注意書き
怪我描写・戦闘表現有
完全捏造
術詠唱は桜魔大戦譚より.
基本視点はkid、途中でngoに視点が変わります
以下伏字無し
_我が家名『甲斐田』の名の下、__
残り少ない体力を振り絞り術を詠唱する,やめ”ろ・て”と叫ぶ紺色の美しい髪と藤色の髪を横目に詠唱終わらせ、
2人の方に顔を向け”元気でな!!”と叫びブンと手を振る
光で彼らの姿が跡形もなく綺麗に無くなったのを見て息をつく間もなく魔が襲いかかる。
先程の術で体力を消耗しきってしまった甲斐田には体に触れないすれすれの結界をはることが精一杯。
この結界ももって数分。応援が来るという希望は無い。時間が足りない、ココは危険区域の中心に近しいのだ。
諦めの感情が強かったのか、体力の消耗が多かったせいなのか、分からないけど全身から力が抜け重い瞼を閉じる。
不破さん、社長、もちさん、弦月、長尾、___世話になった人達の顔が浮かぶ,コレは走馬灯なのか,走馬灯なんて本当にあるんだと驚く余裕はなくてただ苦しかった。
そんな時いつぞやに不破さんたちにとあることを伝えたことを思い出した,
”皆さん,僕が亡くなった時は甲斐田のこと忘れてくれますか?”
そんなことをいった気がする。あのときの険しい顔は忘れられないなぁ,ふふ、
先程まで冷たいと感じてた地面も今は少し暖かく感じ、死を実感した,
そんな実感に浸る間もなく僕は意識を手放した
気がつくと見慣れた顔と天井が目に映る。
何故生きているのか。あの時魔に襲われ亡くなったのではないか。そんな思考を巡らせていると最年少であり此処で1番の先輩である紫色の髪の少年が僕のベットのそばで涙を流していた。
いつも鋭い言葉をかけるあの人が甲斐田の心配をして涙を流していることが驚きで仕方なかった。まぁそんな言葉をかけたら叱られるだろうな。
そんなことを考えていると不破さんがもちさん泣かせんのは大罪だぞ〜と僕を茶化す,も、もちさん!?!ごめんなさい甲斐田…..と言葉を発そうと脳に指示を出す、が惜しくも声は出なかった。代償かなにか?いや、体力の消耗、脱水症状の後遺症、だろう、まぁ少ししたら戻るであろうきっと、と思考を巡らせつつもちさんの頭をそっと撫でる。
これは媚びと言われてしまうのか,そんな思考はとうに捨ててしまった。まぁ許してくれるだろうあの人ならば。なんて考えていると
もちさんの泣いているのとは別でその後ろですすり泣くような声が聞こえてきた,案の定弦月だった。泣き虫なんだよな、アイツ,とか考えていると不破さんと同じようにうちの最年少泣かせた罪も追加でー茶化しを入れる長尾の声がした。今は甲斐田には声を出せないからそばに居た社長に全力で弦月を近くに寄せて!とジェスチャーをする
この人は察しがいいからすぐ”弦月さん少しだけこっち寄ってください”と声をかけてくれた
感謝しかない,弦月の袖をクイッと引っ張り半ば強引にしゃがませ、たかったけど力入らなかった。こういう時に頼りになる社長,僕のしたかった事に気づいてしゃがんで欲しいらしいという旨を弦月に伝えてくれた。
僕は2人の頭をそっと撫でる。なんだろうな、弦月は小さい子になったように感じた。生きているという安心のせいか眠気に襲われてしまい呆気なく眠りにつく。
あぁ、そうだ、その後聞いた話だけれど僕が生きていたのは ,術で皇都に転送した後弦月達が急いで各所に連絡し研究室の者と祓魔師総動員で僕の救出に向かったから、らしい。まぁ魔研究の権威と呼ばれている研究者を失うのは桜魔としても好都合ではなかったのだろう。
書くのが久しぶりのため色々ごちゃごちゃですが許してください,
ちなみにコレは仮にも桜魔の人間だから前線に出ることもあり命を落とす可能性がある、ということを考えて書いたものです
初作でしたありがとうございました
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