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「和解もできたし、もう防犯カメラは必要なさそうね!」え?お母さん?何言ってんの、
「━━ごめんなさい、あなたが心配で、でもどんな顔して会えば良いか分からなくて、いたしかたなかったの。」
「え?」
別に嫌な気持ちではない。私も一度友達の部屋にイタズラ半分で付けて、こっぴどく怒られた。しかし衝撃の方が大きい。あの冷徹なお母さんが私を心配?嬉しいような嬉しくない用な、やりたいことを済ましてから怒ろうかな。
「あのね、お母さん、影子の葬式をしたい。死体がまだ私の寝室にあるから。」
毎日、朝と夜に挨拶を欠かさずに影子に話しかけていた。現実を受け入れられなくて、話しかけていたらいつか、返してくれるかもしれないと、淡い期待を抱いて。
葬式の当日を迎えた。あまり人は呼ばず、お母さんと私、そしてひおり。ここの3人だけが私の過去を分かってくれている、というか分かっているから。
「影子、あっちの世界では楽しく過ごして私を待っててね
。」
酷いいじめを受け、自○をした影子。天国では楽しく過ごしていて欲しい。私がそっちへ行くまでは。
今にも動き出しそうな体。今にも開きそうな目。火葬場で見送るのが嫌だ。可愛い影子が、誰よりもお人好しで優しかった影子が隣から居なくなってしまうから。
棺桶の中の影子をもう一度見たくて、最後に見れる影子の顔だから。どうにか頼み込んで見ることが出来た。
「━━━影子、、うぅ、」
言いたいことが言えなくて、でも悲しくて、心の中で双子の私たちは繋がっているよね、そう信じて棺桶から手を離した。
火葬される影子を見送る。本当はイタズラで死んだふりをしていたんじゃ?そしたら助けないと、でも叫び声は聞こえないし。そんなイタズラする子じゃない。
骨になって出てきた影子。骨の一部をアクセサリーのようなものにして、身につけることができると聞いた。最近の技術ってすごいな。
骨のネックレスを作ることにした、結構お金がかかった。悲しいな。
骨のネックレスをつけて、より一層一心同体になれた。やっぱり影子が隣にいなきゃダメだよ。
「「なんで、死んじゃったの?」」