているような知らないようなピンク色の髪の毛に瑠璃色の目の青年。
俺が会いたい人にそっくりだ。
「まったくもう…あいつらファミレス居るから俺たちも早く行こうぜ」
「うん……………、さとちゃん」
俺がそう呼ぶと勢いよく彼は振り返った。
「……ッ誰だよそれ」
「んー誰だろう」
「ただでさえ居残りで時間遅くなってんのに待たせるわけにはいかないだろ?ほら、走る!」
「……さとちゃんは遅刻ばっかりしてたのにな」
「おっそーい!」
「てことでバナナシェイク奢ってねー」
「はぁ?なんでだよ!」
「遅刻したバツです」
ファミレスの角の席に既に座っていた信号機の髪色をした3人。
赤色の髪の毛の青年はスマホを皆に見せた。
「そういえば!8月27、28日は大事な日なんだよ!」
「あぁ、確か100年前の大スターのすとぷりがLIVEした日でしたっけ」
「そうそう!せいかーい!俺めっちゃ好きなんだよね〜」
「そんなに大事な日なの?」
黄色の髪の毛の青年が答えたあと、青色の髪の毛の青年が質問する
「分かってないなぁ。ただのLIVEじゃないんだよ!初めて4人でLIVEしたの!!」
「4人……?」
4人
莉犬、るぅと、ころん、さとみ
俺は_______________
「でもジェルくんにしんでほしくなかったなぁ」
「今はもう全員居ないだろ」
「でも!4人が泣きながらBelieveっていう神曲歌ってたんだよっ?涙腺崩壊だよ…ッ」
赤色の髪の毛の青年は余程のファンだったのだろうか。涙目になっている。
俺、そんな大事なときにしんだんだ
何してんだろ……
後悔が積もる。
もう、取り返しなんてつかないのに。
ファミレスを出て信号機組と別れるとまたさとちゃんと2人きり。
まぁさとちゃん本人では無いのだけれど。
ただひたすら無言で歩く。
後悔で押し潰されそうな心を落ち着かせるように。
「………………………、じぇる」
後ろからポツリと聞こえたその言葉に振り返る。
「今、なんて……」
「お前さッ思い出したんだろ、前世のこと」
瑠璃色の目には零れそうなくらいの涙が溜まっていた。
「…さとちゃ、」
「なんで言わなかったんだよっ!」
「ッ!」
「…ッなんで、何も言わずにしぬんだよッ頼れってあれほど言っただろ!!」
「ご、ごめ…」
「莉犬も!るぅとも!ころんも!りすなーさんもッ!お前を支えられなかったって後悔して…ッ、ほんとう…お前はばかだよ…」
「ごめん…ごめんなぁ」
「…謝らなくていい、寧ろこっちが謝りたい。気付いてあげられなくてごめんなッ……」
「さとちゃん……」
抱きしめあって涙を流す。
少し経ったあと、さとみは口を開いた。
「ジェル。お前はまだこっちに来ては駄目だ。辛いときは俺を頼ってほしい、絶対に。いつまでもそばにいるから。
だからもう一度___________」
その言葉と同時に頭を殴られるような衝撃が走った。
「おーい、起きろジェル」
橙「んぅ……、ここ、は…?」
桃「何言ってんだよwここは舞台裏。個人メドレーそろそろ終わる。ていうかちょっとした仮眠で寝ぼけるか?普通w」
橙「さと、ちゃ」
桃「んー?どした?」
橙「俺…生きてる?」
桃「ッ!…おう、生きてるよ」
橙「そっかぁ…」
桃「ほら、あと少しで出番だぞ」
橙「………うん」
桃「…………じぇる」
橙「なに?」
桃「もっと頼れよな」
橙「……うん、ありがとう」
立ち上がってもう一度鏡で髪型などを整える。
俺の表情は何処か寂しそうで、でも希望に満ち溢れていた。
赤「おっそーい!」
青「てことで帰りに何か奢ってねー」
桃「はぁ?なんでだよ!」
黄「遅刻したバツです」
桃「まったく、ほら行くぞ」
橙「さとちゃんはしっかり屋さんやな」
桃「何言ってんだよw」
曲が始まりステージに向かう。
深呼吸をして、ここに立っていることの喜びを噛み締めて。
みんなを信じて。自分を信じて。
ペンライトの星が会場を埋め尽くす。
夢の中の俺はきっとこの景色を見ないで人生を諦めていたのだろう。
俺は絶対に諦めない。諦めたくない。
皆がそばにいてくれるから。
俺の思いを歌声にのせて
後悔のないように全力でやりきろう。
もう一度、笑顔で皆に会えるように
もう迷わないんだ
君と夢描いていきたいから
たとえ消えそうになったとしても
繋いだ手は離さない
赤「ジェル!」
青「ジェルくん!」
黄「ジェルくん!」
桃「……ジェル」
橙「うん…、みんな大好きやで!!!」
僕を信じて
1人じゃないから
その手を握り続ける「always with you」
自分信じて
顔をあげてみて
ほらできたその笑顔
ただそれだけで 僕ら強くなれるよ
Believe me believe you
Holding your hand and go with you
いつまでもそばにいてね
この夏がジェルくんにとって、
すとぷりにとって
最高の思い出になりますように。
コメント
10件
泣けるんですけど…(?) 寂しいけどしっかり休んで心身共に余裕ができたらまた会いたいですね、((語彙力皆無ですみません
涙腺崩壊しそうなったわ(( やべぇ複雑な気持ちだなぁ 休んで欲しいけど活動して欲しい…まじで複雑w
感動しましたッ₍ᐢ´т ̫т`ᐢ₎ 今日が最後……と思うと……。涙が止まりません😢