テラーノベル
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次の日の朝。
熱もすっかり下がって、たっつんは久しぶりにリビングへ顔を出していた。
「お、復活!」
「たっつんさんおかえり〜!」
メンバーたちがわっと集まってくる。
「もう大丈夫なん?」
「昨日じゃぱぱずっと付きっきりだったよな〜」
「うるさいわ」
たっつんは照れ隠しみたいに返す。
でもその横で、じゃぱぱはちょっと誇らしげだった。
「ちゃんと薬飲んで寝たからね」
「保護者かお前」
みんな大笑い。
でも確かに、昨日のじゃぱぱはすごかった。
ずっと隣にいて、何かあればすぐ気づいて、たっつんが寝るまでずっと手を握っていた。
思い出すだけで少し恥ずかしい。
すると、なおきりがニヤッと笑う。
「じゃぱぱさんさぁ」
嫌な予感。
「看病めっちゃ頑張ってたし、ご褒美とかないん?」
数秒停止。
「「は!?」」
たっつんとじゃぱぱ、声が揃う。
周りは大爆笑。
「確かに〜!」
「24時間体制だったもんな!」
「お前ら煽るな!!」
たっつんが真っ赤になる。
でもじゃぱぱは少しだけ期待した顔をしていた。
それに気づいてしまった瞬間、さらに恥ずかしくなる。
⸻
その日の夜。
リビングには二人きり。
メンバーたちは空気を読んで別室へ行っていた。
たっつんはソファでクッションを抱えながら、ちらっと隣を見る。
じゃぱぱは普通にゲームしてる。
……でも。
たまにこっち見てくる。
「……なんや」
「別に?」
絶対何かある。
たっつんがじとっと睨むと、じゃぱぱが少し笑った。
「ご褒美くれるのかなって」
「言うなぁ!!」
顔が熱くなる。
じゃぱぱは楽しそうに肩を揺らした。
「だって期待しちゃう」
「ガキかお前は……」
でも。
昨日ずっとそばにいてくれたことを思い出す。
しんどい時、安心した声。
「うん。いる」って言ってくれたこと。
たっつんは小さく息を吐いた。
「……まぁ」
「ん?」
「ありがたかった、とは思っとる」
その瞬間。
じゃぱぱがぴたりと止まる。
「……え」
「だから聞き返すなや!」
でも今日は逃げなかった。
たっつんは少し照れながらも、じゃぱぱの服の袖を軽く引っ張る。
「こっち来い」
「っ……」
じゃぱぱが素直に隣へ寄る。
距離が近い。
たっつんは数秒迷ったあと、小さく呟いた。
「……看病、ありがとな」
そして。
照れ隠しみたいに、軽くじゃぱぱの肩へ額をこつんと当てた。
静止。
じゃぱぱの思考が完全に止まる。
「……たっつん」
「なんや」
「それ、ご褒美として強すぎる」
「知らん」
でも声は少し笑ってる。
するとじゃぱぱが、めちゃくちゃ嬉しそうな顔でたっつんを抱き寄せた。
「……やば、看病してよかった」
「最低な感想やな!?」
二人で笑う。
そのあと。
じゃぱぱがそっと頬に触れて、小さく聞く。
「……もう一個、ご褒美ほしい」
「調子乗んな」
即答。
でも数秒後。
たっつんは小さくため息をついて、観念したみたいに呟く。
「……一回だけやからな」
その瞬間、じゃぱぱの顔がぱっと明るくなる。
そしてすごく大事そうに、優しくキスをした。
離れたあと。
じゃぱぱは幸せそうに笑いながら、たっつんをぎゅっと抱きしめる。
「……元気になってよかった」
その声が優しくて。
たっつんは少し照れながらも、小さく笑った。
ありがとうございましたー!これにて終わりにします!
コメント
5件

はああああんん甘々な空気すぎてほんと最高でした……😭こんな素敵な作品に出会えて嬉しいです✨✨今まで見てきた作品の中でいちばんすきです😭😭
一気読みさせて貰いました! 凄い甘々すぎてヤバかったです! けどめっちゃ好きでした! これからも頑張ってください!!