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E「あろま、あろま」
窓からの朝日が眩しい。そんな中でもまだ爆睡中のこの男、どう起こしたらいいんだろうか。昨晩は寝るのが遅かったしもちろん眠いのはわかっているけれど…
E「俺のベッドにいるの…さすがに怪しまれるよな…」
下の階ではもう2人は起きていて、朝食の準備をし始めていた。降りてこいと言われていたけれど、色々と言い訳をして時間稼ぎをしてしまっている。
K「…やっぱりな」
その声に驚いた。ニヤニヤと楽しそうに俺とあろまを見比べるきっくん。いつの間にか階段を上っていたようで、俺のベッドの横に仁王立ちしていた。
E「えっと…これは…」
K「いいって誤魔化さなくて」
俺に言い訳する暇も与えず、すぐに言葉を遮る。というか、俺の聞き間違いじゃなければ、さっきこいつは『やっぱり』と言っていたか?
すると俺の気持ちを汲み取ったのか、
K「もうちょっとゆっくりしてなよ。FBには俺が誤魔化しておくから」
FBはピュアだから、それだけ言うと階段を降りていった。
E「はぁ…」
俺は隣でまだ寝ているあろまの頭をそーっと撫でる。普段朝には強いはずなのに、今日は一向に起きる気配がない。警戒心も強いこいつがここにいるなんて、よほど信用されてるんだって思った。
E「好きって…すごいんだな…」
あり得ないって思ってたよ、こんな展開。だけど…
A「えお…?」
E「おはよ。まだ眠い?」
A「まだちょっとな」
E「あのさ…言いにくいんだけど」
A「ん?」
俺はきっくんにバレたことをあろまに話した。
A「そっかそっか」
それを聞いたあろまは案外あっさりしていた。
E「いいの?」
A「別に…だってさ…」
仰向けで俺の方を見て、満足げな顔でこう言った。
「隠さなくて良くなるじゃん。
…堂々とイチャイチャできるなぁ?」
To Be Continued…