テラーノベル
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茈「俺から言えるのはそこまで、」
赫「ありがと、……」
沈黙が続く。
空気が重い。
桃「終わったか?」
茈「あぁ、」
桃「、そ……」
ゞ「実はさ、……」
そう言って、らんはカバンから大きめの封筒を取り出した。
使い古しているような封筒……。
開け閉めしたのも多いのか、端が少し折れている。
桃「このいるまを見て、俺少し気になっちゃってさ調べたんだよね」
赫「どうやって?」
桃「販売店とか製造工場とか」
茈「よく入れたな、」
桃「無理くり入った。……あ、もちろん。不法侵入とかそんなことは……ナイヨ〜」
らんの口調がおかしかったが、まずはそんなことどーでもいい。
行動力とか尊敬した。、少しだけね
そして、らんは机に沢山の資料を広げた。
そこには、
『試作品』、『取り扱い注意』、『不具合、失敗』
なんてまるで実験体の説明書のようだった。
桃「元々お手伝いロボットとして作られたわけではないらしい」
ゞ「…『人間の脳をAIに取り込む実験体』だったらしい」
赫「実験体……、」
茈「…。ふーん、」
赫「興味ないのか?」
茈「んー、知っていても人間に戻ることもないしな…」
ゞ「それに俺は、『死んだし』」
ガタンッ))
桃「いるまっ!!」
いるまは、興味のなさそうな感じだった。
さっきまで姿勢を正してたのに今ではベットに寝そべっている。
茈「そんな大きな声出さなくても聞こえるわ」
桃「お前、今の状態分かってるのか?」
ゞ「勝手に実験体にされて、改造されてんだぞ」
茈「だから?」
桃「だからって……っ、!」
言い合いが酷くなっていく。
俺は、混ぜれない。
今のいるまの気持ちが分からないから、同情も反感も出来ない。
茈「知ったとて昨日の俺から今の俺に何かが変わる訳ではない」
ゞ「なつとかとの思い出が無くなる訳でもない」
ゞ「だったら、別に……」
赫「……俺は。」
ゞ「ちゃんと知りたい」
口出すつもりはなかった。
らんが広げた資料を握りしめて言った。
赫「お前がどんな目に入っあったのかとか知っても意味なんてないかもしれない」
ゞ「けどさ、変わらないからって知ろうとするのは違う」
ゞ「俺は、お前のこともっと知りたい」
そう。
俺は、その当時の記憶がない。
だから、俺は知りたい。
知って、もっと寄り添うことができるんじゃないかって…、思ってる。
茈「悪かった、…」
桃「…、とにかくあの時の”いるま”の脳が移植されている」
ゞ「その実験って確か…タブーとされているはずじゃあ…」
赫「タブー?」
桃「うん、人の脳をAIに移植する実験は人権の問題で途中から全面禁止になったはずなんだ 」
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#学パロ
ゆき1224
153
ゞ「実験データも、成功例も全部処分されたって話を聞いた」
赫「なのに…なんでいるまがいる、の?」
その瞬間。
───ピコン
いるまの目が赤色に点滅し始めた。
《不正アクセスを検知》
《実験体”Imitation Lifeform with Lost Memory Algorithm”の位置を特定します》
赫「…は?」
ーータブー
コメント
3件
まにき大丈夫かな、、、
いつもお話楽しみにしてます…! 今回も緊迫感とかなんかもういろいろ伝わってきてやばいです… 無理のないようこれからもがっばってください!
いや、ここで「不正アクセスを検知」って……草。いるまが自分の出自に対して冷めてるのも分かるし、赫が「変わらなくても知りたい」って言い切ったのは熱すぎた。実験体扱いの過去と、今の関係性の温度差がエグい。続きマジで気になるわ。