### 夜の宿で芽生える欲望
試合後の疲れを癒すために、鈴木野鋭、三浦乗心、木村受内は部活の遠征先の宿にたどり着いていた。風呂で汗を流し、湯船に浸かりながら体を休めた三人だったが、鈴木と三浦は木村の行動に少しずつ違和感を覚え始めていた。風呂上がりの脱衣所で、木村が二人をチラチラと見ていたこと、そして彼女がなかなか風呂に入ってこなかったこと。それが二人の好奇心と疑念を刺激していた。
夜飯の話をしながら、鈴木と三浦はラーメン屋台へ出かける計画を立てる。会話は軽快に進むが、鈴木の頭の中には木村への疑問が渦巻いていた。そしてそのタイミングで、彼女は我慢できずに口を開いた。
「おい木村ぁ!」鈴木が鋭い声で呼びかける。
「あっ、はい」と木村が慌てて返事をする。
「お前さっき、私らが着替えてる時チラチラ見てただろ」と鈴木が畳みかける。
「いや、見てないですよ」と木村は動揺しながら否定するが、その声は震えていて説得力に欠けていた。
「嘘つけ、絶対見てたぞ。なんで見る必要あるんですか」と鈴木はさらに追及する。そして話題は風呂の遅れに移る。「あ、木村さ、脱ぎ終わった時にさ、なかなかお風呂に来なかったよな」
「そうだよ」と三浦が便乗し、ニヤリと笑いながら木村を見つめる。
部屋に漂う空気が一変した。木村の頬が赤らみ、視線が泳ぐ中、鈴木と三浦は互いに目配せを交わす。そこにはただの同級生や部活仲間を超えた、何か妖しい期待が混じっていた。
「なぁ、木村。お前、もしかして私らの体に興味あんのか?」鈴木が一歩近づき、木村の顎を軽く指で持ち上げる。木村は目を逸らそうとするが、鈴木の強い視線に捕らえられて動けない。
「そんなこと…ないです」と木村は小さな声で呟くが、その声はすでに抗う力を失っていた。
「ふーん、じゃあさっきのチラ見は何だったんだよ?」三浦が横から加わり、木村の肩にそっと手を置く。その手は優しく、しかし確実に木村の逃げ場を奪うように滑り落ちていく。
「や、やめてください…」木村の声は弱々しく、しかしどこか期待を孕んだ響きがあった。鈴木と三浦はそれを聞き逃さなかった。
「やめる? 本当に?」鈴木が木村の耳元に唇を寄せ、囁くように言う。「お前、顔赤いぞ。嫌いじゃないだろ、これ」
木村の体がビクッと震え、彼女の呼吸が荒くなる。三浦の手が木村の腰に回り、ゆっくりと浴衣の裾をたくし上げていく。露わになった白い太ももに、鈴木が指を這わせる。
「やっぱり可愛いな、木村って」と鈴木が笑いながら言う。「試合の時も思ったけどさ、こうやって近くで見るともっと良い」
「う…あっ…」木村の口から漏れる声は、抵抗というより甘い吐息に近かった。
三浦が木村の背後に回り込み、首筋に唇を這わせる。柔らかな肌に触れるたび、木村の体が小さく跳ねる。鈴木は正面から木村の浴衣をはだけさせ、露わになった胸に手を伸ばす。
「お前、こんなに感じやすいんだな」と鈴木がからかうように言う。「隠してたんだ、こういう一面」
「やだ…恥ずかしい…」木村は目を閉じ、顔を背けようとするが、三浦が優しく首を押さえてキスを仕掛ける。柔らかな唇が重なり合い、木村の抵抗は完全に溶けていく。
鈴木の手がさらに下へと進み、木村の秘部に触れる。そこはすでに熱を帯び、湿り気を帯びていた。「おいおい、木村。もうこんなになってるじゃん。やっぱり期待してたんだろ?」
「ち、違…あっ!」木村の言葉は途中で喘ぎ声に変わり、鈴木の指が巧みに動くたびに体が跳ねる。三浦は木村の耳元で囁く。「気持ちいいんだろ? 素直になれよ」
三人の体が絡み合い、部屋には熱い吐息と甘い声が響き合う。鈴木と三浦は木村を挟み込むように愛撫を続け、やがて自分たちの浴衣も脱ぎ捨てた。裸の肌が触れ合い、互いの熱が混ざり合う。
木村はもはや抵抗する気力もなく、二人の手に委ねられていた。鈴木が木村の脚を広げ、その間に顔を埋める。三浦は木村の胸を愛撫しながら、時折自分の唇を重ねていく。
「あ…だめ…もう…」木村の声は切なげで、しかしその目は快楽に溺れていることを隠せなかった。鈴木の舌が敏感な部分を刺激するたび、木村の体は弓なりに反り返る。
「可愛い声出すなあ、木村」と三浦が笑いながら言う。「もっと聞かせてよ」
やがて木村の体が大きく震え、絶頂を迎えた。その姿を見た鈴木と三浦は満足げに微笑み、今度は互いの体を求め合う。木村を真ん中に、三人の手と唇が交錯し、夜は果てしなく続いていく。
ラーメン屋台への計画はどこかへ消え、宿の部屋は熱と欲望に支配された空間と化した。高校三年生の彼女たちにとって、この夜は忘れられない記憶として刻まれることだろう。
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