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こんばんは!裏歌です!昔かいたカゲロウデイズパロを出させていただきます!食いつなぎ程度にどうぞ
8・15 12:20
mmm:あついねぇ。mur?
mur:そうですねぇ。水飲みます?
mmm:あぁ…ありがと。
受け取った水を飲み干す。結露で出来た水滴が手を伝う。
天気はいい。病気になりそうなほど
眩しい日差しの中することも無いから
君と駄弁っていた。
mmm:「でもまぁ夏は嫌いかな」
猫を撫でながら君はふてぶてしく呟いた。
mur:そうですか?
mmm:だって近づいたら暑苦しくていやでしょ?
mur:なるほど。
mmm:そうだよ?あ、murものむ?
そう言って先程まで飲んでいた水を渡す。
mur:ありがとうございます。
少し顔を赤くしたmmmから受け取る。
mur:どうしました?
mmm:なんでも?そうだうち来る?近いし冷房の効いた部屋でゆっくりしよ?(間接キスじゃん..///
mur:いいんですか?
水を飲みながら聞く。
mmm:熱くて熱中症になっちゃうからねW
ほーら行くよ?
そう言うと彼は立ち上がる。膝に乗せていた猫を下に下ろす。すると猫は横断歩道に走っていく。
mmm:あっ…まって!
逃げ出した猫の後を追いかけて
飛び込んでしまったのは
赤に変わった信号機
バッと通ったトラックがmmmを轢きずって鳴き叫ぶ
変わり果てた君と血飛沫の色、君の香りと混ざり合ってむせ返った
呆然と立つmurに
夏の暑さのせいなのか。君が死んだからか。見える
嘘みたいな陽炎が
「嘘じゃないぞ」
って嗤ってる
夏の晴れた空の水色が、かき回すような
蝉の音に全て眩んだ。
mur:はっ!!!mmmさん!!
目を覚ました時計の針が鳴り響くベッドで
痛む頭を抑えながらベッド縁にあるアナログ時計を見る。
mur:今は何時だ!?
8月14日の午前12時過ぎ位を時計は指す
やけに煩い蝉の声覚えていた
mmm:ん?どうしたの?
mur:いや何でもありませんよ?
mmm:そう?なんか考えてるみたいだったから。
でもさぁ、少し不思議だな。同じ公園で
昨日見た夢を思い出した
mur:(昨日の夢のこともあるし、予知夢かもしてないし…)
「もう今日は帰りましょうか」
mmm:ん?べつにいいけど?
道に抜けた時周りの人は皆上を見上げ口を開けていた
mmm:え…
落下してきた鉄柱が君を貫いて突き刺さる
劈く悲鳴と風鈴の音が木々の隙間で空廻り
mur:へ…。
僕が帰ろうなんて言わなければ…僕が先に行っていれば…これも夢だ。きっと悪い夢だ。
ワザとらしい陽炎が
「夢じゃないぞW」
って嗤ってる
眩む視界に君の横顔、笑ってるような気がした
何度世界が眩んでも
mmm:mur?顔色悪いよ?もう帰ろうか?
mur:mmmさん!!!!
mmm:mur!どこ見てるの?そうだ!新しくできたお店行ってみよ?ほーらー早く!iいってみよ?
mur:mmmさん!!!あぶない!!
mur?
mur?
ism?どうしたの?
陽炎が嗤って奪い去る、
繰り返して何十年。
もうとっくに気がついていたろ。
こんなよくある話なら
結末はきっと1つだけ。
繰り返した夏の日の向こう
mur:mmmさん生きてくださいね?ニコッ
mmm:え?
バッと押しのけ飛び込んだ、
瞬間トラックにぶち当たる
血飛沫の色、
君の瞳と軋む体に乱反射して
文句ありげな陽炎に
mur「ざまぁみろよ」
って笑ったら
実によくある夏の日
mmm:mur!!!
そんな顔しないでください..よ…。悲しくなっちゃうじゃないですか…
そんな何かがここで終わった。
目を覚ました時計は8・14を指す。
ベッドの上
mmmはただ
mmm「またダメだったよ」
とひとり兎を抱きかかえてた。
とりあえず
おつ裏