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国々で曲パロ(軍歌)

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国々で曲パロ(軍歌)

1 - 注意事項と「Катюша」

♥

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2024年08月11日

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どうも皆様、サカナです

リクエスト放棄して何しとんじゃワレェ!って感じですけど、思いついちゃいました…

ちゃんとリクエストと並行しているのでお許しを((((

はい、曲パロです

言うて軍歌ですけどね…既にやっている方いそうです、パクリではないですよ…?

2024年の曲全くわからないので、軍歌と国歌にいくしかないんです

諸注意だけでも読んでいただきたい

あくまでもこれは二次創作であり、政治的な意図、戦争賛美はもちろんのこと、差別的意思も左翼や右翼などの思想もありません

コンテンツの一つもして閲覧してください

それでは、まずはジャブから

「Катюша」です

まあエカテリーナじゃなくてベラルーシなんですけど…






















庭で咲き誇るりんごと梨の花。

川面には朝霧がかかっている。

幼いベラルーシは霧のかかった険しく高い河岸へと歩む。

ベラルーシは歌い始めた。

誇り高き薄墨色の鷲の歌を。

彼女が深く愛する彼への歌を。

彼女の手には大事な彼からの手紙がある。

戦いは終わり、彼は、ソビエトはもうすぐ帰るのだ。

愛するソビエトがしたためた手紙はそのことを報せる幸せの手紙。

ベラルーシは祈る。

この歌が彼へ届きますように。

乙女の歌は太陽をかすめ、鳥の如く飛んでゆき、遠い国境の兵士である父の元へと、ベラルーシの想いを伝えるだろう。

彼には届いているだろうか。

彼は思い起こしてくれるだろうか。

この歌を聴いてくれているだろうか。

純真な歌声を響かせ、ベラルーシは歌った。

彼は愛すべき祖国を自身の手で守り抜き、何にも変え難いこの時を守ってくれた。

だからベラルーシはソビエトへの強い愛を守り抜き、今もなお愛を膨らませるのだ。

彼の手紙は彼の帰りを知らせてくれた。

だからベラルーシはソビエトを思って歌う。

庭でりんごと梨の花が咲き誇り、川面には朝霧がかかっている。

彼に届きますようにと祈りを込めて、幼いベラルーシは霧のかかる険しく高い河岸へ歩み行く。


翌日、ガチャリと開く扉の音を聞きつけ、ベラルーシは階段を駆け降りた。

「お父さん!! 」

真っ先に向かうのは彼女だけ。

彼を迎える1番は彼女だけ。

抱きつけば焦げた匂いと庭のりんごの甘い匂いが鼻をくすぐる。

その低い声が鼓膜を揺らし、大きな手で頭を撫でられた。

りんごのように赤い顔になり、幼いベラルーシは彼の足をより強く抱く。

手紙は今もなお彼女の部屋の中だ。

ようやく帰ってきた自身の父親へ宛てて、ベラルーシは親愛の印にキスをした。

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