rbru
ご本人様方とは全く関係ありません
ここから先は伏せ字なし
「小柳君ってASMR聞いたことあります?」
突拍子もなくそんなことを聞かれて首を傾げる。
「ASMR?名前はよく聞くけど…何気に自分で聞いたことはねぇな」
「あ、やっぱそうなんですね」
「やっぱってなんだよ」
「まぁまぁ、実はそんな小柳くんにおすすめのASMR動画がありまして…」
そう言って星導はずいっとスマホを近づける。
そこには【聞くだけで気持ちよくなる音】と書かれていた。
「……なんだこれ」
「文字通りですよ?聞くだけで気持ちよくなれる音らしいです」
「お前聞いたの?」
「まぁ聞きましたけど俺は慣れてるし…初見の反応を見てみたいんですよねぇ」
「初見って…」
俺が渋っていると、ぐっと肩を押されて椅子のある場所へと向かわせられた。
「は!?ちょ、なん、押すな!!」
「まぁまぁ物は試しですよ、初めて捧げちゃいましょう?」
「語弊を生む言い方すんな!」
「くっそ…」
結局力では星導に勝てず椅子に座らせられイヤホンをつけられた。
ここまで来たら抵抗する気力さえなくなってしまう。
「で?これ聞けばいいわけ?」
「ええ…あ、ちゃんと最後まで聞いてくださいよ?全部いい音なのに聞かないとか勿体ないですから」
「あぁはいはい分かった分かった…そんなことしないから大丈夫だって」
「言質とりましたからね」
「言質って…」
星導の圧が少し怖くて目をそらす。
「ほら、早く再生ボタン押してください」
「ちょ、分かったから手掴むな!自分で押せるから!!」
なんでコイツは変に距離が近いんだ…
そんなことを思いながら再生ボタンを押すと、2つのマイクが映し出された。
「へー…ちゃんと映像もあるんだな。音だけだと思ってたわ」
「え、そんな事も知らないんですか?ほんとに初心者なんですね」
「うるせぇな、いいだろ別に」
このマイクをどう使うのだろうか。
疑問に思っていると、今度は2本の綿棒が映る。
それがマイクに触れると音が耳に伝わってきた。
「うぉ…」
「あ、聞こえます?」
「聞こえる、けど…」
少しゾワゾワとした感覚が全身に走る。
「これで最初ってマジかよ…次何来んの?」
「え、もう次が来ると思ってるんですか?綿棒まだ終わりませんよ」
「は?」
すると、今まで止まっていた綿棒がマイクを擦り始めた。
「っん゛…!?」
その瞬間、体に電流が流れたかのような感覚に陥った。
動かされる度に腰が震える。
…これはまずい。
そう思って停止ボタンを押そうとするが上手く手が動かない。
「ちょっ、星導これ止めて…!」
かろうじて星導に助けを求める。
しかし彼は悪い笑顔を浮かべていた。
「えぇ〜嫌ですよぉ」
「は!?なんで…!」
「だって約束しましたよね?最後まで聞くって。了承したのは小柳君でしょう?」
「それはそう、だけど…っ」
「ほらほら、もう次始まりますよ?」
星導の言葉にぎょっとして画面を見ると、確かに綿棒は画面から消えており代わりにスライムが映っていた。
なんだこれ、と思っているとそのスライムがマイクを覆う。
またビリビリとした感覚が俺の体を襲った。
「ひぁ゛っ!?」
「んふ、小柳君大丈夫ですか?最後まで持ちます?」
「っ……」
ニヤニヤと笑いながら言う星導にイライラが募る。
「別に持つし?あんま馬鹿にすんなよ俺のこと」
「わぁかっこいいですねぇ〜さすが小柳君」
「っコイツ…」
「っはぁ、はーっ…」
やっと動画が終わり、肩で息をする。
10分ほどの動画だったがまるで1時間ほどあったような感覚だ。
しかしもう動画は終わり。星導が俺をいじることもない。
「ほら見たか、ちゃんと持ったし?俺を舐めんなよって」
「……」
星導は黙り込むと、俺の右耳のイヤホンを外した。
「は?何……」
すると、右耳に息を吹きかけられる。
「い゛ぁっ!?♡」
今まで感じたことのない感覚。
未知の感覚にびっくりして椅子から転げ落ちてしまった。
