「さぁ、残さず食べなさい」
その腐臭漂う館で、今日もはじまる “彼女の晩餐” が
その彼女が求めたのは究極にし、至高の”悪食”
???「敬い与えよ」
???「我らが偉大なコンチータ」
???「この世界の食物は」
「全ては貴方の為にある」
悪食娘「食らい尽くせこの世の全て胃袋にはまだまだ
空きがある青白く輝く猛毒メインディッシュの
スパイスに最適♡」
悪食娘「骨の髄までしゃぶり尽くせ足りなければ
皿にもかぶり付け舌先を駆け巡る至福
”晩餐はまだまだ終わらない” 」
今年に入って15年目のお抱えコックが言った
「そろそろお暇を貰えませんか」
全く使えぬ奴等ばかりね
???「敬い与えよ」
???「我らが偉大なコンチータ」
???「裏切り者には」
「報いを受けて頂きましょう」
悪食娘「喰らい尽くせこの世の全て今日のメニューは
特別製なの青白く輝く毛髪、骨の髄まで
しゃぶり尽くせ足りなければ「おかわり」
すればいいちょっとそこの召使さん
”貴方はどんな味がするかしら”____」
いつしかその館はもぬけの殻に何も無い、誰も居ない。
だが悪食娘は求め続けた “究極にして至高の悪食”
悪食娘 「残したら怒られちゃうもの」
食らい尽くせこの世の全て
彼女は自らの右手をみて静かに微笑んだ。
「マダタベルモノアルジャナイ」
コンチータの最期の悪食 食材はそう “彼女自身” 食を極めたその身体の味を知るものは既に居ない
悪食娘コンチータ
作詞 作曲 mothy akuno 様