私は昔から整理整頓が苦手だ。
祖父母や父母から貰ったおもちゃ、ぬいぐるみ、かっこいい車の模型、某仮面ライダーのフィギュア。
それらは私が幼稚園のときに貰ってからずっと中学校卒業まで捨てる事が出来なかった。
学生時代に友達から貰ったプレゼントも、今も大切に使わせてもらってる。
ボロボロだが、捨てられないのだ。
どうやら私は思い入れのあるものは勿体無いから、と言って手放す事ができないようだ。
だから今も、
花と散った貴女の形見も手放せずにいる。
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解説
語り手は整理整頓が苦手であり、特に思い入れのあるものは捨てられない癖が昔からある。
主人公の想い人であった彼女は、この世を去ってしまう。(それが”花と散った”という表現となる)
彼女の生きていた証である形見を見ていると苦しくなってしまうので手放そうと決意するが、昔からの癖で何年経っても手放す事ができず、一人寂しくその形見を大事にとっておいている。
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