☔side .
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夢を 見ていた 。
また 、あの子と会う夢 。
結局 、名前は分からない 。
?『 … 名前 、__』
☔『 … こさめ … !』
言われた瞬間は 覚えてるはずなのに 、
目が覚めると忘れている 。
あの子は 、誰なの 。?
☔『 … あ、 … 』
☔『また寝てたんだ … こさめ 、』
目が覚めると 、そこは見慣れた部屋だった 。
脱ぎ捨てた制服と 、そこらに散らばった教科書 。
そして ___
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夢日記 .
今日も名前は分からなかった 。
あの子と出会った場所も
ぼんやりとしか覚えていない 。
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毎日つけている 、夢日記 。
いつかのヒントになるように
欠かさず付けている 。
☔『 … 書いとこ … 』
先程まで寝ていたため 、また書くことにした 。
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夢日記 .
名前は分からなかった 。
起きると必ず忘れている 。
あの子と出会った場所は 、
確か 緑が生い茂る 、どこかの道 。
曖昧にしか分からない 。
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☔『 … 誰 … なんだろ … 』
聞きなれたような 声と重なり 、
頭を抱える 。
『こさめ』
『こさめ?』
『こさめ!』
☔『 … ぃ 、っ … 』
まだまだ 、思い出せそうには無いみたい 。
ごめんね 、名も知らない
君 。
???
🍍side .
____
📢『 … 俺 、その場所見たことあるかも』
🍍『 … は 、?』
突然口を開いたいるまは 、
“ は? ” と 相槌を打ってしまう程の
衝撃の言葉を口にした 。
🍍『 … ぇ 、どこ … どこにある 、?』
自分でもわかるほど 、
俺は動揺してしまっていた 。
その証拠に 、いるまへの
敬語が消えている 。
📢『 … ん 、 ~ … 』
📢『 … ごめ 、場所は思い出せねぇわ』
🍍『 … そっか … 』
いつか思い出してくれるだろうか 。?
あの子に会える日が来るのだろうか 。
… 俺は 、気がつけばあの子に夢中になってしまっていた 。
こさめが好きだと気づいたあの日 。
そんな時から
俺はこの夢を見るようになっていた 。
これが神様の悪戯なのか 、
俺へなんかしらの悪意があるのか 。
もしかして 、俺は “ こさめ ” ではなく
最初っから 、
“ あの子 ” に
恋をしてしまっていたのかもしれない 。
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前回も沢山のハートありがとうございました!
次回はもう少し長くかけるように頑張るね … 🥹