vanさんが師に向けての手紙を書いて焚き火で燃やしてたらいいなって妄想です。
あなたの目が好きだった。
目が綺麗だったから。
力強いくてどこか優しい目だったから。
その目を私に向けてくれたから。
あなたの手が好きだった。
温かかったから。
大きな手で私を撫でてくれたから。
あなたの匂いが好きだった。
タバコの匂いがして、少し甘い匂いがしたから。
落ち着く匂いだったから。
あなたの顔が好きだった。
厳しい顔でかっこよかったから。
たまに優しく微笑んでくれたから。
あなたの姿が好きだった。
勇ましかったから。
美しかったから。
あなたの傍が好きだった。
落ち着くことができたから。
温かかったから。
あなたの料理が好きだった。
温かかったから。
美味しかったから。
あなたがいなければきっと私は今、生きていなかったでしょう。
あなたが拾ってくれたから私は生きています。
私は今、ロスサントスという街で「MOZU」というギャングのボスをしています。
お気づきになられましたか?そうです。
このギャング名はあなたの殺し屋時代の通り名だった百舌鳥から取っています。
私は今、そのギャングで、色々な過去を持った子達を部下に…いや、仲間にしています。
その中で私はある少女を拾いました。そしてその子に色々なことを教えています。殺しもです。
最近、私は新しい仲間を手に入れました。
青い髪色の青年です。なんとも昔の私にとっても似ているのです。きっと彼に私が殺されると、私があなたを殺した時の、あなたの感情を、あなたの思いがわかる気がします。
そうです。わかる気がするのです。
私はもっとこの手紙に今まであったことを書きたいのですが、さすがにそれには紙と時間が足りません。ですので、私があなたなところへ
行った時に沢山今までのことを話します。
笑ってください。どうか。そして叱ってください。
あなたのところに行くまではそう遠くないはずです。
Van・Dahmerより
dy「ボス!焚き火の準備が出来ましたよ!」
ちょうど手紙を書き終えた時に部下に呼ばれた。
van「あぁ、今行く」
アジトを出ると、パチッパチッという薪が燃える音がした。
そしてその焚き火に先程まで書いていた手紙を入れた。
dy「えっ、せっかく書いたのに、燃やしてし まうんですか…?」
と、部下に問われる。どうやら周りにいる部下も疑問に思っているようだ。
van「そのために書いたんだ…だからいいん だ」
手紙は跡形もなく燃え、大きくて長い煙となり、天へと登った。
焚き火の始末を終えた時に声をかけられた。
r─fus「ダーマー様」
van「どうしたルーファス」
r─fus「その手紙の方は、あの方ですか?」
van「あぁ、そうだ。…素晴らしい人だった」
名残惜しそうにいうとr─fusは「左様でございましたか」といい、アジトへと戻って行った。
van「拝啓…親愛なる師へ…見守って下さい 」
なんとも私らしくないことをいい、私もあとを追ってアジトへと戻った。
なぜだかわからんが、アジト内では手紙の相手は死に別れた恋人なんじゃないかと、盛り上がっていた。
いや、なんでぇ…????
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