「いって!?なん、マジで何なんだよ…!」
「あはっ、小柳君面白すぎません?そんなことなります?」
ケラケラと笑ったかと思うと、星導は突然俺を押し倒した。
色々と情報量が多すぎて頭が追いつかない。
「なっ、は?何…」
「何って小柳君が可愛いから…というか小柳君そんなに耳弱かったんですねぇ」
わざとらしく口角を上げて聞く星導に恐怖を覚える。
「べ、つに弱くねぇし?さっきの動画だって最後まで聞けたし」
「え〜でもさっき椅子から転げ落ちてませんでした?滑稽でしたよ、あれ」
「ぐっ……」
「それに…ねぇ?」
そう言うと星導は俺の左耳に顔を近づけ、さっきと同じように息を吹きかけた。
「んあぁ゛っ!♡♡」
ASMRのときとは比べ物にならない。
まるで強力なスタンガンを当てられたみたいだ。
「ほらぁよわよわじゃないですか、可愛いですねぇ」
「うるっ、せぇな…//」
ギロリと星導を睨んだが怯むこともなく、むしろ目を細めてすらいる。
今度は両耳の耳たぶを爪でカリカリと引っ掻かれる。
「ぁ゛っ♡ちょ、やめ…」
「これでもダメなんですか?そりゃASMRであんなになっちゃいますよねぇ」
「っ///もぉやめろ!!」
星導の手を掴んで引き離そうとするが力が入らない。
元々の力の差もあり全く抵抗ができず、また星導を睨んだ。
「お前力強すぎだろ…」
「いや小柳君が弱すぎるだけじゃないですか?というかその顔やめてくれません?興奮するので」
すると星導はまた俺の右耳に顔を近づける。
さっきのように息を吹きかけられるのかと思い体を強張らせた。
しかし、襲ったのはまた別の感覚。
星導は俺の耳を舐めていた。
「ん、あ゛あぁっ!?♡ちょ、星導やだ!やめろ!♡♡」
「さっきより反応いいですね〜…これはどうです?」
そう言うと星導は小さく口を開け、ガリッと俺の耳を噛んだ。
その瞬間、今まで感じたことのない快感が全身を襲う。
「お゛、あ゛あぁあっ♡」
「あは、かーわい…♡」
何かのスイッチが入ってしまったのか、また耳を噛まれる。
「ひあ゛っ!?♡♡ま、まって゛ほしるべっ、っもぉイく…♡」
「嘘、これでイっちゃうんですか?かわいいですねぇ…♡」
すると星導は俺の左耳を大きな手で塞いだ。
そして右耳に顔を近づける。
「ロウ、イっていいんですよ♡」
「っ〜〜〜!?♡♡♡」
ビュルルルルッ♡
片耳を塞がれているから星導の声しか耳に入らない。
そんな状態で耳元で囁かれ、呆気なくイってしまう。
「っは、はぁっ、♡ぅあ゛…♡♡」
「ありゃ、本当にイっちゃいました?トロンとした顔しちゃって…かわいいですね〜」
「うるせぇなまじで…くそが…」
「そんなこと言っちゃっていいんですか?小柳君のここ勃ってますけど」
そう言って俺のモノを指差す星導。
恥ずかしさで顔が熱くなり、同時に息も荒くなる。
「っ……//」
「ほら小柳君、どうしてほしいんですか?」
「お、まえ、分かってて聞いてんだろ…!」
「え〜?そんなことないですよぉ、星導言ってくれないと分かんないですねぇ」
「くっそ…」
ニヤニヤと笑う星導に怒りを覚える。
しかし欲に勝つことはできなかった。
「……犯して、ください」
「んー、もう一息」
「はぁ!?お前…!」
「ほらほら良いんですか?俺作業行きますよ?」
「っ……ぇっ、ち、しませんか」
普通じゃ絶対に言わないようなことを言ってしまう。
そんな俺を星導は目を見開いて見つめた。
「え、なん、そんなこと言ってくれるんですか?可愛すぎません…?」
「あーもううるせぇな!//言ってやったんだからもういいだろ!」
「はいはい分かりましたよ。じゃあ…」
ぐっと頭を引き寄せられ、また耳元で囁かれる。
「えっち…しちゃいましょうか♡」
「う゛ぁっ!?♡♡、は、い…♡」
これからのことに期待してしまい、まだ始まってすら居ないのに腰が震えた。
コメント
2件
性癖に刺さりすぎました😿 本当に最高ですありがとうございます🥲 rbの声で囁かれたらやばいですよね、、、、