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1 - 余花にみとれて

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2026年01月16日

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余花にみとれて


私たちが思うよりもこの世界は優しくないから

せめて私くらいはあなたのそばにいたかったんだ


ザラついた手触りの言葉であなたのこと汚した私は

妙に目にしみる茜色に縫い付けられたままで

動けないままで


きつく抱きしめてくしゃくしゃになった

あなたの孤独を見つけたのに


もう傷つける場所もないあなたの心臓が

切なくなるくらい柔らかく音を立てて

酷く膿んだ傷を押さえながら

それでもあなたは笑っていたのでしょう

それがどうしようもなく嫌なのです

せめて私の前では泣いて欲しいのに


ボクたちが息をする世界はもうとっくに壊れていたけど

それでもあなたと見たその色はただあまりにも美しかったんだ


歩き方を忘れた私たちはどこまで行けるのかな

どこにも行きたくないのならそれでもいいよ

ここで話をしようか

何も話したくないならここから見える景色を見ていよう

何も見たくないのならずっとこのままふたり目を閉じていようよ

あなたがいればいいよ


その躰の真ん中で軋んで割れそうな噛み殺した声が聞こえて走り出した

私が今すぐそばに行くからあなたはあなたのままで待っていて


その指先が体温ねつが触れたボクの心臓は

隠せないくらいにあなたへと音を立てて

酷く爛れて濁っていた空さえ

切なくなるくらい透き通って見えた


私たちの心臓が音を立てて

重なるくらい近づいたなら

壊れたままで進んで行く世界の中

それでもふたりで息をしている

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