注意 長い
誤字
オリキャラ
目の前には鳥居があった。
ふと気づいたら、知らない場所にいた。
森に囲まれ、心地よい風が吹いている。
彼女__ニアは流れるように鳥居に近づいていく。
鳥居をくぐり抜ける。すると、しらない場所に出た。
「……へ?ここどこなん?異世界転生もの?だとしたら、私2回も転生したの!?」
すると
神社から誰か出てきた。
「あー。うるさいな……いったい誰よ?こっちは寝不足だっていうのに……」
中から巫女(?)が出てきた
「ま、まじで転生してたの?いや、嬉しいけど………」
「あんたさっきから何いってんのよ……」
「これは……典型的なテンプレ展開!」
(あれ?でも、私は確か……)
すると、後方から、ドタドタと慌ただしい足音が聞こえた。
「うおお!何ここ何ここ!面白い!何かわかんないけど面白ろい!」
金髪の少女が階段を駆け上がってきた。鳥居を見上げ、歓喜の声をもらす。
「何この…何?赤いやつ!登れそう!おおぉー!」
巫女(?)がわかりやすくため息をついた。
そして、二人に近づいてくる。
「……あんた達、名前は?」
「ニーア。」
「ルッイだよー!」
「家は客をとことんもてなす主義なの。ほら来て。私は博麗霊夢よ」
霊夢が手招きする。
ルイが走り出した。
神社の中へ一目散に入っていく。
「霊夢。聞きたいんだけど」
「……ん?」
「ここは、どこだ?」
「ここは、幻想卿よ。」
神社の中。バリボリとせんべえを食べながら、霊夢が言った。
「ほう。モグモグ」
「うん。どこ?モグ……」
3人でせんべえを食べる。ズズズズ……と、お茶をすすった。
「どうせなら緑茶がよかったんだけど。私麦茶は嫌いなんだよね。」
「えー?私はこのムギオチャ?が好きだよ。おいしい!」
「で、幻想卿って?」
いきなり本題に入る。
霊夢がピンと指を立てて、得意そうに説明をしようとした。
「ここは幻想卿。誰かの幻想から生まれた____」
ガラッ!
ふすまが勢いよく開いた。
そこには白黒の衣服を身に着けた少女が立っていた。手には箒を持っていた。
肩に何か背負っている。
「____霊夢!大変だ、急患だ!」
方に背負っていた少女をそっと下ろす。
きれいな黒髪をしている。
黒髪の少女がムクッと起き上がる。
「起き上がって大丈夫か?無理しなくていいぞ」
「……誰?てか、ここどこ?何で?」
黒髪の少女がキョロキョロとあたりを見回す。
「私、ここに来た覚え無いんだけど。誘拐?」
「ちがうって!私は霧雨魔理沙。こっちが博麗霊夢。後ろの二人は知らないが。」
「私がニアだーよ。」
「我こそがルイ様だー!」
「ふーん。ミナ。」
「え?」
「名前。」
黒髪の少女がそっけなく、答えた。
「今日は客が多いなぁ?霊夢。」
魔理沙がニシシと笑う。
「何かもてなしてやらないとじゃないか?」
霊夢がこくりとうなずく。
「そうね。」
霊夢が立ち上がる。
「来なさい。ここを。案内してあげる。」
「まさか観光になるとはねー、ニーア。」
「ムッフッフッ。こういうのはハプニングというものが起こりうるものなのだよ」
「まずは……そうだな、私の家なんてどうだ?」
「いいお手前(?)でぇ〜♪」
ルイがぴょんぴょんと飛びはねた。
「……うん。」
「……魔理沙。全然つかないんだけど!!」
ルイが文句を言った。
「まさか自分の家を見失うとはな…」
その時。
ガッ……!
足に何かが当たった。
「ん?今足に何か……」
「え。」
そこには
片足のない少年が倒れていた。
同い年くらいの少年だ。
片足が無くなって血まみれだ。
「え?……どうしたの?この人。」
ルイがまじまじと少年を見つめる。
ミナも驚いたように少年を見つめている。よほど驚いたのか、その場から固まって動かない。
「何だ!?……うわ、これは派手にやられたな。」
「え?どういうこと?」
「妖怪だよ。最近人を喰う奴が増えてきてな……説明は後だ。連れて帰るぞ」
クソっ、今日は客が本当に多いな。と、言いながら、魔理沙が少年を背負う。
魔理沙が箒で飛ぶ。置いていかれないようについていく。
ミナはまだ少年を見つめていた。懐かしいものでも見るみたいに。
「……ミクト」
ミナがボソリと呟いた。






