「どうだ。浴衣似合ってるか?」
「脱がしたい…」
「は?変か…?」
「うなじに唇を這わせて襟元開けさせて…」
「シン…?」
「太腿摩りながら裾を捲ってそのまま…」
「おーい。慎太郎くん?」
「あっ…すみません…」
「独りで妄想して勝手に盛り上がってんなっ!ってか、思った事そのまま口に出すのやめろっ!!」
「あまりに可愛い過ぎて…つい…」
「つい。じゃねぇんだわ!聞いてるこっちが恥ずかしくなるだろっ」
「俺、なんて言ってました?」
「はあ?」
「覚えてないので復唱してもらえますか?」
「だからっ!……うなじに…」
「うなじに…?」
「………」
「………」
「あほかっ!言わねぇー!!」
「教えてください。うなじに。なんですか?」
「だからっ言わねぇって言ってんだろっ」
「なら…実演して教えてあげましょうか……?」
「覚えてんじゃねぇかっ!」
「聞きたいです。湊さんの口から……」
「ぜってぇ言わねぇーーー!!」
「意地っ張り……」
「お前のくだらねぇ妄想に付き合ってられっかよ!」
「妄想じゃないです。実行します」
「させねぇよっ!」
「そんなに艶めかしい格好してる湊さんがいけないんですよ…」
「うるせぇ!遅れるから行くぞ!!」
「待ってください」
「明日香達の前で変な事口走んなよっ!」
「英達の前じゃなければ良いんですね?」
「シンちゃんはお留守番したいのかな?」
「行きます!すみません湊さん。連れて行ってください!」
「シン。焼きそば食べたい…あとりんご飴も…」
「…はい。好きなの食べてください」
「それから…すいかしぇいくも…」
「もちろん」
「あと……」
「まだ他に食べたいのあるんですか?」
「帰ったら……シン……」
「はい!」
「お前を…食べさせろ……」
「………お好きなだけどうぞ」
【あとがき】
浴衣姿の湊さんが可愛い過ぎて…
何度でも妄想できてしまう…笑
コメント
7件
今回もめっちゃ物語最高です🥰 湊さん照れながらもシンちゃん食べたいって言ってるところとかも可愛い💕 またたのしみにしてますね😍💕