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春。桜の木が満開の日。
5人は再び集まった。
手にはそれぞれ、すちの好きだった物を持っていた。
なつは、スケッチブック、こさめは、ハンカチ、いるまは、緑のリボン、らんは、詩集、そしてみことは、ピアノの楽譜。
なつが言った。
「すち、今日ね、新しい絵を書いたんだ。題名はね”6人の放課後”だよ。」
5人が空を見上げた瞬間、風がふわりと吹いた。
桜の花びらが舞い、空に虹ができる。
そしてこさめがいった。
「ああ、ちゃんと伝わってる。すちがたしかにここに居る。」
そしてなつも続けて言った。
「そうだな、今ここに6人集まってるね」