side : chopper
「ひとまず、これで大丈夫だ。
あとは目を覚ますのを待つだけだけど、寝不足に高熱、この様子だとしばらくは眠り続けると思うゾ」
「よ゙がっだァァ・・・」
突然、びしょ濡れのルフィが飛んできたかと思えば、「○○を助けてくれ」と血相を変えておれに頼み込んできた。
何のことかわからないおれがどうすることも出来ずにいると、これまたびしょ濡れのゾロが女を抱えて船に上がってきて。
すげェ高熱のそいつは意識もないまま、海に沈んでいくとこだったらしいのをルフィが見つけて飛び込んだらしい。
「ルフィ、○○って・・・」
「お前らに話した奴と一緒だ。
ん~、でもなんでここにいんだ?」
「静かにした方がいいから、おれ達は外に出よう。
目を覚ましたとき誰かが傍にいた方がいいな・・・」
「おれがいる!」
「・・・ルフィに出来んのか?」
全く同じことを、ウソップも思ったらしい。
「できる!
○○が目ェ覚ましたらチョッパー呼んだらいいんだろ?」
「そうだ」
「なら大丈夫だ!」
「無理に起こしたりするなよルフィ!」
念に念を押して、おれ達は医務室を出た。
「・・・にしても、あの子とルフィが、ねぇ・・・」
「ヨホホホ、綺麗なお嬢さんでしたね。
目を覚ましたらパンツを・・・」((バキィ!!
「・・・なんか今すげー音したぞ」
いつもの調子のブルックをナミが思いきり殴る。
「女っ気なんざ全く無かったってのにな」
「全くどころか、そんなのに興味ないと思ってたわよ」
「・・・ルフィも男だったってことだな」
「何言ってんだ?ルフィは男だゾ!」
ルフィが女なわけねェ。
おれと同じ、男だ!
「ふッ、チョッパーにゃ縁のねェ話だな」
「何のことだゾロ?」
「んや、何もねェ。・・・にしても、」
「「「「 あのルフィに、女ねェ・・・ 」」」」
しみじみ頷く仲間を見て、おれは首を傾げるのだった。
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コメント
1件
凄く最高でした!! 来週も楽しみにしてます!!頑張って下さい!