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柔らかい感覚と優しい花の匂いが鼻にツンと差す。
視界がやがて明るくなり、周りを見渡すと金色の花畑がある、確かバターカップ。
好きなゲームでよく出てきた花だったから、よく覚えている。
「ここ、どこ?」
わからない。
頭でも打ったか、幻覚を見ているか、こんな場所、あのゲームでしか知らない
光が差し込んできた。
金色の花が風で舞って、そこからボーダーの服を着た子供が現れた。
「……やあ」
「誰……?」
一歩、近づくと、ふわりとバターカップの匂いが濃くなった。相手の顔は、光に溶けてよく見えない。服の色もわからない
「あなたは誰?ここはどこ?」
「君の知っている世界、Undertaleの世界だよ」
夢でも見ているのだろうか、ゲームの世界にいる?夢にも程がある。だというのにこの胸の鼓動はどうしたって収まってくれない
現実が崩れていく