〈作兵衛〉
「?…ここ孫兵の部屋?」
孫兵「やっと起きたんだね」
「孫兵…」
孫兵「泣き疲れて寝ちゃったんだよ」
「そっか、数馬達は?」
孫兵「三之助達探しに行った」
「それ…殺さない?」
孫兵「半殺しには、されるだろうね」
「それ、生きて帰れる? 」
孫兵「多分、…全治1から2ヶ月」
「…」
孫兵「君が心配する必要ないよ」
コク
孫兵「作兵衛はさ、なんであの二人が迷子で裏山に行こうが海に行こうがなんでそんなに探したがるの?」
「…それは俺があいつらに…恩があるから」
孫兵「恩?」
「あいつら俺が城に捕まった時助けてくれたんだ」
孫兵「…」
孫兵「数馬達遅いね」
「だな」
〈数馬〉
ガチャッ!!!
勢いよくドアが開いた
孫兵「どど、どうしたの数馬藤内!」
作兵衛「?」
「……作兵衛少し席外してくれる?」
コク
孫兵「で、どうしたの数馬藤内」
「あいつら、作兵衛に謝れって言ったらさ 」
左門『なんだよ!事実じゃないか!』
次屋『そうだ!左門言うとうり!』
藤内『お前ら!いい加減に!』
次屋『おもえらもそんなん言うくらいならなんで普段から助けねぇんだよ! 』
確かに事実作兵衛は
同級生、先輩後輩に役立たつゴミなどと言われているそれを何度も目の前で見てきたのに僕らはそれを何度も見て見ぬふりして作兵衛を助けなかった、作兵衛自信に自覚があるから作兵衛は後輩が役に立たないと言ってるのも知ってる先輩方があんなゴミなどと言っているのも、同級生には何度も無視され忍たまの友を破かれた、
でも、それでも作兵衛は言い返さなかった
次屋『実技も勉強も出来ない!』
左門『そんな奴!消えたって誰も築かないだろ!』
バキッ
「え?」
孫兵が握っていた鉛筆が折れた
藤内「まま、孫兵?」
孫兵「殺す…」
そう言って孫兵は立ち上がった
そして部屋を出て行こうとした
作兵衛「ヒッグヴゥ…」
孫兵「さく、べぇ」
藤内「聞いてたのか」
「ごめんね作兵衛…」
孫兵が作兵衛を部屋に入れてもう寝てね
っと言った作兵衛が眠ったのを確認して
僕らは左門と三之助を探しに行こうとすると
体育委員会三之助除く全員と
会計委員会左門除く全員がいた
そして始めに喋ったのは孫兵だった
孫兵「おい左門と三之助はどこだ?」
そして田村先輩が
田村「お前先輩に向かって口の利き方を弁えろ」
孫兵「もう一度言う左門と三之助はどこだ?」
藤内「作兵衛に探してもらおうとしてんのか?」
数馬「作兵衛は糸人形じゃねぇんだよ分かったら左門と三之助連れてこい」
七松「お前らそこをどけ富松をだせ」
数馬「嫌に決まってんだろうが!いい加減にしねぇと伊作先輩のモルモットにすんぞ! 」
潮江「わかったお前ら全員帰るぞ」
田村「いいんですか?」
潮江「お前には後ろの富松が見えなかったのか、富松から薬や毒のような匂いしかしなかったあの富松に探しに行かせたら富松はきっと生きて帰って来れないだろう」
田村「……」
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