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〜其の頃 No視点〜
イリーナ「いろいろと接近の手段は用意してたけど…
…まさか色仕掛けか通じるとは思わなかったわ」
烏間「…ああ
俺も予想外だ」
イッテツ「色仕掛け…効くんだ…」
佐伯はドン引きしながらいう
他のヒーロー達もうんうんと頷いている
だが色仕掛けなら彼女の分野だろう
イリーナ・イェラビッチ
職業は殺し屋
美貌に加え,10ヶ国語を操る対話能力を持つ
如何(いか)なる国のガードの硬い暗殺対象(ターゲット)でも本人や部下を魅了して近付き至近距離から容易く殺す
潜入と接近を高度にこなす暗殺者
烏間「だがただの殺し屋やマフィアなどを学校で雇うのはさすがに問題だ
表向きのため教師の仕事もやってもらうぞ」
イリーナ「…ああ,別に良いけど私はプロよ
授業なんてやる間も無く仕事は終わるわ」
イリーナは扉に手を掛けてそう云い放った
星導「そんな簡単に行くものじゃありませんよ」
四季凪「うーん……VSFの副隊長も手を焼いてるのに彼女いけるんですかね?」
そんな2人の独り言の様な発言に烏間は答えず空に溶けていた
〜No視点終了〜
イリーナ「殺せんせー!」
サッカーをし乍ら暗殺をしているのを見ているとイェラビッチ先生がターゲットを呼んだ
ヒーロー達や他の人も後ろからやって来た
イリーナ「他の先生方から聞きましたわ
すっごく足がお速いんですって?」
殺せんせー「いやぁそれほどでもないですねぇ」
イリーナ「お願いがあるの」
なんだなんだ?
イリーナ「一度本場のベトナムコーヒーを飲んでみたくて
私が英語を教えている間に買って来て下さらない?」
殺せんせー「お安い御用です
ベトナムに良い店を知ってますから」
嗚呼,行っちゃった
磯貝「…で,えーとイリーナ…先生?
授業始まるし教室戻ります?」
イリーナ「授業?…ああ各自適当に自習でもしてなさい
それとファーストネームで気安く呼ぶのやめてくれる?
あのタコの前以外では先生を演じるつもりも無いし
「イェラビッチお姉様」と呼びなさい」
全員「…………」
えっと…
カルマ「…でどーすんの?ビッチねえさん」
星導「あとタコは俺と被ります。辞めてください」
ロウ「ブッwwwww」
イェラビッチだから略してビッチなのかな
あと小柳さんめっちゃ笑ってる…………
そういや,僕小柳さんによく思われてないような気がする。なんか僕だけ冷たい気が
…………What on earth did Ai do?
まぁ,今は気にすることはないよね
イリーナ「略すな!!」
カルマ「あんた殺し屋なんでしょ?
クラス総がかりで殺せないモンスター
ビッチねえさん1人で殺れんの?」
赤羽君がそう突っかかった
イリーナ「…ガキが
大人にはね,大人の殺り方があるのよ」
ザッとイェラビッチ先生は潮田君に近付いた
イリーナ「潮田渚ってあんたよね?」
渚「?」
渚君はイリーナ先生を見た
あたしは面白い予感がしてスマホを構える
渚「ん〜!」
10HIT
ぶっちゅーじゃん
渚「んん…」
20HIT
渚「…」クタ…
30HIT
あっ堕ちた!
イリーナ「後で教員室にいらっしゃい
あんたが調べた奴の情報聞いてみたいわ
ま…強制的に離させる方法なんていくらでもあるけどね」
どんな方法なんだろう?
気になって来た!
イリーナ「その他も!!
有力な情報持ってる子は話しに来なさい
良い事してあげるわよ
女子にはオトコだって貸してあげるし
技術も人脈も全て有るのがプロの仕事よ
ガキは外野でおとなしく拝んでなさい
あと少しでも私の暗殺を邪魔したら殺すわよ」
馬鹿じゃん
殺さない先生で殺せんせーなのに しゃしゃり出て来た人がいきなり殺せるなんて
僕達が居る意味は無い
はぁ…帰ろ
『せんせーあたし帰る』
烏間先生にそう伝えると返事を待たずに教室まで行って制服に着替えて荷物を持って帰る