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2日後。俺は未だにこの、「山野田早桜」とかいう人の中だった。いつになったら戻れるのだろうか。詩織もいるのに。色々考えていると誰かから電話がかかってきた。俺はスマホを手に取りスマホの画面を見た。
「……!?!?」そこには瀬羽菜月と書いてあった。瀬羽菜月、菜月は俺の幼なじみである。なぜこの人が菜月を知っているのだろうか。とりあえず電話を取ってみた。
「もしもーし?早桜先輩?」
「もしもしー?」
「あぁ良かった。大丈夫でした?階段から落ちて救急車で運ばれたって」
「あ、あうんもう大丈夫よ」
「そうですか、良かったです。それで仕事の話なんですけど、明日、急遽福岡警護の仕事が入ったんです。僕と、あと数人行くんですけど、どうしても一人足りなくて。病み上がり、って言うんですかね治りたてたのに申し訳ないんですけど、もし良かったら来てくれませんか、?」どんな仕事かは分からないが、行ってみるか。
「あぁ全然いいよー」
「ほんとですか!?ありがとうございます!!では明日の朝4時から、お願いしますね。」
「はーい」といい俺は電話を切った。しかし
「え朝4時?えぇ4時!?!?どうしようか……もうオールしよ」俺は何故かホワイトボードに書いてあるスマホのパスワードを見ながら解除して漫画サイトを開いた。最近読んでいた漫画を読んでいると今度は誰だろう、𝙨𝙖𝙠𝙞と名乗る人から電話がかかってきた。
「も、もしもし」
「あー!!早桜さん?実習生の咲です!!」
「あ、ぁ!咲ちゃん、どうしたの」
「明日なんですけど!!さっき菜月さんから連絡きて明日の警護一緒に来てくれるんですよね!!」あぁ、来る子この子だったのか。
「うん、まぁね!」
「それで明日私と美紀が行かせていただきます!よろしくお願いします!」
「あぁ、そんなわざわざありがとねぇ」
「それでなんですけど!明日終わってから良かったら一緒に1杯、どうですか!?」
「え、飲みに行っちゃう?」
「行きましょ!」
「それじゃいこっか」といい俺は謎の約束を組んでしまった。
「やったぁぁあーじゃあ明日よろしくお願いします!切りますねー」
「はーい」といい電話が切れた。まさか飲みに行く羽目になるとは。まあ誘われるぐらいこの体主は酒に強いんだろう。
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次の日の夕方。俺は周りに合わせながらさっさと仕事を終わらせた。
「はぁ、やっと終わりましたね!早桜さん」
「ほーんとに、やっとだよ」
「それじゃ、行きましょっ!」と昨日は話さなかった美紀、とかいう子に誘われて警察署の近くの居酒屋に行こうとした。
「あ、そうだ、菜月さん!!」
「んー?どした、あ、早桜先輩お疲れ様です」
「あ、おつかれーい」
「菜月さん!今から私と美紀と早桜さんで飲みに行くんですけど、良かったら菜月さんもどうですか!?」
「えっいいねぇ、あ、だけど俺今日幼なじみと飲みに行く予定でさ、ごめーん」幼なじみ、他のやつらだろうか、まぁ俺は東京住みなのでさすがに、ないだろう。
「まじかあ残念、また一緒に行こ」
「はい!またお願いします、早桜先輩」
「はーい」
「それじゃ、お先に失礼します」と言い残し菜月は作業室を出ていった。
「それじゃあ私たちも行こっか」
「はーい」と言ったところに眼鏡をかけた上司らしい、お局らしい人が来た。
「山野田さん。」
「あ、お疲れ様です」
「この記録書、書いといてもらえます?」
「いや、でも今日私この現場行ってないんでs」
「そんなんどーでもいいの。これは私、上司からの命令です。逆らうんだったら本部長に連絡入れますけど?」
「は、はぁ、わかりましたやっときます」
「それでよろしい、それじゃあ先失礼するわね」
「はい」最悪だ。仕事を押し付けられた。
「早桜さん、もし良かったら手伝ってもいいですか?」
「あ、早桜先輩!私も手伝います!」と二人が即座に声をかけに来てくれた。
「え、ほんと?いいの?」
「もちろん!」と言ってくれたので3人で記録を適当に書き始めた。喋りながら。
「いやぁほんとにお局って酷いですよ」
「わかるわぁ」
「私たちもよく仕事押し付けられるし、まだ実習だっつうの」
「わかるわぁ」
「この前、同じ実習生の奈那ちゃんが泣かせられてたんですよ」
「え何それ最低」とか何とか言いながらも俺らは最後の仕事を終えた。
「はぁぁあ、今度こそやっと終わったよ」
「それじゃ行きましょ!」といい俺たちは警察署を出て近くの居酒屋通りに向かって歩き出した。
着いた。早速中に入った。
「らっしゃっせー3名様でよかったですかー?」
「はい!」
「はーいありがとうございます15卓どうぞー!3名様入りまーす」
「らっしゃっせー」
「何頼みますー?」
「えーまずはビールと枝豆でしょ」
「そーしましょーすみませーん」
「はーい」
「枝豆と生ビールお願いしますっ!」
「かしこまりましたー枝豆ひと皿と生ビール3つでよかったですかー?」
「は一い少々お待ちくださーい」数分後に
「お待たせしましたー」枝豆と生ビールが到着。
「はぁ、今日も仕事おーつかれぇい!」早速乾杯した。
「いやぁそれにしても早桜さん凄かったです!今日見させてもらってますけど、毎回仕事完璧にこなしますし、周りへの気遣いも完璧ですし!」
「私やっぱり将来大阪県警なりたいんです!!だから早桜先輩は憧れですよぉ」
「先輩、隣の人イケメンじゃないですか((」
「えぇ?どれどれ」俺は隣を振り向いた。
そこには、何故か俺がいた。
ー𝕋𝕠 𝕓𝕖 𝕔𝕠𝕟𝕥𝕚𝕟𝕦𝕖𝕕ー