注意事項
・この作品はwrwrd様の二次創作です。
・本人様とは関係ありません。
・検索避け必須です。
・魔界 です。
朝起きたら、有り得ないくらいに身体が
重かった。
何処も動かなくてさ。
ただ、意識はあるんだよね。
ci「……」
部屋に響く時計の音。
視界の端にチラチラと映り込むカーテン。
隣で寝息をたてているペペロン。
全部がつまんない。
ああ、なんだろ。
俺、どうしたんだろう。
誰か、来ないかな。
そっか。
誰も、俺の家なんて知らないし、
俺の事なんて考えてないか。
そう思って、俺は目を閉じてみた。
眠くもないけど。
とりあえず。
───
朝の登校時間が過ぎた。
ciがまだ来ない。
俺は時計を見ながらイライラしてた。
shp「…はやく、」
今日は、ut先生にドッキリをかける約束をしていた。
寝坊か?
ciなら有り得る。
授業の鐘がなった。
先生も混乱してた。
ciさんはどこ?って。
寝てるんじゃねって皆言ってた。
共通認識なんだな。
かわいそ。
俺は別に気にしなかった。
────
昼くらいかな。
隣でペペロンが慌ただしく俺に何かを
訴えている。
でも、何故かなにも聞こえなくなった。
時計の音も、ペペロンの声も。
目を閉じる気力すら無くなって、俺はついに
植物状態。
あ、なんか、おかしいな。
俺は、勢いよく吐き出してしまった。
何故かなんて知らない。
何も食べてないのに。
胃液が出てくる。
止まらないんだよ。ずーっとね。
ci「こぽぉ”ッ…、、」
俺は、音を立てて苦しんだ。
ペペロンが窓から出ていった。
助けを呼ぶのか、それとも怖くて逃げたのか。
どちらにせよ、どうでもいい。
俺は、ゆっくりと立ち上がって、キッチンに向かった。
分かってる。
こうなった時の自分には逆らえない。
俺は、月に1回、とても病む時期がある。
疲れが全部降り注いでくる時期。
俺は悪周期とか、風邪とかで皆を
誤魔化すけど、今日は1段とやばいかもな。
俺は、ナイフを取り出して、俺に向かって構えた。
─────
昼放課。
ciの使い魔、ペペロンが俺に向かって突進してきた。
shp「んぶ…」
ペペロンは何かを訴えてる。
よく分からんけどね。
でも、その形相を見る限り、ciに何かがあった。
俺は、カバンを取り出して、ペペロンについて行った。
早足で。
ciの家は、山奥にあった。
ペペロンは慣れたように窓から入っていく。
俺は、渡された鍵でドアを開け、
廊下を走って、ciの元へ駆け寄っていく。
ciは、明らかにいつもと違った。
shp「…ci、なにしてん、」
ciは、震えながらナイフを構えている。
自分の胸に向けて。
刺すつもりなのか?
悪周期、?
いや、違う。
自分に対して敵対してるようだ。
まるで、操られているかのように。
ci「もう、いいんだ、」
ciは、ゆっくりと後退りをした。
俺から避けている。
shp「…ナイフ、下ろせよ」
ci「なんで?」
shp「下ろせ、!!」
俺はciに向かって、走り、
腕を握って、ナイフを落とさせた。
ciの目元は真っ黒だ。
隈か。そんなに疲れてたんか。
ci「…離せ、おれ、しぬんや、」
shp「落ち着け、」
ci「お前が落ち着けよ、」
ciは、震えている。
視線はずっとナイフにある。
腕を離せば、死のうとするのだろうか。
俺は、腕を引っ張り、ciを抱き寄せた。
そのまま、リビングに連れていった。
ペペロンは、部屋の隅から、様子を伺っている。
shp「どー?落ち着いた?」
ciの背中を擦りながら、俺は聞いた。
ciは、ゆっくりと頷いた。
ci「ごめん、変なもん見せた、」
「忘れてくれ、」
shp「忘れんよ」
ci「…なんで、」
shp「ciが今の自分の状況を言わんと、忘れられんかなあ」
何かを隠している。そう感じた。
長年の付き合いからだろうか。
それとも、俺のただの感だろうか。
ci「俺、月に1回、病んでまうんよ、」
shp「うん」
ci「……、それで、今日、わるくて、」
shp「いつもより、酷かったってこと?」
ci「…そ、」
shp「…、」
ciは、月に1回、何かしらで休むのは、
この事だったのか。
shp「最近師団の面倒事、ciに押し付けてばっかやったなあ、」
「shoさん達にも言っとくかー」
ci「だめや、!」
「言ったら、嫌われる、!!」
shp「…でも、言わんと、もっと酷くなるぞ」
ci「…それは、、」
shp「大丈夫」
「嫌われても、俺が居るし」
ci「…自意識過剰でむかつく、」
shp「そりゃどーも」
ciは話している間にいつものciに戻って行った。
でも、これは素では無いのだろう。
まあ、それでいいんだが。
shp「とりあえず、明日も休もう」
ci「…あぇ、?」
shp「俺がciの分のノート移しとくから」
「んで、ut先生呼んどくわ」
ci「…ut先生、?」
shp「軍長から言った方がええやろ?」
ci「…せやな、!」
俺とciは、最高の相棒で最高の親友なんだ。
だから、これからも大丈夫。
コメント
4件
うわぁ推しが病んでんの最高過ぎ、、、、 主様好き。 もうほんとに神様仏様😭👼😭👼 考えが天才なんですけど😭👏👏
うわぁもう好きです、ペペロンがsypくんに助け求めるんもええなぁ🫶🏻️💞
魔界パロいれてくるとか神ですか?ciの病みいいですね(*^^*)!