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蘭春、死ネタあり

ハピエンver

⚠️バトエンの途中から始まります⚠️





ガチャンッッ!!!!!!!

竜胆 「にいちゃん!!!」

蘭 「、、、」

振り向くと荒々しく息を吸っている竜胆の姿があった。

竜胆 「なにしてんの、?」

蘭 「、、、」

竜胆「なんか言えよッッ、、」

そう言うと竜胆は俺の手首を優しく握った。

蘭「、、、別に、竜胆にはカンケーねぇだろ。」

どんどん口調が荒くなっていく。

竜胆「蘭はさ、いっつも誰も頼らずいるけど、たまには俺にも頼ってよ、、俺ってそんなに頼りないかなぁ、?(泣」

ぽろぽろと竜胆の目から涙が溢れていた。

もう誰に止めて欲しくない。

そう思い竜胆の掴んでいる手を振りほどこうとした時、俺と竜胆の間に何かが落ちてきた。

下を見るとそこにはあるものが落ちていた。

もう二度と見れるはずのないもの。

あの子と俺が唯一繋がっているとわかるもの。

そこには俺が春ちゃんに渡したペアリングが落ちていた。

蘭「え…??」

竜胆「にいちゃん、、これって、」

ペアリングは俺の気持ちをまるでフル無視する様に月夜にキラキラと輝かされていた。

あぁ、綺麗だ。

ほんとうに。

リングを拾おうとしゃがんだ瞬間意識がプツンと切れてしまった。

やっとか…やっと、あの子のもとへ行ける……


周りが濃い霧に囲まれている、どこかでもこの風景を見た記憶がある、そんなことを思いながら歩き出した瞬間、

???「らん。」

蘭「あぇ、?、は、春??」

そこには愛しの人が立っていた。

蘭「春千夜ッッッ!!!!!!!」

あの子に向かって走り出した瞬間、地面がぐにゃっと歪んだ。

蘭「?!!!!!!!な、なんだよこれ?!!!!!いやだッッッ春千夜!!!!!春千夜!!!!!!!!!」

春千夜は何故か泣いていた。

春千夜「まだきちゃダメ。」

そう言いながら。


…………

目を開けるとそこは見た事のある天井だった。

あぁ、まただ。またあの子のところに行けなかった。

そう思いぼーっとした頭のままゆっくりと体を起こす。

ガラガラガラ……

竜胆「え?!!!に、にいちゃん?!!!!!!!」

予想外のボリュームで言われたのですごくビックリして固まっていると

竜胆「よかった、、よかったぁぁぁぁ……(泣)」

竜胆の目から大粒の涙がぽろぽろと出てきていた。

蘭「ごめんね竜胆…こんなに心配かけちゃって…」

竜胆「大丈夫…でも、、ほんとによかった…(泣)」

そこまで心配をかけてしまった事に対してとても罪悪感があった。

竜胆「辛かったらいつでも頼って…俺なんでも聞くからさ。」

蘭「うん…うん。ありがとうね、ありがとね竜胆(泣)」

そして俺は話した。

今まであった事。

日記。

そして自分を痛めつけていた事も。

話しながらぽろぽろと涙が出てきて上手く言葉が出なくて…でも竜胆は真剣に、優しく、話を聞いてくれた。

そして病院の消灯時間となり、

竜胆「また明日来るねにいちゃん!」

蘭「うん♡待ってるね〜♡」

竜胆と別れて俺も眠りにつく。


暖かい風に吹かれてふと目が覚める。

ここ、きたことあるよな、?

そう思いながら周りを見ると、

あの子が居た。

俺の方にもたれながらすぅすぅと寝息を立てている。

蘭「は、春ちゃん??」

そう言うと眠たそうなまぶたを擦り、目をさめる。

美しいエメラルドグリーンの瞳がこちらを映す。

春千夜「らぁん、??」

蘭「春ちゃん…おはよ(泣)」

その声も、その顔も、その目も、その仕草も、

全部全部好きでたまらない。、

春千夜「蘭、ひとつわがまま聞いてくれる、?」

先に口を開いたのは春千夜だった。

蘭「なぁに?春ちゃん」

春千夜「俺の事また見つけてくれる、?(泣)」

蘭「もちろん…もちろんだよ春千夜…!!!!絶対見つけるから!!!!待っててね(泣)」

春千夜「うん…待ってる!!大好き、蘭(泣)」

蘭「俺も…春ちゃんの事大好きだよ(泣)」

窓から差し込む朝日で目が覚める。

蘭「おはよ…。春ちゃん」

必ず…必ず見つけるからね。


蘭「りんど〜死体処理頼んだ〜♡」

竜胆「はぁ?!!!!!この前のもそうだったじゃん!!」

蘭「蘭ちゃん今日すっごくいい気分だからそんな汚ぇのに触りたくな〜い♡♡」

竜胆「ほんとにいちゃんってわがままだよ…キー渡しとくから先車乗ってて」

蘭「はーい♡ありがとりんど〜♡」

竜胆「はいはい…」

あれから2年が経った。

未だに春千夜は見つけられていない。

蘭「ん?これって」

車のフロントに乗っていたのは小さな桜の花びらだった。

この近くに桜があるのだろうか?

そう思い辺りを見渡してみると桜の木が揺れる音がほんの少し遠くから聞こえた。

おそらくこの土手を登ったらあるだろう。

蘭「わぁ〜…めっちゃ綺麗、、」

目の前に広がっている景色は夜空に映える桜の木があった。

蘭「…あれ??」

先程まで桜の木に見惚れてしまっていたがその木下には高校生くらいの男の子がいた。

ベージュのとても艶のある髪。

白いシャツにネイビーカラーのベストを羽織っており、よりベージュの艶やかな髪が引き立っていた。

次の瞬間その男の子は振り向く。

蘭「え、???」

そこに立っていたのは、ただの男子高校生では無かった。

ずっと会いたかった人。

ずっと探していた人。

ずっと愛していた人。

この世界で誰よりも大切な人。

???「蘭、ただいま。」

そう涙ぐんだ目でいう君。

涙もろいのは’お互い’変わってないみたいだ。

震えそうな声にグッと力を入れて返事をする。

蘭「おかえり…春ちゃん(泣)」



無事何とか終わることが出来ました😭😭

途中はデータが全部消えてもう一度1から考えるってハプニングがありましたが、何とかここまでくることが出来ました💦💦

今度は竜春出そかなって思ってるので楽しみに待っててくれたら嬉しいです!!

それではまた違う作品でお会い致しましょう👋👋

♡とコメント待ってます〜☺️☺️

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