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rurb
この2つどちらかでも知らない単語がある場合は即刻見るのを止めてください
本人とは全くもって関係御座いません、表でこの小説について話題に出さないでください。
転載等は禁じております。
この文を理解して守る方のみこの次へ進んでください。
俺はよく失言をする。その上すぐ耳が悪くなったら忘れる。このことはよく配信でも言われたりするし、自分でも理解している。こんなことだけ見たら普通に最低だが、こんな俺にもなんと恋人がいるのだ。
世の中案外分からないものだと、隣にいる恋人(?)を横目に見つつ考える。俺には記憶はないけれど、130億ほど生きているんだ、知らないことはぶっちゃけあんまりないだろうと思っていた。けれど、彼…小柳ロウが自分に恋情を寄せていること、その上俺もそれが嫌な訳では無い、何なら心のどこか邪魔なところが払われる位には自分も彼に想いを抱いていたことを知らなかった。(よくある鈍感系主人公のクチでは無いと思っていたがため、少しショックだった。)まあそんな風に、俺の心理にも変化が現れた訳だが、今俺には疑問があった。
何故この俺を選んだのか。最近は暇な時は8割くらいこのことについて考えている。前述した通りに俺は失言厨、調子の悪いことはすぐ忘れる、重度の嘘吐きと中々のやばさがあり、それを上回るほどの良心はない。何なら同期にさえヴィランと呼ばれるのだ。小柳ロウはそのことを十分に理解しているのか?と今までの交流ガン無視の疑問を抱くところにまでである。因みに現状の疑問への答えは人には一目惚れという言葉があるよう、ただちょっとした衝動的な感情ではないか、だ。何ともまあ、でっち上げな気持ちがしてならないがそれくらいじゃないと俺に惚れるとかないと思う。何せあの小柳ロウなので。
「、、おい、お前何考えてんの?」
しかし、困ったもんだと思う。付き合って気づいたことは沢山あるが、小柳くんは寡黙で表情が出ず、恥ずかしがり屋だが仲間思い、周りを見ていて空気に合わせられる男という印象を大きく変えるほどの独占欲があったのだ。
俺が黙っていると、小柳くんは何を考えているか探ってくる。それが同期のことだったりすると、それはそれは分かり易く顔をしかめるのだ。しかし、こうやって
「小柳くんのこと考えてたんですけど?」
と答えればとても喜ぶ。本人は隠しているつもりで、
「ふーん」
なんて答えているけれど、表情も声色も、優しいし甘い。ここまで俺の事が好きだと思わなかったな。何せ小柳くんはそこまで愛の言葉を伝えて来ない。
…あれ、そういや小柳くんって殆ど俺の好きなこととか言わないな。俺が勝手に雰囲気で嗚呼、俺のこと好きなんだなって思っているばかりで、俺の何処が好き、何処が可愛くてかっこいい。そこを全く言ってくれない。俺の方が好きって言ってる気がする。普通の恋人って割と甘々で愛を交わしあってるんじゃないの?いや偏見ですけど。まあけど小柳くんが俺の何処に惚れたとかは気になるなあ。付き合う時だって
『好きだ。付き合ってほしい』
ってポロって言うくらいだったもんな。よく俺はこれに了承したな、今考えると不思議すぎる。
「ねえ小柳くん 」
「ん」
「小柳くんは俺のどこが好きなの?」
ん゛っ、とココアを飲んでいた小柳くんは声を洩らす。
「ちょ、吹き出さないでください」
「いや、急すぎっ、、」
ギリギリ堪えた小柳くんが不満そうにこっちを見てくる。俺の方が身長高いから、上目遣いみたいになっててちょっと面白い。
「あは、小柳くんかわいー」
「は、どこがだよ、、 」
まあまあ不満そう、これ以上弄ったら答えてくれなさそうだから意地悪したい心を抑える。
「それで、俺の好きなところってどこなんですか?」
「えぇ、、顔と中身」
「違う、そうじゃない 」
「じゃあ全部好き」
「そうじゃない!」
いや、もっとさあ、あるじゃん?何処がかわいいとかさあ、、
「あー、はいはい、仕方ねぇなあ」
「いやそこまで思いつかないんだったら別に…」
「今の表情が好き」
「…は?」
何を言っているかよく分からない。だって今、普通の表情ですよね、鏡見てもそこまで変わってない。強いて言えばちょっと眉が下がってる、その程度だ。
「いつもの俺じゃないですか」
「いつものお前の表情が好きなんだよ」
「…え」
「そこから変わる顔はもっと可愛いし、どうせ俺に意地悪しようと思ってる時のにやにやしてるとことか」
「ちょっとまって、なにいって」
「任務から疲れて帰ってきた時、俺が目に入ったらにこってすんだろ、あの表情とか」
「どこ見てるんですか!?」
「キスした時余裕そうにしながら耳とか真っ赤なのm」
「黙ってください!!!」
口を塞いでしまった、いやけど仕方ないでしょ!!
だ、だって…
「そんな俺のこと見てるなんて聞いてない…!」
小柳くんはじっとこっちを見てる、けれどその目の奥から見えた独占欲、俺への愛おしいという気持ち、そして、
俺への熱すぎる情欲
「…星導」
「……なんですか」
「お前、今めっちゃ可愛いよ」
思いっきりぶってやった。
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