テラーノベル
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※キャラ崩壊注意
※ご本人様には関係ない
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【これまでのあらすじ☆】
目が覚めたら悪役令息に転生していた俺。
生き残るためにトマトを配ったら、執事のきんときに服をぶち破られ半裸で迫られた。
一方その頃、外では他5人のメンバーがらっだぁ達と合流。
レウクラウドを『イダバアアアア!!!』と不憫な盾にしながら、我がチェイテ城へとついに突入してきたのだった――。
wtrd運営/knsm「「「スマイル!! 今すぐ村人たちを解放しろーーー!!!」」」
ドォォォン!!という、鼓膜が実家に帰宅するレベルの爆音と共に、大広間の頑丈なドアが粉砕された。
フル装備で武器を構えた5人の怒号が、城内に響き渡る。
……が、そこにいたのは、口の周りを真っ赤なトマトソースで汚して楽しそうに笑う村人たちと、
フォークを握ったまま白目を剥きかけている俺(スマイル)だった。
sm(は??? ちょっと待って、なんでお前ら全員でガチのカチこみしてきてんの??? ここは魔王城じゃなくて、ただの農家直営トマトレストラン(仮)ですが???
おいそこのでっかい声で叫んでるシャークん、お前は実況の音量バランスを考えろ。そしてNakamu、その笑顔で剣を抜くな怖いから。
もうやだ、せっかくのドアがボロッボロじゃない。修理代誰が払うと思っとんじゃいゴrrrrrrrぇぃ
……ほら、お前らが来たせいで村の皆んなフリーズしてんじゃんねーか)
nk「……スマイル?」
剣を構えたまま、Nakamuが怪訝そうにジト目の俺を見つめてくる。
nk「何その顔。……まさか、トマトを食べさせて村人たちの肉質を柔らかくしている最中だった、とか……?」
sm「んなわけあるかバカァーーーー!!!!! ただのトマトpartyだよ!!!!」
俺の怒号と同時に、背後からスッと完璧な手際でトマトジュースが差し出された。
kn「さすがスマイル様。5人の英雄を同時におびき寄せ、一網打尽にされるのですね。……ですが、スマイル様に触れていいのは私だけです」
きんときが眼鏡をクイッと押し上げながら、物騒なオーラを放ち始めた。ちなみにまだ上裸だ。
brk「はにゃぁ〜ん☆ エルジェ(スマイル)様の執事さん、とっても素敵ぃ〜! ブリコ、お腹が空いちゃったからアーンしてほしいなっ☆」
そこに割り込んできたのは、他5人と共にどさくさに紛れて城に潜入していた、
ピンクのフリフリドレスを着た自称・王道ヒロインのブリコッコ・ブリコだった。
きんときはニコニコと穏やかな笑顔を浮かべたまま、ブリコの存在を1ミリも視界に入れず、俺を壁際へと追い詰めた。
kn「スマイル様。あんな鳴き声のうるさい有象無象の女(ブリコ)の言葉なんて聞かなくていいですよ。さあ、私の引き締まった胸板に飛び込んできてください!」
sm「誰が鳴き声だ! っていうか何でまだ上裸なんだよお前は!!」
俺はパニックのあまり顔を真っ赤にして叫ぶが、きんときはそのまま俺の顎をそっと掬(すく)い上げ、熱い吐息を吹きかける。
kn「ふふ……。スマイル様、耳が真っ赤ですよ。可愛いですね……」
sm「ひゃ、ひゃうっ……(※語彙力崩壊)」
それを真横で見ていたブリコの顔から、スゥ……と血の気が引いていく。
そこで彼女はそっとドレスの裾を直し、ドスの効いた野太い地声(素のトーン)で呟いた。
brk「……は? 何この男。怖いんだけど。なんで服ないの??」
sm「えっ、ブリコ……?」
俺が驚いて視線を向けると、そこには、さっきまでの『はにゃ☆』という空気を完全に捨て去り
死んだ魚のような目で俺たちを見つめるブリコの姿があった。
brk「おい待て、銀髪ジト目(スマイル)。お前なんでそいつに顎クイされて『ひゃうっ☆』とか可愛い声出してんだよ。ツケまの次は恥じらいの反射板かよ!! ツケまをつけまーす☆的なノリで喘いでるんじゃねぇよ、ツッコミ担当の自覚持て。脳みそにトマト詰まってんのか??」
sm「は!? いや、俺はただ、合理的に対処を――」
kn「おい、お前……。スマイル様になんて口調で接してんだ…、オ”ォォイ“……!!」
sm「ぇっ……、きんとき……??」
brk「うるっせ!!不審者執事!!?テメェこそなんつー格好してんだよ!!?……合理的の使い方を間違えるな。上裸の不審者に押し倒されて声漏らしてる時点で、お前がこの城で一番のボケだよ!!!」
こうして、かつてブリコッコ・ブリコと呼ばれた少女は、このカオスな城における「唯一の正気なツッコミ役」へとジョブチェンジを果たしたのだった。
(つづく)
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#nakamu
コメント
2件
色々とツッコミどころがあってめっちゃ面白いです! そしてたまに来る言葉には表せないてえてえ感がめっちゃ好きでぇ~ス。